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離島観光のキャッシュレス化を支えるPOS+ 豊島電動レンタサイクルの会計業務を効率化

[alt] 運営自治体:香川県土庄町役場
香川県小豆郡土庄町淵崎甲1400-2

https://www.town.tonosho.kagawa.jp/index.html

香川県小豆郡土庄町は、小豆島の北西部と豊島、小豊島などの島々で構成される、人口約1万1千人、面積約74平方キロの町。豊島は、小豆島の西方に位置する瀬戸内海の島で、豊かな自然に加え、瀬戸内国際芸術祭や豊島美術館を目的に、国内外から多くの観光客が訪れる。
業態・業種 自治体・公共/指定管理施設
店舗数 1窓口
導入商品 POSレジ、キャッシュレス端末、自動釣銭機

今回は土庄町商工観光課係長の吉田詩織(よしだ・しおり)様、NPO法人豊島観光協会事務局の槇圭子(まき・けいこ)様にPOS+についてお話を伺いました。

導入前の課題

  • 現金を持たずに来島する観光客が増え、電動レンタサイクルを借りられないケースが発生していた
  • 人的ミスにより釣銭の受け渡しや現金の数え間違えが発生していた
  • レジ締めの際、金額が合わない場合は締め作業に最大1時間かかっていた

導入後の効果

  • キャッシュレス決済が対応可能になったことで、貸し出し時のトラブルが解消された
  • 自動釣銭機の導入により、受け渡しのミスや打ち間違いの不安がなくなった
  • レジ締め作業が約5分に短縮。スタッフの確認作業の負担が大幅に軽減

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豊かな自然と現代アートが共存する豊島

――豊島の魅力や特徴について教えてください

吉田様:豊島は、名前の通り「豊かな島」です。水源が豊富で、稲作などの農業も行われています。かつては牛の放牧や酪農も盛んで、農業や漁業を含め、暮らしと自然が近い島です。観光の面では、瀬戸内国際芸術祭や豊島美術館があり、現代アートとの結びつきも強いです。

槇様:島に住む人たちにとっては、山、田畑、そして海があることが大きな魅力です。米、みかん、レモン、いちご、オリーブなど島の自然を生かした農業も行われています。

吉田様:私自身も、瀬戸内国際芸術祭をきっかけに豊島を訪れ、島暮らしに魅力を感じ、大学卒業後に関西からIターンしました。実際に暮らしてみると、海や自然の近さに加え、困ったときに助け合える人の温かさを感じます。近所の方が玄関に野菜を置いてくれているようなこともあり、都会とは違う人との距離の近さがあります。

――豊島を訪れる観光客の皆さんは、どのような特徴がありますか

槇様:島を訪れる観光客のうち、6〜7割ほどは海外からのお客様になります。時期によって国や地域は変わりますが、欧米圏やアジア圏からのお客様が多く、なかでも現代アートを目的に来られる方が多い印象です。直島と豊島を船で行き来する方もいますし、瀬戸内の島々を周遊するなかで豊島に立ち寄られる方も多いです。

島内観光の自由度を高める電動レンタサイクル

――電動レンタサイクルは、豊島観光においてどのような役割を担っていますか

吉田様:豊島の町営レンタサイクルは、2010年の瀬戸内国際芸術祭に合わせて始まりました。島内の二次交通は十分とはいえず、観光客を受け入れるための移動手段が必要でした。現在、ここでは電動自転車を40台用意しています。島内にはバスもありますが、本数は限られているので、美術館や観光スポットを自由に回るには、自転車が一番計画を立てやすい移動手段になっています。

槇様:自転車であれば、豊島の自然を感じながら移動できます。バスの時間に合わせる必要がないので、観光客にとっても自由度が高いです。1日の利用数は30〜40台前後で、繁忙期には朝一番に全台が貸し出されることもあります。貸し出し時には精算対応に加え、利用前の説明や貸し出し説明も必要で、1組あたり5〜10分程度の対応時間がかかります。

現金を持たない観光客への対応が課題に

――POS+を導入する前は、どのような課題がありましたか?

槇様:一番大きかったのは、現金を持っていない観光客への対応です。都市部や海外ではキャッシュレス決済が当たり前になっているので、現金を持たずに豊島へ来られる方もいます。ただ、島内では現金をすぐに下ろせる環境が限られています。特に週末になると、日曜日は使えるATMがなく、土曜日も利用時間が限られています。さらに、海外キャッシングに対応していない場合もあります。

吉田様:現金がないために、自転車を借りられない。目の前に自転車があるのに、ATMへ向かっている間に貸し出しが終わってしまう。こういったお客様の状況は、こちらとしても心苦しいものでした。

――キャッシュレス化によって、そうしたトラブルは減りましたか?

槇様:自転車の貸し出しに関して、現金がないことによるトラブルはなくなりました。お客様、スタッフどちらにとっても精神的な負担が減りました。海外からのお客様は、キャッシュレス決済が日々の生活に根付いています。だからこそ、豊島でも同じように支払える環境を整えられたことは大きいと思います。

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POS+導入でレジ締めは最大1時間から約5分へ

――ポスタスを知ったきっかけと、導入の決め手を教えてください。

吉田様:豊島の電動レンタサイクルの会計にキャッシュレス対応のレジを導入したいと考え、インターネットで複数のレジを調べました。そのなかでポスタスの名前を知り、資料請求を通じてお話を聞いてみたいと思ったことがきっかけです。導入にあたっては、サポート体制やシステムの内容、費用面などを総合的に比較しました。POS+は導入金額がリーズナブルでありながら、サポート体制やシステム面でも他社と遜色がなく、バランスの良さが決め手になりました。

――導入時のサポートはいかがでしたか

槇様:初めてのキャッシュレスPOSレジ導入だったので、こちらも分からないことばかりでした。導入前から一つひとつ丁寧に教えていただき、稼働前には実際に島まで来て、観光協会の職員に操作方法を説明していただきました。現地で直接教えてもらえたことは、とても心強かったです。スタッフも最初は不安が大きかったのですが、実際に使いながら、分からないことがあればコールセンターに確認できるという安心感もありました。

――スタッフの方々は、スムーズに操作に慣れましたか

槇様:正直に申し上げると、導入当初、スタッフの間には抵抗感がありました。これまで使っていたのはシンプルなレジだったので、一気にデジタル化することに不安があったからです。ただ、慣れること自体は早かったと思います。その中で、キャッシュレス決済の売上は現金のようにその場で確認できないため、最初は「現金が少ないけれど、本当に売上は合っているのか」と不安を感じるスタッフもいました。しかし、導入から1か月が経ち、月末の売上データがきちんと合っていることを確認できてから、スタッフの間にもPOS+への信頼感が生まれました。今ではトラブルもなく、スタッフも自然に使えています。導入前の不安が大きかった分、今では「使いやすい。導入して良かった」という声が増えています。

――レジ締め作業には、どのような変化がありましたか。

槇様:以前は、現金が合わないとレジ締めに1時間ほどかかることもありました。スタッフ自身が原因を調べ確実に数字が合うように確認する必要があったためです。今は、締め作業そのものは5分ほどで終わります。自動釣り銭機もあるので、現金の数え間違いもなくなり、早く帰れるようになりました。スタッフにとっても大きな負担軽減になりました。レジ締めにかかっていた時間を他の作業に充てられるようになり、業務全体としても効率化につながっていると思います。

多言語表示と帳票管理で、インバウンド対応と運用を効率化

――導入にあたって、庁内や議会への説明はどのように進められましたか

吉田様:海外からの観光客が多いことから、多言語対応とキャッシュレス対応の必要性を議会に説明し、承認を受けました。土庄町として初めてのキャッシュレスレジ導入だったため、庁内でも関係部署と情報を共有しながら進めました。

――多言語対応については、どのように活用されていますか。

吉田様: POS+では、英語、韓国語、中国語の簡体字・繁体字などに対応しています。画面上の基本的なUIを多言語化できるため、海外からのお客様への案内にも役立ちます。商品名は任意の言語で登録できるため、今後、品目名の表示を整えることで、さらに分かりやすい案内につなげられると考えています。

槇様:海外のお客様は、国籍や言語が見た目だけでは分かりません。アジア系の方でも英語圏の方もいますし、中国語が通じない方もいます。支払い方法の画面を英語などに切り替えられることは、現場として助かっています。

――管理画面や帳票機能は、どのように役立っていますか。

吉田様:運用開始直後だった3月の売上についても、観光協会からのデータとPOS+の帳票データがぴったり合っていました。管理が間違いなくできていることを確認できたのは、とても便利でした。管理画面から月ごとの売上を簡単に確認できるため、作業時間の短縮にもつながっています。日々の売上や時間帯ごとの傾向をグラフで確認できるので、将来的には利用者層の分析にも活用できると感じています。一方で、町と観光協会でそれぞれの商品を取り扱っているため、商品ごとに自動で集計を切り分けられるようになると、さらに使いやすくなると思います。

土庄町のキャッシュレス化を進める先行事例に

――導入後、土庄町役場内での反応はいかがですか。

吉田様:豊島の電動レンタサイクルは、土庄町として初めてキャッシュレス対応のPOSレジを導入した事例になります。庁舎内で住民が直接利用するものではありませんが、町としてキャッシュレス化を検討するうえで、一つの先行事例になっています。現在、町としても住民票の発行手数料や税の支払いなど、役場業務でのキャッシュレス導入を検討している段階です。

――最後に土庄町のPRをお願いします

吉田様:土庄町は、瀬戸内海の穏やかな自然と、歴史・文化が調和した魅力あふれる場所です。小豆島西北部と豊島などの島々からなり、美しい景観や島ならではのゆったりとした時間が、多くの観光客を引きつけています。さらに、オリーブや醤油、そうめんなど、地域の風土に育まれた食文化も大きな魅力です。瀬戸内の海と島の恵みを感じながら、心安らぐ特別な時間をぜひ楽しんでいただきたいです。皆さまのお越しをお待ちしております。

――本日は貴重なお話をありがとうございました。


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