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カフェ経営・開業のポイントとノウハウ~タブレットPOSレジで課題を解決

「いつか自分でカフェを開いてみたい」と考えている方にとって、なにより大切なのは情報収集。憧れのカフェ経営を始める前に、知っておくべきポイントがいくつかあります。

本記事では、カフェ経営を成功させるためのコツと、順調な経営をサポートするタブレットPOSレジが果たす役割について、詳しく紹介していきます。

カフェ経営成功の第一歩は「コンセプト設計」

カフェ経営成功の第一歩は「コンセプト設計」

カフェ経営を成功させる上で大切なことは「自分はどんなお店を作りたいのか」というコンセプトを明確にすることです。

カフェと一口にいってもオシャレでスタイリッシュな空間なのか、あるいは落ち着いた純喫茶風なのか、そのコンセプトは千差万別。コンセプトがぼやけていると、カフェのインテリアや提供するメニューも定まらないので、まずはここをはっきりさせましょう。

カフェ経営のメリットとデメリット

カフェ経営にはメリット・デメリットの両方が存在します。

まずメリットとしては、カフェは小さなスペースで開業でき大規模な厨房施設も要らないため、他の飲食店よりも手軽に始めやすいという点です。またカフェの多くが個人経営のため、すべて自分の裁量で決めることができるのもメリットのひとつ。店で出すコーヒーやお茶についても、自分が求める味にとことんこだわることができ、好きなテイストを詰め込んだ自分だけの世界観を展開できることもカフェ経営の魅力です。

一方、個人経営であるからこそ、売り上げ管理や仕入れ、原価計算などもすべて自分でやらなければなりません。カフェ経営が軌道に乗るかどうかはすべて自分の力量にかかっており、そのプレッシャーは相当なもの。また、カフェを始めるには「食品衛生責任者」の資格を取らなくてはならず、30席以上の広い店舗になると「防火責任者」の資格も必要になります。

メリットデメリット
手軽に始めやすい
他の飲食店に比べて開業資金が安価
個人経営が主で、自分の裁量でできる
自分のこだわりを追求できる
好きな世界観にひたれる
やらなければならない仕事が多い
食品衛生責任者の資格が必要
広い店舗だと防火管理者の資格が必要
全責任が自分ひとりにのしかかる

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カフェ経営に欠かせない5つのポイント

カフェ経営を成功させるには、「集客」「リピーター獲得」「競合・市場調査」「空間づくり」「データ分析」といった5つのポイントがカギを握ります。

集客施策~多彩にある宣伝活動を把握する

最初のポイントである「集客」とは、文字通りお客様を集めるための施策のことです。

カフェの集客手段はさまざまありますが、こちらでは一般的な「チラシ配布・フリーペーパーや地域情報誌への広告掲載」、「公式ホームページやブログの作成」、「SNSや口コミの利用」の3種類について解説します。

それぞれのメリット・デメリットを下表にまとめていますので、最適な方法を検討してください。

チラシ配布
フリーペーパー
地域情報誌
公式HP
ブログ
SNS
口コミ
特徴紙のチラシをポストイン、広告を紙媒体に載せるインターネット上に独自のサイト・ブログを掲載SNSや口コミサイトに投稿
メリット・デメリット:近所の住人に確実に知らせることができる
×:費用がかかる
:カフェの雰囲気をそのまま伝えられる
×:更新の手間がかかる
:手軽で取り組みやすく、拡散力がある
×:悪い評判も広がりやすい
費用発生する場合によっては発生する発生しない

チラシ配布・フリーペーパー・地域情報誌

チラシ配布・フリーペーパー・地域情報誌

チラシ配布やフリーペーパー・地域情報誌への広告掲載はオーソドックスな集客手段で、近所の住人にカフェがオープンしたことを確実に知らせることができ、非常に有効です。最近は大半がポストインで、すぐに捨てられてしまったとしても店名くらいは目に入るもの。「カフェができた」という事実を知ってもらうことがまず大事ですので、チラシの効果は侮れません。

フリーペーパーや地域情報誌への広告掲載も同様で、確実に誰かの目に入るというチャンスを秘めています。

ただしチラシも広告も無料では作れず、何らかの費用が発生してしまうのがネックです。

公式HP・ブログ

インターネット上に、カフェの公式ホームページや公式ブログを用意するのも最近では当たり前になってきました。インターネットならSNS等の方が手軽でいいと思われがちですが、ホームページやブログをカフェのデザインテイストを合わせることで、カフェの雰囲気をそのまま伝えることができます

費用面では、レンタルサーバー等を借りたりすれば多少の出費はありますが、一切お金をかけずに済ませることも可能。ただし、ホームページやブログは一度作ったら終わり、というわけではなく、ある程度の頻度で更新をしなければなりません。更新がほとんどなく、放置されたままのHPやブログはカフェ自体の魅力を失わせ、かえって逆効果になってしまいます。

SNS・口コミ

SNSや口コミサイトにカフェの宣伝を投稿するのは、最もお手軽で取り組みやすい集客手段です。費用も一切かからず、誰でもすぐに始められます。投稿をシェアしてもらい拡散されれば、多くの人の目に触れることになり、宣伝効果はとても高くなります。

しかしこの拡散能力があだとなることもあり、いったんお店の悪いうわさやクレームなどが投稿・拡散されてしまうと、容易に止めることはできません。誰もが投稿できるSNS・口コミサイトだからこそ悪用されるリスクもあり、「あおり投稿」「炎上」に注意する必要があるでしょう。

リピーター獲得~顧客データを定量分析

リピーター獲得~顧客データを定量分析

いわゆる「常連」と呼ばれるようなリピーター客の獲得は、カフェ経営にとっての最重要課題といって差し支えありません。カフェという客単価が低い業態では、毎日のように通ってくれるリピーターは、なくてはならない存在だからです。

リピーター獲得のためには、顧客データの綿密な分析が欠かせません。どのような観点で分析をすべきか、具体的に見ていきましょう。

年齢層と男女比~顧客の基本属性

現状の来店客層にて、男女どちらのお客が多いのかをまず把握しましょう。男性向けと女性向けでは好まれるインテリアやメニューも異なってくるので、多い方の客層に合わせてさらなる集客アップを狙うのか、逆にあまり集客できていない性別に向けてアプローチするのか、経営的な判断が必要です。

また、同じ理由で年齢層によっても好みが大きく異なるため、メイン客層の年代も把握しておかなければなりません。年齢は面と向かってはなかなか確認しづらいので、ポイントが貯まる会員カードなどを作って、個人情報を登録してもらうといった手段も有効です。

曜日と時間帯・ピークタイム~顧客の行動属性

顧客の基本属性が把握できたら、何曜日の何時ごろに来店する顧客が多いのか、また平均的な滞在時間はどれくらいかを調べましょう。ピークタイムに合わせてスタッフを増員させる、席を増やして多く座れるようにするなど、スムーズな運営を心がけるようにすれば顧客満足度が高まり、リピーターも増えるはずです。

平均的な滞在時間が長めなのであれば、半額でコーヒーのおかわりができるといったサービスを取り入れるのもいいでしょう。他の店にはない満足感を打ち出すことで、「また来たい」と思わせることがリピーター客獲得への近道です。

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人気メニュー~顧客の嗜好属性

人気メニュー~顧客の嗜好属性

どのカフェでも、いわゆる「看板メニュー」と呼ばれる売れ筋があるもの。どうしてそのメニューが好まれるのか、男女別や年齢別に注文数などの分析をすることで、ヒットの理由が分かってくるでしょう。

顧客アンケートなどでリアルな意見を聞くのも有効で、「美味しいけど少し高い」「もう少し安ければ毎回注文したい」という回答があれば、価格のほんの少し下げるだけでリピーターが増えるかもしれません。

競合・市場調査~経験者の知見や他店の工夫から学ぶ

競合店や市場調査も、カフェ経営には欠かせません。

自分の経験則だけではなかなか売り上げが伸びない時は、先輩のカフェ経営経験者に話を聞くのが手っ取り早いでしょう。最近ではカフェオーナーに向けたセミナーや勉強会もたびたび開催されており、そうした場に足を運べば業界内の人脈が一気に広がっていきます。

また、自分の店と似たような客層・雰囲気のカフェに、実際に「客」として行ってみるのも有効です。メニューのラインナップや価格帯を見るだけでも参考になりますし、スタッフの接客態度や会計のスマートさなどから学ぶことも多いでしょう。

カフェに限らず、有名レストランや大手チェーンなど、飲食店の成功談を紹介するテレビ番組やネットニュースを見ることもおすすめです。業態が違っても、飲食業界での成功例からは何らかのヒントをつかむことができます。

  • カフェ経営経験者の話を聞く
  • 別のカフェに「客」として行ってみる
  • テレビやインターネットで有名店の成功談を見る

くつろぎの空間づくり~顧客・スタッフ双方への配慮

カフェはただお茶やコーヒーを飲む場所でなく、空間そのものの雰囲気を楽しむというニーズが高いもの。そのため、他業態の飲食店よりもインテリアにこだわる必要があり、お店の外装・内装だけでなくテーブルやチェア、照明、雑貨など細部にまで気を配ることが大切です。

しかし、いくらオシャレな空間であっても、狭すぎる・暗すぎるなど安全面への配慮に欠けているのはNGです。スタッフが働きやすい導線と、客同士が心地よく感じる距離感を確保して、テーブル配置などを工夫しましょう。

データ分析~高機能レジ機能を活用しマーケティングを加速

データ分析~高機能レジ機能を活用しマーケティングを加速

カフェ経営にはデータ分析によるマーケティングが欠かせませんが、そこで活躍するのが「タブレットPOSレジ」です。iPadなどのタブレットを利用したシンプルなPOSレジは、カフェのおしゃれな雰囲気を壊すことなく、多くのカフェで採用されています。

銀座のレストラン「Salt grill & tapas bar」では、タブレットPOSレジ「POS+」を導入し、ABC-Z分析や販売したメニュー数、ターゲット層の分析を行うことで順調に売り上げを伸ばしています。集客の弱い層が見つかれば、そこを取り込むためにどのような施策を打つべきかを試行錯誤し、「POS+」のデータ分析能力を最大限に活かした戦略が実行されています。

詳しくはこちらの記事を参照してください。

ポイントを押さえてカフェ経営を成功させましょう!

カフェ経営のメリット・デメリットや、経営を成功に導くためのポイントを紹介してきました。押さえるべきポイントを押さえつつ、トライ&エラーを積み重ねていけば、カフェ経営は決して難しいことではありません。ぜひ未来のカフェ経営を成功させてください!

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