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「てけてけ」「てけ八」など複数ブランドを83店舗展開  モバイルセルフオーダー導入で注文数10%アップを実現

[alt] 運営法人:ユナイテッド&コレクティブ株式会社
東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル23階 私書箱532号

https://united-c.sakura.ne.jp/

ユナイテッド&コレクティブ株式会社は、「食の力で、人と街をつないでいく」という理念の下、2000年に創業。2007年には東証マザーズ(現グロース)に上場し、今も成長を続ける外食企業。 現在は、首都圏を中心に居酒屋「てけてけ」や、ハンバーガーカフェ「the 3rd Burger」、もつ焼き「てけ八」など複数のブランド計83店舗を展開。
業態・業種 飲食店/居酒屋
店舗数 83店舗
導入商品 POSレジ、モバイルオーダー、ハンディ

導入前の課題

  • 機器トラブルやバッテリー・配線不良の対応に時間を取られ、営業が不安定になることがあった
  • タブレットオーダー端末と配線で席の配置や導線が制約され、売上をつくりやすいレイアウトに変更しづらかった
  • メニュー・価格変更に専用PCからの配信作業が必要で、設定が一部担当者に属人化していた

導入後の効果

  • POS+導入で機器トラブルが大幅に減少。故障対応や予備機手配の工数を削減し、安定した営業に
  • 店内版モバイルオーダーより卓上がすっきりし、配席変更が容易に。テーブル回転率と1テーブルあたりの注文数も向上
  • クラウド管理から一括変更が可能になり、設定時間が大幅短縮。売上データの集計・分析も容易に

「胸を張れる商品だけを」ユナイテッド&コレクティブの事業と想い

今回は、管理部部長の倉川泰典様、てけてけ事業部SVの姫野孔明様、三軒茶屋もつ焼てけ八・店長の柳通太郎様、にPOS+についてお話を伺いました。

ーユナイテッド&コレクティブ株式会社様について教えてください。

倉川様:弊社は2000年の7月の設立で、今年で26年目を迎えます。現在は、東京を中心に関東・関西で計83店舗(内FC2店舗)の飲食店を運営しております。4業態で展開している会社で、鶏料理をご提供する居酒屋の「てけてけ」、そしてハンバーガーチェーン「the 3rd Burger」、そして、炭火焼きのもつ焼きを提供している「もつ焼きてけ八」です。最近新しく始めた業態に、海鮮類やおでんに強みがある「新太郎」もございます。社名の「ユナイテッド&コレクティブ」ですが、想いを共にしたメンバー、仲間たちと一体となって、人を中心にした組織づくりを感じさせる温度感のある会社という意味を込めています。ここで働く我々も自由で、そして日々精進しています。

ー今回の取材させていただく「てけ八」について教えてください。

姫野様:当社が運営する「もつ焼きてけ八」各店舗のコンセプトは、「誰でも気軽にお店に入りやすいこと」をモットーにしています。そして地域に密着するという部分も非常に大切にしている部分です。ご来店されるお客様の年齢層は、シニアの方からお子様連れのご家族まで幅広く、「和気あいあい」としたお店の空間や雰囲気を楽しんでいただくことを重要視しています。また、ここで働く従業員たちにも「しっかり仕事を楽しむこと」が重要だと考えています。例えば、従業員同士の関係性や、いかに楽しく仕事に取り組めるか、といった部分も大事にしています。当社では現在4つのブランドを展開していますが、その中で「もつ焼きてけ八」は、これまで叶えたかったこと・実現したかったことを反映した業態で、「ユナイテッド&コレクティブの集大成」と位置づけています。

ー本日インタビューにご協力くださる皆様の役割を教えてください。

倉川様:本社管理部の部長を務めております。担当業務は、人事、総務、採用、購買、店舗サポートと各店の人件費管理を総括し、対応させていただいております。私は現場からの叩き上げで、一般社員から店長、スーパーバイザーを経て、現在は本社で仕事をさせていただいております。いろんな部門に触れてきたことから、この分野での知識や経験などを有していることもあり、本社と現場をつなぐ「パイプ役」として業務に励んでいます。

姫野様:スーパーバイザー(以下SV)として、弊社が展開する「てけてけ」「もつ焼き酒場てけてけ」、そしてこの「てけ八」という3つのブランドが私の担当になります。その中で、現在は合わせて計9店舗を担当し、店舗運営のフォローから、従業員のサポートなどをしており、本社と現場の間に立つ「架け橋」のような役割を担っています。

柳通様:現在は三軒茶屋店と新宿西口店の店長を務めています。「てけ八」は現在全2店舗あり、その2店舗については、1から10までトータルで店舗運営を任せていただいています。

紹介をきっかけに検討開始。UIへのこだわりと基幹連携が決め手に

ーPOS+を知った経緯や、導入前に感じていた課題について教えてください。

倉川様:いわゆる「ガチャレジ」から変更した一番の要因は保守になります。前のメーカー様は、何かトラブルがあった際のコールセンターを最初は無償で設けられていたのですが、途中で有償に変更されてしまったことが、見直しのきっかけでした。また、既存レジは重厚な多くの機器を使っていましたので、修理コストなどを含めて改めて算出したところ、費用が相当にかさんでしまう事実が分かりました。また、現場からもテーブルトップオーダー(以下TTO)のタッチパネル式の機材を使っていましたが、経年劣化によりバッテリーが傷み、お客様から「画面が切れています」と不具合を指摘される声もありました。壁付けの席ですと、コンセントから直接充電できますが、他のタイプの席ですと、充電することも難しい部分が課題でした。お客様から不具合のご指摘をいただくこともあり、他社様の事例でモバイルセルフオーダー(以下MSO)を使われており、我々も考えてみようという流れで、検討を始めました。

その後、自社で新しいレジを調べていくなかで、他社さんからPOS+をご紹介いただいたことが最初のきっかけです。弊社の代表取締役である坂井英也が注文画面に対してのこだわりもあり、その部分のインターフェースがよくできており、坂井も「これだといいね」ということで決まりました。もうひとつは、弊社の売上基幹システム「ピカイチナビ」との連携も取れる部分が決め手でした。また、営業担当の方も非常にご丁寧に説明していただき、我々が納得する内容でしたので、導入を進める形になりました。

週末を避けた工程設計で、繁忙への影響を最小限に

ーPOS+を導入した時期と、導入プロジェクトの進め方について教えてください。

倉川様:2025年の4月頃、最初の導入が西船橋のてけてけです。そこで試験的に運用を開始しました。西船橋店の導入後、結果も良好でしたので、すぐに5店舗ほど展開を広げました。その後、社内で検討を重ね、約3ヶ月で全店のシステムをPOS+への更新を決めました。更新は月曜から木曜で2店舗ずつ、週末は居酒屋なので忙しいタイミングもあり外しました。ハードなスケジュールでしたが、我々と同じぐらいPOS+の担当の方も裏側で動いていただいたと思います。双方で本当に大変なプロジェクトでしたが、初期トラブルなくスムーズに移行することができました。

ーPOS+でご利用いただいているサービス構成を教えてください。

倉川様:POS+ foodのMSOを全店舗で導入しております。その他の構成としては、注文を取るハンディ端末、キャッシュレス決済端末、プリンターといった組み合わせで利用しています。

「思ったよりもスムーズに」現場の不安を超えた立ち上がり

ーPOS+を導入し、実際に使用されているスタッフの反応はいかがでしょうか。

倉川様:実は、そんなに苦労したこともさほどないです。現場でTTOからMSOへの変更には、批判的な声も、正直覚悟していました。何故なら、自分自身が現場のときもそうでしたが、システムやオペレーションを新しく変えるより、現状のままを望む人もいるだろうと思ったからです。なので、そのあたりをちゃんと説明できるように事前に準備をしましたが、批判的な意見もなく、スムーズに現場に浸透しました。良い意味での予想外で、現場やSVからの意見もポジティブなものばかりだったことから、前向きに進めていけたプロジェクトでした。

柳通様:従業員の多くは学生アルバイトで、普段からスマホに慣れ親しんでいることもあり、ハンディ端末の操作の飲み込みが非常に早かった印象です。また、新しく入社する従業員の中にも「これは使ったことがある」と言う人が結構います。こちらとしても説明しやすいですし、従業員側も覚えやすい。まさにWin-Winという感覚です。

POS+はあくまで「ツール」。人による接点を大切にした運用

ー食事のオーダーは、どのような運用をされていますか。

姫野様:この業態では、ファーストドリンクや料理の提供においても、POS+はあくまで「ツール」という位置づけです。従業員がお客様との接点をしっかり持ち、会話を通じて掛け合いながら注文を取ることを大事にしています。

ーTTOからMSOへの切り替えにあたって、現場で苦労した点はありましたか。

柳通様:最初は、戸惑いがあったのは事実です。以前のメーカーさんのハンディを長年使い続けていたので、中堅クラスの従業員ほど切り替えに不安を感じていました。しかし、POS+のハンディは文字サイズも大きく表示できますし、初期設定も丁寧に対応していただいたおかげで、従来のハンディとほぼ変わらない手順で操作できるようになりました。結果として、POS+のハンディも十分に使いやすいという印象です。

ーTTOからMSOに切り替えて、特に良かった点を教えてください。

柳通様:TTO特有の課題として、注文用タブレット端末をどこで充電するかという「置き場所」の問題が大きかったのですが、それが解消されたのはスタッフとして非常にありがたいです。テーブルまわりもすっきりしましたし、現場の反応は総じて良好ですね。

姫野様:自分自身も現場に入ることが多いので補足すると、柳通店長が言ったテーブル周りの改善に加え、営業面で言えば、システムの不具合が起きにくいことも大きなメリットです。また、ハンディがスマートフォン型であることは、今の世代の従業員にとっても扱いやすく、スポットで来られるアルバイトさんの方でも、すぐに慣れて即戦力になりやすい。結果として、営業力の向上にもつながっていると感じています。

購買点数が約10%増加 「全員が注文できる」体験が後押し

ーTTOからMSOへ切り替えた後の効果(工数・注文数・客単価など)を、可能な範囲で教えてください。

倉川様:導入前と比べ、数字として特に大きく動いた部分は、商品の注文数、購買点数の部分が約10%増加しました。推察ですが、今まではTTOのときは1卓に1台タブレットを置いており、機器に近い方が注文するという形だったと思います。それがMSOになると、お客様全員がQRコードを読み込み、それぞれがそれぞれにメニューを見て注文することができるので、頼みやすくなったのかなと思います。そういう意味で、購買点数は明らかに結果としてデータに表れています。

柳通様:数字も表れているのですが、実際に注文数は増えていると実感しています。タブレット1台で注文を通すのではなく、各自の端末から好きなタイミングで好きなものを頼めるようになったことで、「遠慮せず注文しやすくなった」のだと思います。タブレット1台だけだと、どうしてもお客様同士で気を遣われる場面があったのですが、その心理的ハードルが下がったのは大きいですね。

姫野様:以前はテーブルに端末とコードが常に置かれていたため、端末のコンセントやバッテリーの問題から、注文時にトラブルが起きやすい状況で、清掃や営業準備の段取りにも影響が出ていましたが、そうした支障はなくなりました。配席もしやすくなり、テーブル配置を自由に変えやすくなったことで、売上をつくるための席構成もしやすくなったと感じています。

時間帯別売上が見えることで、人員配置判断の精度が向上

ー管理画面の使い勝手はいかがでしょうか。

姫野様:帳票類を取り扱う店舗管理部のスタッフからは、「汎用検索で多くの情報が見られるのが良い」という声を聞いています。全店舗をまとめて見ることもできますし、自分自身も売上関連の仕事をしているので、業態ごと、店舗ごとに集計を取る際にも重宝しています。全店を一括で表示することもできますし、必要な店舗だけを絞り込んで出力することもできる。その柔軟性は、とても助かっています。

それと履歴の詳細がしっかり見られる点も嬉しいポイントです。店舗を管理していく上で数字は必要不可欠なデータですが、それをPOS+のシステム上で簡単に出力でき、直感的に状況を把握できることは、事業運営に大きく役立っていると感じています。一方、改善要望としては、現在、当社の業態ごとに企業コードが4つ分かれております。ここをまたいで、4つの業態を一括で出力できるようになると、より便利だと感じています。

倉川様:管理画面は、経営企画のスタッフが、売上の分析に使っています。また私ですと、注文ごとの時間帯の売り上げが見られるので重宝しています。例えば17時から18時までの間に、どれくらいの注文数や売上があったのかという「時間帯別売上」です。業務で人件費を見ますが、店舗の人員数は、時間帯別で見たとき、注文された時間で確認しないと、どの時間帯に何人で営業すべきか判断ができなくなります。POS+の管理画面はその部分が分かるので、正直助かっています。

クラウドでの一括メニュー変更により、作業工数を大幅削減

ーPOS+導入によって得られた効果を、運営面から具体的に教えてください。

倉川様:弊社では、メニュー更新の頻度も多く、そこの工数が以前のシステムの場合に、相当な工数がかかり負担でした。MSOになってからは、そこの工数がコンパクトになり、本部の人件費削減にもつながりました。また、店舗の方でもメニューの更新作業が少し大変でした。その作業もとても簡素化され、すごく簡単になったと現場でも好評です。また、機材の充電トラブルが現場へ負担をかけていましたので、そこが解消されたことも大きいですね。

姫野様:シンプルに言うと、「故障対応にかかる手間」と「その間に発生していた機会損失」がほぼゼロになった、というのが大きいです。以前は、電池バッテリーや電源コード、アダプター類などがすぐに手配できないことも多く、別店舗から予備機を持ってくることもあり、さまざまな対応を現場で行っていました。その間、営業が不安定になったり、余分な人員コストがかかったりしていたのですが、そうした負担がほとんど解消されました。

柳通様:コールセンターのサポートがしっかりしているのも安心材料です。現場で解決していただける内容が多く、先日もプリンターのトラブルがあった際、コールセンターに連絡すると、細かい手順を案内していただき、その場で復旧できました。即日復旧のスピード感には、非常に助けられています。

姫野様:メニュー変更の設定をクラウドで行えるようになった点も、私たちにとっては大きな変化です。以前は、決まった1台のパソコンからしかレジ設定ができず、そこから各店舗へ配信作業を行う必要がありました。設定後のダブルチェックや、電波状況による配信エラーなどもあり、特に金曜日のピーク時間帯にタブレットが使えないという「絶望的」な状況が発生することもありました。現在は、不具合があっても本社やSV側からPCで設定を行い、「同期してください」と伝えれば、店舗側もタイムリーに対応できます。メニュー変更も、期間限定メニューの入れ替えがだいたい2ヶ月に1回、その合間にも「これをやりたいよね」という新メニューやイベント価格の設定を行うので、なんだかんだ月1回は何かしら変更しています。以前であればかなり工数がかかっていた作業が、今は一括で変更してもらえるため、店舗側としても負担が大きく減り、「仕事が一つ減った」という感覚です。

ーPOS+を導入して良かった点、そして改善してほしい点があれば教えてください。

柳通様:一番良かったと感じているのは、この業態の特性上、当日仕込み・当日売り切りの商品が多く、「品切れ管理」が非常に重要なのですが、その在庫管理がシステムで完結できるようになったことです。在庫数をあらかじめ設定しておけば、残りの数に応じて自動的に品切れ状態にしてくれるので、「実はもう在庫がないのに注文が通ってしまう」といったことが減りました。以前は、オーダーが入るたびに手動でマイナス調整をして、「これもありません」「あれもありません」とお客様にお伝えしなければならないことも多く、現場としては大きな負担でした。

高齢者や外国人にも使いやすいUI(ユーザーインターフェース)を。現場と共に「慣れ」をつくる

ー今後、POS+に期待することを教えてください。

柳通様:現状でも十分に使いやすいシステムだと感じていますが、どうしてもMSOに抵抗感を持たれるお客様が一定数いらっしゃるのも事実です。実際に使ってみると「案外使えるじゃん」という感想をいただくこともあれば、「やっぱり自分には向かない」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

私たちのお店は「多くの人に楽しんでもらえる場」であることを大切にしているので、高齢のお客様や外国人のお客様など、幅広い方々にもっと使いやすいUI(ユーザーインターフェース)に進化していってほしいと期待しています。自分たちとしても、「使いこなせるとこんなに楽で、こんなに楽しいですよ」とお客様にお伝えしながら、一緒に慣れていける環境をつくっていきたいですね。

風通しの良さと挑戦文化で、多くの人に“美味しい”を届け続ける

ー今後の新規出店や業態展開のご予定について、お聞かせください。

姫野様:今までの居酒屋というスタイルを、もう一度しっかり見つめ直して、「人がしっかり開ける場所」にしていこう、という話を最近社内で共有しました。「そういえば昔の居酒屋ってこうだったよね」と思い出していただけるような原点回帰を大事にすることが、今の自分たちにとって重要なテーマになっています。たくさんのお客様にお越しいただいても、ストレスなく商品やドリンクを提供できる体制を整え、サービスの質にも細かく気を配る。そして何より、従業員が楽しく、ワイワイと活気のある雰囲気で働ける場にしていきたいです。

倉川様:来期は5店舗ほど新たに出店したいという話になっています。業態としましては「てけ八」の業態を中心に展開していきたいと考えております。エリアとしましては、今まで出さなかったエリアや、関西方面にもう1店舗考えております。首都圏郊外での出店を視野に入れて、リサーチをすすめております。

ー最後に、御社のPRメッセージをお願いいたします。

姫野様:飲食業でこれだけ多くの店舗数を展開し、上場企業となると、「きっと堅い会社なのだろうな」というイメージを持たれる方も多いかもしれません。しかし、実際に働いている立場から見ると、社風は意外なほど柔らかく、社長との距離も近い会社だと感じています。もちろん仕事ですからマニュアルやルールはありますが、人間関係の部分はとてもフランクで、風通しの良さが魅力だと思います。

柳通様:立場に関係なくフラットに話せる雰囲気があり、実際に社長や副社長との会話の中から新メニューのアイデアを提案し、それが採用されることもあります。これからも、多くのお客様に美味しいものを届けるために、商品開発や店舗展開を通じて、より一層魅力的な事業運営に努めていきたいと考えています。

ー貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。