【2020年7月】POSデータ分析レポート
~飲食店売上動向と時間帯別構成比・テイクアウト売上比率~

POS+ マクロデータ

POS+(ポスタス)は、新型コロナウイルス禍における飲食店を取り巻く環境変化や実態を調査し、積極的に情報配信や支援策の検討を行うことで、当サービスのビジョン“おもてなしのお手伝いで、はたらく、を笑顔でみたす。”の実現を目指してまいります。


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集計背景

5月25日の全国緊急事態宣言解除以降、飲食店の売上は回復傾向にありますが、第二波の懸念による客数減やソーシャルディスタンスの確保による入店制限など、依然として経営が安定しない状態は続いています。新型コロナウイルス感染症対策に伴い、運営体制の見直しや販路拡大への取り組みが急務となる中、昼営業に力を入れ始める居酒屋業態や、イートインに加えテイクアウトサービスを開始する店舗が増えています。そのような状況を受け、POS+(ポスタス)は定点調査である飲食店売上レポートに加え、新たに時間帯別売上構成比率およびテイクアウト売上比率の集計を開始し、その結果をとりまとめました。

集計サマリ1

月次推移で見ると4月が最も低く、売上昨対比23%だった。その中でもSTAY HOME週間にあたる4/27週が売上の底となり、売上昨対比16%まで落ち込みを見せた。
GW後半から自粛疲れの影響により外出する人が増えた結果、客数が先行して回復し始め、緊急事態宣言の段階的な解除に伴って売上が客数に追いつくかたちで上昇。
6月前半までは売上が伸び続けたが、6/15週以降回復が鈍化。要因として、第二波の懸念による客数減やソーシャルディスタンスの確保による入店制限などが考えられる。

集計対象:レジを導入している飲食店
集計内容:飲食店の月次売上推移と週次売上推移
集計対象:POS+のPOSレジを導入している飲食店
集計期間(月次):2018年12月1日~2019年6月30日、2019年12月1日~2020年6月30日
集計期間(週次):2019年3月25日~2019年7月7日、2020年3月23日~2020年7月5日
集計手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計

売上昨年同月対比(エリア別)

3月:売上昨対比68% 客数昨対比69% 20~22日の3連休明けから関東の客数・売上が下降。
4月:売上昨対比23% 客数昨対比27% 外出自粛の影響で全国的に落ち込みを見せたが、GW後半から客数が先行して回復。
5月:売上昨対比31% 客数昨対比32% 14日以降、段階的な緊急事態宣言解除とともに、売上が客数に追いつくかたちで上昇。
6月:売上昨対比57% 客数昨対比57% 5月25日の全国緊急事態宣言解除から客数・売上が同推移で上昇、6月末時点では70%近くまで回復。エリア別で見ると北海道地方、関東地方が全国平均を下回っている。

売上週次推移(エリア別)

5月14日以降、段階的な緊急事態宣言解除を受けて売上がU字回復の動きを見せ、6月前半までは好調に推移した。
6月19日に全国県境移動制限解除が発表されたものの、回復のペースが上がっていない。第二波の懸念による客数の減少やソーシャルディスタンスの確保に伴う入店制限などが要因として考えられる。

集計サマリ2

4・5月の売上昨対比はデイタイムがディナータイムと比較して20%前後高く、デイタイムの売上構成比率が36%前後まで上昇した(平常時+14%)。
6月の売上昨対比はディナータイムが55%(前月差+30%)と上昇した一方、デイタイムは65%(前月差+15%)となり、依然として10%の開きがある。ディナータイムの売上回復に伴い、売上構成比率がデイタイム25%(前月差-11%)、ディナータイム74%(前月差+13%)となった。
テイクアウト売上比率は、4・5月のデイタイムは専門料理・居酒屋の2業種が上昇、ディナータイムは食事系の業種が最も伸びた。6月はデイタイム、ディナータイムともに全業種でテイクアウト売上比率が低下したが、いずれも平常時より高い比率を維持している。

集計内容:飲食店の時間帯別売上構成比率とテイクアウト売上比率
集計対象:レジを導入している飲食店の中で、業種が「居酒屋」、「専門料理」、「食事系」に分類される店舗
・「居酒屋」:和風居酒屋、洋風居酒屋
・「専門料理」:和食、イタリアン、中華、韓国料理など
・「食事系」:定食、ラーメン、そば・うどん、レストランなど
集計期間:2019年2月1日~2019年6月30日、2020年2月1日~2020年6月30日
集計手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計

時間帯別売上構成比(前年比較)

前年の実績を見ると平常時はデイタイムの売上構成が22%前後、ディナータイムの売上構成が77%前後で推移している。
4・5月はデイタイムの売上構成が36%前後まで上がり(平常時+14%)、6月は25%まで下がった。逆に、ディナータイムの売上構成は前月差+13%となった。

テイクアウト売上比率の推移(業種別)

デイタイムとディナータイムの売上昨対比推移を比較すると、4・5月はディナータイムの落ち込みが大きい。6月はディナータイムが大きく伸長したものの、依然としてデイタイムとは10%の開きがある。
テイクアウト売上比率は、4・5月のデイタイムは専門料理・居酒屋の2業種が上昇、ディナータイムは食事系の業種が最も伸びた。6月はデイタイム、ディナータイムともに全業種でテイクアウト売上比率が低下したが、いずれも平常時より高い比率を維持している。



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