業務効率化と売上アップを支援するクラウドPOSレジ「ポスタス」
2020.10.28
POS 店舗管理 機能

在庫管理の改善事例と実践できる4つのポイント

店舗運営の効率化にお悩みの方へ

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欠品や余剰といった在庫トラブルを防ぐためには、在庫管理の見直しが効果的です。本記事では、システムの導入によって在庫管理を改善した事例を紹介し、あわせて在庫管理の改善を実践するために不可欠な4つのポイントを解説します。

在庫管理の改善事例

在庫管理の改善は、有形商品を取り扱う企業にとって必要不可欠です。自力でなかなか改善できずに悩むケースも多いですが、近年ではシステムの普及により、大幅に在庫管理を改善させた事例も増えてきました。

実際にシステムの導入によって在庫管理を改善した事例を、異なる業種および運営規模から解説します。

飲食店の事例~過去データの把握・分析で課題を解決

まずは、和食を専門に提供している飲食店の事例です。こちらは本格的な海鮮和食を楽しめる飲食店として、地元客だけでなく観光客にも愛されています。

・導入前の課題
旬の食材を活用した和食を提供しているため、季節により使用する食材が頻繁に変動。仕入れるべき食材の量を見極めるのが難しいという課題がありました。

・導入の効果
在庫管理システムの導入で、どの食材をどの程度仕入れるべきかが明確になりました。

在庫管理システムのデータをさかのぼると、去年は旬の食材をいつ、いくらでどのくらい仕入れ、どの程度お客様に注文されたのかがひと目でわかります。過去のデータをもとに今年の仕入れ量を調整することで、廃棄を増やさずお客様に十分提供できる量の安定した仕入れが実現できました。実績データを定量的に考慮することが適切な在庫管理につながった好例です。

【導入事例】きんくら酒場 金の蔵
https://www.postas.co.jp/casestudy/2055/index.html

薬局の事例

続いて、薬局の事例です。こちらは複数の店舗を展開しており、地域に根差した薬局として住民から支持されています。

・導入前の課題
システム導入前に使用していたレジは電卓機能しか搭載されていないシンプルなもの。そのため、複数ある店舗で「何が」「いつ」売れたか、商品の流れをつかむのが困難でした。また、管理部門では医薬品専用の在庫管理システムがあったものの、健康食品などは専用のシステムがなく、Excelで在庫を管理。スタッフにかかる負担は相当なものでした。

・導入の効果
在庫管理システムの導入により、複数店舗の商品の流れを俯瞰で把握できるようになりました。商品がどの店舗でいつどのくらい売れたかデータとして残り共有できるので、店舗ごとに適切な在庫を保てるようになったのです。これは、多店舗展開を行っている小売店や飲食店全般に応用が利く成功事例です。

さらに、医薬品以外の商品にも使える在庫管理システムができたことで、Excelでアイテム数の増減を手入力していたスタッフの負担が減り、業務効率化にもつながりました。

【導入事例】株式会社水戸薬局
https://www.postas.co.jp/casestudy/415/

在庫管理を改善する4つの方法

在庫管理を改善する4つの方法

在庫管理業務の改善のための、4つのポイントを紹介します。

  • ロケーション管理の方法を変える
  • 発注方式を変更する
  • ハンディターミナルを利用する
  • 在庫管理システムを導入する

ロケーション管理の方法を変える

ロケーション管理方法の変更は、在庫管理の改善につながります。

ロケーションとは、在庫を置いている場所のこと。どこに、どの商品が、どれくらい置いてあるかを把握することがロケーション管理です。

ロケーション管理方法には、以下の3つがあります。

  • 固定ロケーション
  • フリーロケーション
  • ダブルトランザクション

固定ロケーションは、商品ごとに置き場所を決める方法です。どこに何が置いてあるか覚えやすい一方で、空きスペースができても決められたもの以外は置けず柔軟性に欠けるというデメリットもあります。

フリーロケーションは空いたスペースにどんどん商品を入れていく方法です。スペースを有効活用できますが、どこに何を置いたかわかりにくくなることもあります。

そしてダブルトランザクションは、固定ロケーションとフリーロケーションの良いところ取りをした、より柔軟なロケーション管理方法です。

ロケーション管理については以下の記事で詳しく解説しています。合わせてご確認ください。

関連記事
ロケーション管理とは?ロケーション管理の種類・改善方法とエクセルで管理するデメリット

発注方式を変更する

現在採用している発注方式の変更が、在庫管理の改善につながる可能性もあります。

発注方式にはいくつか種類がありますが、以下の2つが主流です。

  • 定期発注方式
  • 定量発注方式

定期発注方式では、毎月1日、毎週月曜日など、タイミングを決めて発注します。いつ発注するかは決まっていますが、発注量は過去のデータや流行などを考慮して決める必要があります。

定量発注方式とは、在庫量が決められた基準を下回ったタイミングで一定の量を発注する方法です。残りの在庫数がどのくらいになったらどの程度追加発注するのかを事前に決めておくことが必要です。

関連記事
発注点とは~計算方法・発注点を使った発注管理のポイント

ハンディターミナルを利用する

ハンディターミナルの導入は、在庫管理の効率化に大きな効果が期待される施策です。

ハンディターミナルは、バーコードや二次元コードなどを読み取ることで素早くデータを収集し処理できるものです。在庫管理にハンディターミナルを取り入れると、いつどこでどの商品に動きがあったかをリアルタイムで登録でき、業務の大幅な効率化につながります

在庫管理システム・POSシステムを導入する

ご紹介してきた事例のように、在庫管理システムやPOSシステムを導入することも有効な改善方法のひとつです。システムを導入することで、人力で行っていた業務が自動化されるため、スタッフの負担軽減やミスのない正確な在庫把握につながります。

「POS+ retail」は、小売店向けに特化したPOSシステムで、店舗の在庫管理システムの最適化、利益の最大化をサポートするサービスです。在庫管理をデータ化し運用できるため、在庫量を常に的確に把握できます。さらに、複数店舗をまたいだ俯瞰での在庫管理も可能なため、多店舗展開を行っている店舗や企業にも適しています。

レジでの会計から在庫照会、入荷や出荷、検品、棚卸などをタブレット1枚ですべて完了できるので、スタッフの負担が軽減されるほか、さまざまな切り口からデータを分析し、在庫数の確認だけでなく今後の発注数の変更なども柔軟に行え、的確な在庫管理につなげられます。

小売店に特化したさまざまな機能をもつPOS+ retail

まとめ

他社が実践済みの事例には、自社にも応用できるヒントが隠れています。ぜひ本記事で紹介した事例を分析して、在庫管理の改善にお役立てください。

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