近年、店舗経営においてクレジットカード決済への対応は欠かせないものとなっています。
現金のみで運営している場合、支払い方法の選択肢が限られることで、来店や購入の機会を逃す可能性があります。また、会計作業の効率化や売上データの一元管理が求められる中、決済端末の選び方は店舗の運営効率に直結します。
しかし、決済端末はサービス提供会社ごとに料金体系や対応できるカードブランド、導入方法、サポート体制が大きく異なり、どれを選ぶべきか迷うケースも少なくありません。
本記事では、主要なクレジットカード決済端末を比較し、自店舗に合った選び方や業種別の活用ポイントをわかりやすく解説します。
クレジットカード決済端末の比較一覧
クレジットカード決済端末には、据え置き型・モバイル型・POS一体型など複数のタイプがあり、料金体系やサポート体制にも大きな違いがあります。
現状、「どれを選べばよいのかわからない」と悩む店舗経営者の方は少なくありません。
ここでは、人気の主要5サービスをピックアップし、対応できるカードブランド・費用・端末タイプ・入金サイクルなど、導入前に知っておきたいポイントをわかりやすく比較します。
自店舗の業態や運営スタイルに合う決済端末を選ぶために、ぜひ参考にしてください。
| サービス名 | 対応決済ブランド | 初期費用/月額の目安 |
|---|---|---|
| POS+ Pay(ポスタスペイ) | VisaMastercardJCBAMERICAN EXPRESS | 初期費用0円~月額0円端末費用は要確認 |
| PAYGATE(ペイゲート) | VisaMastercardJCBAMERICAN EXPRESSDiners ClubDiscoverUnionPay | 無料プランあり端末費用は要確認 |
| USEN PAY(ユーセンペイ) | VisaMastercardJCBAMERICAN EXPRESSDiners ClubDiscover | QRコード専用プランに登録料記載あり |
| Airペイ(エアペイ) | VisaMastercardJCBAMERICAN EXPRESSDiners ClubDiscover | 初期・月額無料の案内あり |
| Square決済 | VisaMastercardJCBAMERICAN EXPRESSDiners ClubDiscover | 初期0円/端末購入費あり |
POS+(ポスタス)|POS+ Pay(ポスタスペイ)

POS+(ポスタス)はクラウド型POSレジサービスであり、POS+ Pay(ポスタスペイ)はそのPOS+が自社提供するキャッシュレス決済サービスです。
レジの合計金額を見て、決済端末に手動で入力しなおす「二度打ち」は、お客さまを待たせたり、金額間違いなどのヒューマンエラーを招く最大の要因です。
POS+ Pay(ポスタスペイ)は、POS+(ポスタス)が提供するPOSレジすべてと連携可能です。
これにより、POSレジで会計ボタンを押すだけで金額が自動で決済端末に送信されるため、手入力ミスがなくなり、レジ作業のスピードアップにつながります。その結果、スタッフの負担を大幅に軽減し、接客や顧客コミュニケーションに集中できるようになるでしょう。
POS+ Pay(ポスタスペイ)は、店舗の環境や運用方法に応じて、決済端末の種類を選択できます。
- POS連動型:iPadと連携して使うため、既存設備を活かせる
- POS一体型:POS機能を端末側に内蔵するタイプなので、iPad不要、省スペースで運用できる
- 決済端末のみ:決済端末のみをお探しの方にも導入可能
なお端末は、人気機種である「ステラターミナル」 と 「JT-VT10」 の2種類から選択可能です。
さらにPOS+ Pay(ポスタスペイ)は、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済まで、国内外の主要な支払い方法に幅広く対応しています。
インバウンド客や現金を持たない若年層も含め、どのようなお客さまのニーズも逃しません。多様な決済手段を揃えることで、販売機会を最大化し、売上を逃さない盤石な体制を整えられます。
POSレジと決済サービスを同じサービス会社で統一することで、万が一のトラブル発生時も、サポート窓口を一本化できます。
会計機器のトラブルは売上に直結するため、迅速に問題を解決できるサポート体制は、キャッシュレス決済が普及した今、重要なポイントとなるでしょう。
POS+ Pay(ポスタスペイ)の概要
| 項目 | 項目 |
|---|---|
| 対応決済の種類 | VisaMastercardJCBAMERICAN EXPRESS |
| 手数料 | 導入から半年間:決済手数料1.98%~以降は要問い合わせ |
| 入金サイクル | 月2回 |
| 初期費用/月額/端末費用 | 初期費用0円~月額費用0円端末費用 要問い合せ |
| POSとの連携 | POS+(ポスタス)の提供するPOSレジと決済連携可能 |
| サポート・導入支援 | POSレジ導入に対して、サポートあり24時間365日電話サポート全国駆けつけサポートあり |
| 業種との相性 | 飲食店/小売店/美容サロン/クリニックなどに特化したPOSレジを提供連携可能 |
参考:POS+(ポスタス)|POS+ Pay(ポスタスペイ)
【CTA:資料ダウンロードボタン】
スマレジ|PAYGATE(ペイゲート)

スマレジと連携して利用できる決済サービスがPAYGATE(ペイゲート)です。
中国の決済サービスブランドである、UnionPay(銀聯)が使えることで、中国人のお客さまが多い観光地などに適しています。また商品数が多く、スピーディな会計が求められる小売店やアパレル業界での導入が進んでいます。
売上金の入金サイクルが明確に設定されているため、店舗の資金繰り(キャッシュフロー)の計画を立てやすい点も、事業者にとって大きなメリットです。
スマレジ|PAYGATE(ペイゲート)の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応決済の種類 | VisaMastercardJCBAMERICAN EXPRESSDiners ClubDiscoverUnionPay |
| 手数料 | 決済手数料1.98%~ |
| 入金サイクル | クレジット/電子マネー:月2回(15日締め→当月末・月末締め→翌月15日)QRコード:月1回(末締め→翌月末) |
| 初期費用/月額/端末費用 | 端末費用0円月額利用3,300円~ |
| POSとの連携 | 同社のクラウドPOS「スマレジ」と連携可能 |
| サポート・導入支援 | 専用サポートサイト365日対応のサポートデスクあり |
| 業種との相性 | 小売/雑貨/アパレル向け |
参考:スマレジ|PAYGATE(ペイゲート) ※2025年12月時点
USEN(ユーセン)|USEN PAY(ユーセンペイ)

出典:USEN(ユーセン)|USEN PAY(ユーセンペイ)
USENグループが提供する「USEN PAY(ユーセンペイ)」は、飲食店や美容サロン、医療機関など、幅広い業種での導入実績をもつキャッシュレス決済サービスです。
主要な決済ブランドを多数取り扱っており、決済機能だけでなく、USENならではの充実した店舗運営サポート体制が整っているのが特徴です。
そのため、決済と他のサービス(POSレジや通信環境など)をまとめて運用したい事業者に選ばれています。
また単なる決済機能の提供にとどまらず、多機能なものから決済に特化したシンプルなものまで、店舗のニーズに合わせて4種類の決済サービスから最適なものを選べる柔軟性も魅力です。
USEN(ユーセン)|USEN PAY(ユーセンペイ)の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応決済の種類 | VisaMastercardJCBAMERICAN EXPRESSDiners ClubDiscover |
| 手数料 | 決済手数料2.99%~ |
| 入金サイクル | クレジット:月2回(1~15日売上→当月末/16~末日→翌月15日)電子マネー・QRコード:月1回(1~末→翌月末) |
| 初期費用/月額/端末費用 | 決済端末レンタル 0円月額費用 0円(条件あり) |
| POSとの連携 | USENレジ TAB FOODと連携可能 |
| サポート・導入支援 | 審査に必要な書類の確認作業24時間電話対応故障時の無償交換 |
| 業種との相性 | 医療/飲食店向け |
参考:USEN(ユーセン)|USEN PAY(ユーセンペイ) ※2025年12月時点
Airレジ(エアレジ)|Airペイ(エアペイ)

Airレジと組み合わせて利用される「Airペイ」は、iPadやiPhoneと専用のカードリーダーを使って導入するキャッシュレス決済サービスです。
このサービスの大きな特徴は、初期費用や月額の固定費用がかからない点です。
そのため、できる限りコストを抑えてキャッシュレス決済を導入したい小規模店舗や、キッチンカー、イベント出店など、移動が多いビジネスにも広く利用されています。
タブレットを使ったPOSレジ運用との相性が非常によいため、とくに飲食店やカフェといった業態での導入実績が豊富です。
Airレジ(エアレジ)|Airペイ(エアペイ)の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応決済の種類 | VisaMastercardJCBAMERICAN EXPRESSDiners ClubDiscover |
| 手数料 | 決済手数料 0.99%~ |
| 入金サイクル | 銀行によって。月6回または月3回 |
| 初期費用/月額/端末費用 | 初期費用・月額利用料・振込手数料が0円 |
| POSとの連携 | 自社POS「Airレジ」とのシステム連携可能 |
| サポート・導入支援 | 操作マニュアルよくある質問 |
| 業種との相性 | 小規模飲食/カフェ/移動販売など、低予算ではじめたい店舗向けに適している |
参考:Airレジ(エアレジ)|Airペイ(エアペイ) ※2025年12月時点
Square(スクエア)|Square決済

Square(スクエア)は、専用のカードリーダーをスマートフォンやタブレットと接続して利用するキャッシュレス決済サービスです。
このサービスは初期費用を抑えられるうえ、端末が非常にコンパクトであるため、設置スペースを選びません。この利点から、キッチンカーやイベント会場での出店といった移動型の店舗にも広く導入されています。操作が直感的でシンプルであるため、個人事業主やはじめてキャッシュレスを導入する方でもスムーズにはじめられる点が大きな強みです。
Square(スクエア)|Square決済の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応決済の種類 | VisaMastercardJCBAMERICAN EXPRESSDiners ClubDiscover |
| 手数料 | 決済手数料:2.5%〜(条件あり) |
| 入金サイクル | 銀行口座・条件によるが、翌営業日入金可能なケースあり |
| 初期費用/月額/端末費用 | 初期費用0円、月額固定費0円端末購入費用:0円~84,980円 |
| POSとの連携 | 無料POSレジアプリとの連携も可能 |
| サポート・導入支援 | 要確認 |
| 業種との相性 | 飲食・小売・イベント・個人事業などに向いている |
参考:Square(スクエア)|Square決済 ※2025年12月時点
そもそもクレジットカード決済端末とは?
クレジットカード決済端末とは、店舗でカード支払いを受け付けるために使う機器のことです。カードを読み取り、支払い情報をやり取りすることで、お客さまが現金を出さなくても会計が完了します。
現金の準備やお釣りの受け渡しが不要になるため、会計がスムーズに進み、スタッフの負担も軽減できるのが利点です。
このような理由から、飲食店や小売店を中心に導入が増えています。
まずは、クレジットカード決済が求められる背景や、他のキャッシュレス決済との違いを整理しておきましょう。クレジットカード決済の重要性については、以下の記事も紹介しているので、ご覧ください。
関連記事:レジにクレジットカード決済は必須?POSレジ連携のメリットや導入ポイント
クレジットカード決済が必要とされる理由
近年、クレジットカードをはじめとしたキャッシュレス決済は、年代を問わず利用者が増えています。
そのため、現金支払いのみに対応している店舗では、「支払える手段がない」という理由だけで購入を諦められてしまう場面が少なくありません。これは大きな販売機会の損失につながります。
また、カード決済は現金よりも処理が早く、レジでのやり取りがスムーズになります。忙しい時間帯でも待ち時間を短縮でき、回転率向上と接客品質の両立につながることは店舗にとって大きなメリットといえるでしょう。
さらに、現金を扱う頻度が減ることで、以下の効果も得られます。
- レジ締め作業の時短
- 金銭受け渡しのミス防止
- 盗難や紛失などのリスク軽減
クレジットカード決済を導入することで、会計業務がスムーズになるだけでなく、業務効率化にも役立つのです。
日本のキャッシュレス普及率の変化
日本では政府の後押しもあり、キャッシュレス決済が急速に普及しています。
とくにクレジットカードは、外食や高価格帯の商品を購入する際に選ばれやすく、支払いの簡便さに加え、ポイントやマイルなどの付加価値が利用を後押ししている状況です。
この普及は若い世代に限らず、中高年層にも広く浸透しており、キャッシュレス決済は日常的な支払い手段として、誰にとっても当たり前の存在になりつつあります。
さらに、近年は外国人観光客の増加により、「海外ブランドのカード対応」はお店選びの基準として重要度が大幅に上昇しています。多様な決済に対応していないと、大きな機会損失につながるケースが増えているのが現状です。
つまり、キャッシュレス対応は「まだ様子見」の段階ではなく、集客と売上を維持・拡大していくうえで、店舗運営において優先度の高い投資であるといえます。
クレジットカード決済とQRコード・電子マネー決済との違い
店舗で導入される主要なキャッシュレス決済は、それぞれ異なる強みを持ち、お客さまのニーズを満たしています。
| 決済方法 | 特徴 | 店舗における主な役割 |
|---|---|---|
| クレジットカード | 後払い/高単価商品に強い/会計が早い | 高額決済と信頼性の確保 |
| QRコード決済 | ポイント施策による集客効果が高い/スマホがあれば支払える | 新規顧客の獲得と販促 |
| 電子マネー(交通系など) | 読み取りが非常に早い/少額〜日常利用に向く | 回転率の向上と日常使い |
クレジットカードは、世界的な決済インフラであり、とくに高額な決済を受け付けるうえで、依然として高い信頼性を誇る決済手段です。
一方で、QRコード決済や電子マネー決済は、日常の少額決済やスピードを重視するシーンに強く、若年層を中心に利用者が年々増加し続けています。つまり、もはや特定の決済手段どれかひとつだけ対応していれば十分という時代ではありません。
お客さまが利用したい決済手段を自由に選べるよう、幅広い決済手段に対応できるほど、お客さまから選ばれる店舗になりやすいといえます。これは、単なる利便性向上ではなく、潜在的な販売機会の損失を防ぐための戦略といえるでしょう。
クレジットカード決済端末の選び方
自分のお店に適した決済端末を選ぶには、いくつか確認しておきたい比較ポイントがあります。
対応できるクレジットカードブランドや端末のタイプ、導入コストや使いやすさなど、後悔しない選び方のポイントをわかりやすく整理していきます。
対応できるクレジットカードブランドを確認する
クレジットカード決済端末を導入する際、まず確認すべきは対応しているクレジットカードのブランドです。
| 国内市場 | VISA、Mastercard、JCBといった主要なブランドに対応していることは必須条件 |
| インバウンド市場 | 観光地や主要都市で外国人観光客をターゲットにする場合は、Diners ClubやAmerican EXPRESS、中国の銀聯(UnionPay)などの対応も、お店選びの基準として非常に重要 |
対応ブランドが不足していると、お客さまが利用したいカードが使えず、決済直前で販売機会を取りこぼしてしまう可能性があり、売上の機会損失に直結します。
すべての顧客層のニーズを満たし、安心して購入してもらうためにも、サービス導入時には自店の顧客層に沿った、クレジットカードブランドに対応できる決済端末を選ぶことが大切です。
運用スタイルに合う端末タイプを選ぶ
端末選びで重要なのは、店舗の運用スタイルに合っているかです。店舗の広さ、スタッフ人数、レジの位置関係を考慮して選ぶと失敗しにくいでしょう。
| 端末タイプ | 向いている業態/シーン | メリット |
|---|---|---|
| 据え置き型 | レジ会計が中心の店舗(飲食店、小売店) | 安定性が高く、固定レジでの会計に最適 |
| モバイル型 | キッチンカー、イベント出店、テーブル会計 | 持ち運び可能で、場所を選ばず決済できる |
| POS一体型 | 会計の流れを効率化したい、店舗オペレーションを強化したい店舗 | 端末一台で完結し、省スペースかつミスを減らせる |
コストと入金サイクルで比較する
決済手数料や月額費用といったランニングコストは、サービスを長く利用するほど、店舗の最終的な利益に大きな差を生じさせます。
まず、売上から差し引かれる決済手数料の違いは、そのまま店舗の利益率に直結するため、端末を比較する際は、必ず確認するようにしましょう。
さらに、端末の月額費用や初期費用も、長期の視点で見た場合には、売上に影響を与えます。そのため、決済手数料と月額費用を含めた総コストで、導入する端末を選ぶのがよいでしょう。
そして、もうひとつ経営に欠かせないのが入金サイクルです。
入金サイクルが早いほど、売上金が迅速に手元に入り、資金繰りが安定します。とくに開業間もない個人事業主や、急な仕入れなどで運転資金に余裕がない場合は、入金の速さを重視することも重要なポイントです。
これらを踏まえたうえで、トータルコストと入金スピードの両面から、店舗経営に無理のないサービスを選びましょう。
扱いやすさとサポートの安心感で比較する
キャッシュレス決済端末は、現場のスタッフが毎日何度も操作する業務効率化のためのツールです。そのため、現場が困らず、スムーズに使えるかも、端末を選ぶうえで重要な指標になります。
そのためまずは、端末が直感的に操作できるデザインであるかを確認しましょう。操作に迷う時間が減ることは、レジの混雑緩和と顧客満足度の向上に直結します。
さらに重要なのが、導入後のサポート体制です。
万が一の通信障害や機器のトラブルが発生した場合、営業がストップする危険性を減らすため、いざというときの問い合わせ窓口(電話、チャット、駆けつけ対応など)があるかどうかのサポート体制は、必ず比較検討しましょう。
とくに、土日や夜間のトラブルに対応できる365日サポートの有無は、店舗の売上を守るための重要な判断基準となります。
業種別の活用方法とメリット
クレジットカード決済は、店舗の業態によって活用シーンや期待できる効果が大きく異なります。
ここでは、飲食店、美容サロン・小売店、個人事業主の3タイプに分けて、それぞれの導入メリットをまとめます。
飲食店
飲食店にとって、クレジットカード決済への対応は、会計スピードの向上とそれによる回転率アップにつながります。レジ前での待ち時間が短縮され、ピークタイムでもスムーズに会計が完了します。
さらに、現金払いに比べてクレジットカードでの支払いは、手持ちの現金を意識しにくくなるため、結果として客単価が向上しやすいという売上拡大効果も期待できるでしょう。
これらのメリットをさらに最大化するには、POSレジとの連携が有効です。
POSレジとクレジットカード決済システムを連携させることで、決済金額の二度打ちが不要となり、注文情報から会計データまでが自動で一元管理されます。
これにより、手入力の手間が一切なくなり、レジ締めや売上集計にかかる時間を大幅に削減し、現場スタッフの負担を減らし、残業削減にも貢献します。
そしてPOSレジ一体型の端末を選べば、煩雑な配線や複数の機器が不要になり、レジ周りがすっきりまとまります。狭いカウンターやテーブルでも設置しやすい点が魅力です。
飲食店に特化したPOSレジを選択すれば、よりいっそう業務効率化が実現します。たとえばPOS+(ポスタス)のPOS+ food(ポスタスフード)なら、飲食店に必要な機能を網羅しており、さらにPOS+ Pay(ポスタスペイ)との連携が可能です。
以下の記事では、クレジットカード決済導入とあわせて行うことで、客単価アップにつながる施策を紹介しています。
参考記事:
飲食店で客単価を上げる4つの施策を紹介|成功事例や注意点も詳しく解説
飲食店で売上アップに有効な9つの方法|役立つツールや成功事例も紹介
美容サロンや小売店
小売店や美容サロンにとって、顧客データを活用したマーケティングに必要な情報収集にも役立ちます。
決済データを購入履歴や来店頻度と紐づけられるため、メンバーシップ施策やクーポン配信などのリピート促進に活用できるでしょう。
クレジットカード決済に対応することは、とくに高額なサービスを提供する美容サロンやブランド品を扱う小売店において、店舗の信頼性アップにつながります。
お客さまが高額な支払いでも安心感を持って行えるため、「現金がない」ことによる購買機会の取りこぼしを効果的に防げます。
さらに、決済端末をPOSレジや予約管理システムと連携させることで、チェックインから会計までがスムーズに進行し、お客さまの待ち時間の削減が可能です。
POS+(ポスタス)では、POS+ retail(ポスタスリテール)やPOS+ beauty(ポスタスビューティ)との連携により、複雑なCRM(顧客管理)や売上管理を効率化できます。
これにより、スタッフは事務作業から解放され、お客さま一人ひとりへの質の高い接客に集中できる環境を作り出し、顧客体験の向上に貢献します。
なお、以下の記事では、顧客満足度がなぜ重要なのかについて、詳しく解説していますので、ご覧ください。
関連記事:小売業で顧客満足度はなぜ重要?調査をする際の注意点も紹介
個人事業主
出張サービスや移動販売、イベント出店など、場所を選ばないビジネスを展開する個人事業主にとって、持ち運び可能なクレジットカード決済端末は、売上確保のための重要なツールとなります。
まず、場所を選ばず決済できる環境を整えることで、「現金がない」ことによる販売機会ロスを防ぎ、売上の安定化に大きく貢献します。さらに、クレジットカードに対応することで、お客さまの購買意欲を損なうことなくスムーズな決済が可能となり、客単価アップも期待できるでしょう。
また、個人事業主にとってコストと管理は常に大きな課題です。近年は初期費用や月額費用が抑えられる選択肢も多く、はじめてキャッシュレスを導入する方にも手の届きやすい環境が整っています。
とくに、モバイル型のPOS+ Pay(ポスタスペイ)のようなシステムを選べば、決済場所を問わずどこでも会計が可能です。同時に、売上データは自動でクラウド上に一元管理されます。
これにより、手作業による複雑な経理作業を大幅に簡素化でき、集計作業にかかる時間を削減し、本来集中すべき本業に専念できる環境を整えられます。
以下の記事では、個人事業主にクレジットカード決済がおすすめの理由やほかに導入すべきキャッシュレス決済についても、解説しています。
関連記事:
【個人事業主向け】おすすめのキャッシュレス決済サービス5選!導入時の注意点も解説
個人事業主こそクレジットカード決済の導入がおすすめ|主要サービス5社を比較
クレジット決済はPOSレジと連携することでさらに便利になる
クレジットカード決済端末は、POSレジと連携させることで、日々の店舗運用の大幅な効率化が実現できます。
連携の最大のメリットは、会計金額を決済端末に手入力する必要がなくなる点です。これにより、金額の打ち間違いなどのヒューマンエラーを大幅に減らすことができ、レジ締めの際にお金が合わないというトラブルを未然に防ぎます。
また、決済データと売上情報が自動でひとつに集約されるため、日々のレジ締め作業、売上管理、そして経営分析がスムーズになります。
さらに操作が単純化されることで、新人スタッフでもすぐに使いこなせるようになり、教育コストの削減にもつながるでしょう。
これらのメリットを最大限に活用し、安定した店舗運営を実現するのが、POSレジと決済機能をシステムレベルで一体化したPOS+(ポスタス)の POS+ Pay(ポスタスペイ)です。
1台で会計から業務効率化、そして情報収集まで完結するこの仕組みが、店舗運営の負担軽減に大きく寄与するでしょう。
まとめ
クレジット決済の導入は、もはや「あれば便利」ではなく、集客と売上を維持するための必須の経営戦略です。しかし、単に手数料や端末代だけで比較するだけでは、現場の運用効率化は実現できません。
端末を比較検討する際は、以下のポイントに留意しましょう。
- クレジットカードの対応ブランド
- 手数料や入金サイクル
- 総コスト
- 端末タイプ
- POSレジと連携
- 自店の業態にあったサービス
キャッシュレス決済をより便利に活用するには、POSレジとの連携が欠かせません。二度打ちやレジ締めの非効率を解消し、売上データを一元管理できる仕組みこそが、スタッフの負担を減らし、売上アップに貢献するでしょう。
よくある質問
店舗の業態や営業スタイルによって最適な端末は異なります。
・据え置き型:レジでの会計がメインの飲食店・小売店向け
・モバイル型:イベント出店や訪問サービスが多い事業者向け
・POS一体型:会計だけでなく店舗の運営改善まで行いたい方向け
まずは「使う場面・対応・毎月のコスト感」から整理するのがおすすめです。迷ったときは、サポートが手厚いサービスを選ぶと導入後の負担も少なくなります。
主に3つの費用が発生します。
・端末代(またはレンタル料)
・決済手数料
・月額利用料
ただし、端末代が無料のサービスや、初期費用ゼロではじめられるプランも増えています。
長期で運用する前提で、決済手数料や入金サイクルを中心に比較すると失敗しにくいです。