業務効率化と売上アップを支援するクラウドPOSレジ「ポスタス」
2021.07.19
調査/データ

【2021年7月】POSデータ定期レポート

緊急事態宣言解除の翌週にコロナ前の60%近くまで回復、アルコール解禁で居酒屋が前月から8.3ポイント上昇

クラウド型モバイルPOSレジの「POS+(ポスタス)」を提供するポスタス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:本田 興一)は、6月度の飲食店売上動向についてPOSデータを基に集計し、結果をとりまとめましたのでお知らせします。

なお、POSデータの集計結果に関しては、今後も定期的なお知らせをしてまいります。購読をご希望の方は以下よりお申し込みください。

今後もPOS+(ポスタス)は、飲食店を取り巻く環境変化や実態に関する情報を積極的に発信し、支援策の検討と提案を行うことで、当サービスのビジョン“おもてなしのお手伝いで、はたらく、を笑顔でみたす。”の実現を目指してまいります。

【目次】

  • 集計1:全国 売上・客数月次推移 2019年比/2020年比
  • 集計2:全国 売上週次推移 2019年比/2020年比
  • 集計3:業態別 売上月次推移 2019年比/2020年比

【集計1概要】

集計内容:全国 売上・客数月次推移 2019年比/2020年比

集計対象:「POS+」のPOSレジを導入している飲食店

集計期間:2019年1月1日~2019年12月31日、2020年1月1日~2020年12月31日、2021年1月1日~2021年6月30日

集計手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計

【集計1サマリ】

  • コロナ後の2020年比で見ると、4月・5月と2か月連続で売上が昨年対比を上回っていたが、6月は7割で着地した。昨年の6月は、1回目の緊急事態宣言が全国的に解除され、売上がコロナ前の6割まで戻っていた時期であった。
  • コロナ前の2019年比で見ると46.4%で、前月から5.5ポイント回復している。9都道府県で緊急事態宣言が6/20まで延長され、6/14週までは売上の回復に歯止めがかかっていたものの、6/21週以降は5割を超える売上で推移したことで、結果的に前月を上回る推移となった。
  • 客数も売上と同様の動きとなっており、コロナ後の2020年比で見ると4月・5月は上回り、6月は割り込んだ。コロナ前の2019年比で見ると49.7%で、前月から4.5ポイント回復している。いずれも売上の推移を3~6ポイントほど上回った。
<全国 売上月次推移 2019年比/2020年比>
<全国 客数月次推移 2019年比/2020年比>

【集計2概要】

集計内容:全国 売上週次推移 2019年比/2020年比

集計対象:「POS+」のPOSレジを導入している飲食店

集計期間: 2019年2月18日~2019年6月30日、2020年2月17日~2020年6月28日、2021年2月22日~2021年7月4日

集計手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計

【集計2サマリ】

  • 6/1に9都道府県で6/20まで緊急事態宣言を延長することが発表され、6/14週まではコロナ前の2019年比で見ると4割程度で推移をしていた。
  • 6/20に沖縄県以外で緊急事態宣言が解除され、7都道府県がまん延防止等重点措置に移行となった。緊急事態宣言の解除により、時間制限付きではあるがアルコールの提供が解禁となり、夜間の売上が昼の売上を上回る勢いで回復。緊急事態宣言解除の翌週には、全体の売上が一気に11.1ポイント上昇しコロナ前の6割まで回復している。このことから、消費者が外食を心待ちにしていた様子が窺える。
  • エリア別で見ると、全国平均を上回っているのが四国地方、中国地方、中部地方、東北地方、関東地方の5エリア。下回っているのが近畿地方、九州・沖縄地方、北海道地方の3エリア。6/20に緊急事態宣言が解除された岡山県・広島県が所属する中国地方は、緊急事態宣言明けで一気に18ポイントも売上を伸ばしている。
<全国 売上週次推移 2019年比/2020年比>
<参考:エリア別 売上週次推移 2019年比>

【集計3概要】

集計内容:業態別 売上月次推移 2019年比/2020年比

集計対象:POS+のPOSレジを導入している飲食店の中で、以下の4業種・25ジャンルに分類される店舗

・「食事系」:カレー、そば・うどん、ラーメン、食堂・定食、レストラン

・「軽食」:カフェ・喫茶、ハンバーガー

・「専門料理」:焼肉、韓国料理、寿司、お好み焼き、鉄板料理、ステーキ・ハンバーグ、フランス料理、中華料理、バー、海鮮料理、アジア・エスニック、イタリア料理、日本料理、しゃぶしゃぶ、その他西洋料理、沖縄料理

・「居酒屋」:和風居酒屋、洋風居酒屋

集計期間:2019年1月1日~2019年12月31日、2020年1月1日~2020年12月31日、2021年1月1日~2021年6月30日

集計手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計

【集計3サマリ】

  • 5月・6月を、コロナ前の2019年比見ると、全体で5.5ポイント上昇している。業態別に見ると、1番伸び率が高かったのは居酒屋で、前月に比べ8.3ポイント上がって平均を上回った。 6/20に沖縄県以外で緊急事態宣言が解除され、時間制限付きではあるがアルコールの提供が解禁となった影響と思われ、ジャンル別では和風居酒屋が8.8ポイント、洋風居酒屋が5.9ポイント、バーが8.1ポイント前月より上昇する結果となった。
  • 逆に、コロナ禍でも上位をキープしてきたハンバーガー、カレーは前月に比べて売上が微減しており、消費者の外食ニーズの移り変わりが予見される。7/12に東京都で4回目の緊急事態宣言が発令され、沖縄県では緊急事態宣言が延長となったが、今月中にまん延防止等重点措置が解除されるエリアもあるため、ジャンル別の動きに影響が出る可能性がある。今後も各ジャンルの動向を注視していきたい。
<業態別 売上月次推移 2019年比/2020年比>
<ジャンル別 6月売上ランキング 2020年比>
<ジャンル別 6月売上ランキング 2019年比>

ポスタス株式会社および「POS+」について https://www.postas.co.jp/

ポスタス株式会社は、2013年5月のサービス提供から、有償POSレジで国内トップクラスのシェアを誇るまで成長したクラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」の事業を、パーソルグループのパーソルプロセス&テクノロジー株式会社より承継する形で、2019年12月2日に設立いたしました。

「POS+」は、店舗の売上向上や店舗運営担当者の業務負担軽減による生産性向上を実現し、また従業員にとって利便性の高い機能を搭載する店舗向けソリューションです。飲食店向け「POS+ food」や小売業向け「POS+ retail」、理美容向け「POS+ beauty」のクラウド型モバイルPOSレジをはじめ、顧客の属性に合わせたマーケティング活動を可能にするデジタル会員証「POS+ connect」や、従業員の勤怠管理「POS+ time recorder」などきめ細やかな機能を搭載し、効率的な店舗運営を支援いたします。

「PERSOL(パーソル)」について https://www.persol-group.co.jp/

パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、ITアウトソーシングや設計開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開しています。グループの経営理念・サステナビリティ方針に沿って事業活動を推進することで、持続可能な社会の実現とSDGsの達成に貢献していきます。

また、人材サービスとテクノロジーの融合による、次世代のイノベーション開発にも積極的に取り組み、市場価値を見いだす転職サービス「ミイダス」、テクノロジー人材のエンパワーメントと企業のDX組織構築支援を行う「TECH PLAY」、クラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」などのサービスも展開しています。

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