クラウド型POSレジはおすすめ?メリットや主要サービス5社を比較
クラウドPOSとは、売上・在庫・顧客情報などを店舗内のサーバーではなく、インターネット上(クラウド)で管理するPOS(販売時点情報管理)システムです。据え置き型POS(専用機・PC型)のように専用サーバーを店舗に設置する必要がなく、タブレットやPCを利用して運用できるサービスが増えています。
近年は、タブレットやスマートフォンを活用し、売上情報や在庫情報、顧客情報などをクラウド上で管理する「スマートレジシステム」の普及も進んでおり、その中核としてクラウド型POSレジが活用されています。
従来のPOSレジと比較して、インターネット経由でデータを管理できる点や、専用機器を必要としないため導入コストを抑えやすい点が特徴です。
一方で、「据え置き型のPOSレジと何が違うのか」「無料で使えるサービスはあるのか」「自店舗にはどのサービスが合っているのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、クラウド型POSレジの特徴や主な機能、導入メリット・注意点を解説します。あわせて、業種別の選び方や主要サービス5社の特徴を比較し、自店舗に適したクラウド型POS選びのポイントを紹介します。
>>>クラウドPOSレジの主要5社の比較一覧表は【こちら】を確認ください
この記事のポイント
・ クラウドPOSの主要メーカー5社のPOS+(ポスタス)・スマレジ・Airレジ・Square・ユビレジの費用やサポート体制を比較
・ クラウド型POSレジは、タブレットとインターネット環境があれば低コストで導入できる
・ 経済産業省が普及を推進する「スマートレジシステム」は、クラウド型POSのこと
・ 2027年から実施が検討されている消費税率変更にも、クラウド型POSならソフトウェア更新で対応できる
・ クラウド型POSの導入は、デジタル化・AI導入補助金において優先採択(加点措置)の対象
クラウド型POSレジとは?

POS(Point of Sales)とは「販売時点情報管理」のことです。商品が売れたタイミングで、何が・いつ・いくつ・いくらで売れたかを記録・管理する仕組みを指し、この仕組みを搭載したレジがPOSレジです。
クラウド型POSレジは、こうしたPOSの機能をもちながら、売上や在庫などのデータをクラウド上で管理するPOSレジの総称です。iPadなどのタブレットにPOSレジアプリをインストールして利用するものが多く、「POSレジアプリ」として紹介されることも多いのが特徴です。
インターネット接続環境とタブレット端末があれば、店舗側はどこからでもデータを確認できます。売上や在庫の情報はリアルタイムでクラウド上に同期されるため、複数店舗の一元管理もスムーズに行えます。
関連記事:POSレジとは?機能や導入メリット・費用から事例まで徹底解説!
スマートレジシステムとの関係
経済産業省が普及を推進するスマートレジシステムは、クラウド型POSのことです。インボイス制度や消費税の複数税率への対応、クラウドによるデータ管理が主な要件とされています。経済産業省の定義では「タブレットやスマートフォン等の汎用機器をレジ端末として利用するモバイルPOSレジ」とも表記されており、2027年からの実施が検討されている消費税率変更にもソフトウェアのアップデートで対応できる点が、普及が進む背景の一つです。
スマートレジシステムの主要サービスや補助金についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
関連記事:スマートレジメーカー5社比較|経産省が推進する理由とは
クラウドPOSの特徴
従来のPOSレジと同じ機能をもち、データの保存と管理が容易で、かつ持ち運びもできるのがクラウド型POSレジです。サービスによって異なりますが、ほかには下記のような特徴が見られます。
- 店舗側にサーバーを設置する必要がない
- インターネット環境があればどこでも利用可能
- 売上・在庫データがリアルタイムで同期され、複数店舗の一元管理が可能
- アップデートやメンテナンスはクラウド側で自動的に行われる
- 専用機器が不要なため、低コストで導入・運用しやすい
- 従業員の勤怠管理など、売上以外のデータも管理できる製品がある
これらの特徴によって、業務の効率化や店舗運営の負担軽減が期待できます。POSレジ全体の種類や機能、選び方を詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
>>>クラウドPOSレジの主要5社の比較一覧表は【こちら】を確認ください
クラウド型POSと据え置き型POSの違いとは?
据え置き型POS(専用機・PC型)は、専用の機器またはPCにPOSソフトウェアをインストールして利用するタイプです。大型ディスプレイや周辺機器との連携が可能で、安定した操作性が特徴ですが、1台あたり100万円前後の初期費用がかかるケースもあり、導入コストが課題になりやすい形態です。大規模チェーンなどでは現在も多数稼働していますが、新規導入ではクラウド型が標準的な選択肢となっており、大規模チェーンでもクラウド型への移行が進んでいます。
一方、クラウド型POSは、既存のタブレットにアプリをインストールするだけで利用でき、データはすべてクラウドサーバー上に保存されます。専用機器を新たに購入する必要がないため、据え置き型と比べて導入のハードルを抑えやすいのが特徴です。導入のハードルを下げながら業務効率を高めたい事業者にとって、まず検討したい選択肢といえます。
関連記事:
モバイルPOS(mobile POS)とは?モバイル端末を利用したPOSの機能説明
POSシステムとは?仕組みや導入メリット・費用などわかりやすく解説
業界特化タイプと汎用タイプ、どちらを選ぶべきなのか?
クラウド型POSには、特定の業種の業務フローに合わせて機能が最適化された「業界特化タイプ」と、幅広い業種で使える「汎用タイプ」があります。
自店舗の業務に近い機能があらかじめ備わっている業界特化タイプから確認し、希望に合うサービスが見つからない場合に汎用タイプも含めて比較する、という順番で検討すると、機能の過不足が少ないシステムを見つけやすくなります。
無料で使えるサービスの多くは汎用タイプに分類されます。無料である分、機能はシンプルにまとめられており、セットアップも基本的に自店舗で行う形式がおおく、業界特化タイプは、業種ごとの機能に加えて、導入時のサポート体制が充実している傾向があります。
それぞれの特徴を踏まえたうえで、自店舗に合うタイプを見極めたいところです。
クラウド型POSレジ主要メーカー5社を比較
ここでは、業界特化タイプ・汎用タイプを含めたクラウド型POSレジ5社を比較します。
| メーカー名 | 製品タイプ | 月額費用 | サポート体制の概要 |
|---|---|---|---|
| POS+(ポスタス) | 業界特化タイプ | 要問合せ | 初期設定・設置おまかせ/365日電話サポート |
| Airレジ | 汎用タイプ | 無料 | メール、チャット |
| スマレジ | 汎用タイプ | 0円〜/店舗 | メール、チャット、電話(プランによる) |
| ユビレジ | 汎用タイプ | 6,900円〜 | メール、電話、ヘルプページ |
| Square(スクエア) | 汎用タイプ | 無料 | メール、電話、チャット |
POS+(ポスタス)

公式サイト:POS+(ポスタス)
小売・飲食・美容・クリニックなどの業種に特化したクラウド型POSレジです。iPadを活用したモバイルPOSレジをはじめ、キャッシュレス端末、セルフレジなど、店舗オペレーションに合わせた導入が可能です。
導入時には初期設定や設置を専任スタッフがサポートするため、はじめてPOSレジを導入する方でも安心です。導入後は365日対応の電話サポートや全国対応の駆けつけサポートを利用できるため、POSレジの運用に不安のある店舗でも気軽に導入できます。またインターネット接続が途切れた際も一時的にオフラインで利用できるため、通信トラブル時にも会計業務を止めずに済みます。
POS+(ポスタス)の基本情報 <PR>
| 初期費用 | 要問合せ |
| 月額費用 | 要問合せ |
| 製品タイプ | 業界特化タイプ(飲食・小売・美容・クリニックなど) |
| 端末タイプ | iPadなどのタブレット/スマートフォン/キオスク型 |
| 機能の一例 | 業種別カスタマイズ機能、在庫管理、顧客管理、キャッシュレス決済連携、複数店舗の一元管理 |
| サポート体制 | 初期設定・設置からすべてお任せ可能/365日電話サポート/全国無制限駆け付けサポート |
| 向いている事業者 | 多店舗展開をしている事業者/人手不足に悩む店舗/万全なサポート体制を求める事業者 |
| 向いていない事業者 | にかく費用を抑えて自分でセットアップまで対応したい事業者/シンプルな機能のみ希望の店舗 |
Airレジ

参考:AirREGI
Airレジは、無料で導入できるクラウド型POSレジです。個人店舗から小規模店舗まで幅広く対応しており、タブレットやスマホで直感的に操作できるため、会計業務をスムーズに進められます。Airペイと連携すれば、クレジットカードやQR決済、電子マネーなど多様な決済手段にも対応可能です。
セットアップは自分で行う形式のため、機材が届き次第すぐに利用を始められます。初期費用・月額費用を抑えて、まずは試してみたいという店舗に向いています。
AirREGI(エアレジ)の基本情報
| 初期費用 | 無料 |
| 月額費用 | 無料 |
| 製品タイプ | 汎用タイプ |
| 端末タイプ | iPad |
| 機能の一例 | 会計、売上集計、Airペイ連携 |
| サポート体制 | メール、チャット/セットアップは自分で行う形式 |
| 向いている事業者 | 導入コストを抑えたい店舗/小規模の飲食店・小売店 |
| 向いていない事業者 | にかく費用を抑えて自分でセットアップまで初期設定を対面や電話で手厚くサポートしてほしい事業者 |
スマレジ

参考:スマレジ
スマレジは、シンプルな操作性を備えながら、外部システムやキャッシュレス決済との連携にも対応した拡張性の高いクラウド型POSレジです。専用アプリマーケットで機能を追加できるほか、全国のショールームで実機体験も可能です。
セットアップは基本的に自店舗で行う形式ですが、手厚いサポートを希望する場合は有料の導入サポートサービスも用意されています。業種や規模を問わず、機能の拡張性を重視する事業者に向いています。
スマレジの基本情報
| 初期費用 | 要問合せ |
| 月額費用 | 0円〜/プランによって変わるため要確認 |
| 製品タイプ | 汎用タイプ |
| 端末タイプ | iPad |
| 機能の一例 | 豊富な外部システム連携、拡張性の高いアプリマーケット |
| サポート体制 | メール、チャット、電話(プランによる)/セットアップは自分で行う形式。有料の導入サポートサービスあり |
| 向いている事業者 | 高機能なPOSレジを求める事業者/複数店舗展開をしている事業者 |
| 向いていない事業者 | に導入時のサポートを標準プランの範囲で手厚く受けたい事業者 |
ユビレジ

参考:ユビレジ
ユビレジは「カンタンがいちばん」をコンセプトにした、直感的な操作が可能なクラウド型POSレジです。レジ機能に加え、売上管理・顧客管理・在庫管理など、店舗運営に必要な機能がそろっています。飲食店や小売店など幅広い業種に対応し、規模を問わず導入できる拡張性の高さも魅力です。
設置サポートや電話講習は初期費用に含まれているため、導入時の基本的なサポートは受けられます。LAN敷設や商品登録代行など、より踏み込んだ対応を希望する場合は、追加オプションとしての依頼が必要です。
ユビレジの基本情報
| 初期費用 | 要問合せ |
| 月額費用 | 6,900円〜 |
| 製品タイプ | 汎用タイプ |
| 端末タイプ | iPad |
| 機能の一例 | 売上管理、顧客管理、在庫管理 |
| サポート体制 | メール、電話、ヘルプページ/設置サポート・電話講習は初期費用に含む。追加オプション(LAN敷設・商品登録代行等)は有料 |
| 向いている事業者 | シンプルな操作性を求める事業者/小規模から中規模の飲食店・小売店 |
| 向いていない事業者 | LAN敷設や商品登録代行までまとめて依頼したい事業者 |
Square(スクエア)

参考:Square
Squareは、導入の手軽さとスピーディーな決済・入金が特徴のクラウド型POSレジです。初期費用・月額固定費が0円で、すぐに導入できます。売上は最短翌営業日に入金されるため、資金繰りの面でもメリットがあります。持ち運び可能なSquareターミナルを使えば、どこでも簡単にキャッシュレス決済に対応できます。
セットアップは自分で行う形式のため、スピーディーに使い始められる点が魅力です。短期間での導入や、セルフレジを活用した省人化を検討している事業者に向いています。
Square(スクエア)の基本情報
| 初期費用 | 要問合せ |
| 月額費用 | 無料 |
| 製品タイプ | 汎用タイプ |
| 端末タイプ | タブレット・Squareターミナル等専用端末 |
| 機能の一例 | 最短翌営業日入金、請求書発行、売上分析 |
| サポート体制 | メール、電話、チャット/セットアップは自分で行う形式 |
| 向いている事業者 | 短期間で導入したい事業者/フードコートやテイクアウト専門店などセルフレジを活用したい事業者 |
| 向いていない事業者 | 対面での導入サポートを重視する事業者 |
クラウド型POSの主な機能とは
クラウド型POSレジは、インターネットを通じてあらゆるデータをリアルタイムに一元管理できる点が強みです。日々の会計業務を効率化するだけでなく、店舗運営の最適化や売上拡大を支援する機能を備えています。
主な機能一覧表
| 機能 | 概要と主な導入メリット |
|---|---|
| 商品管理 | 複数店舗の商品・価格設定をリアルタイムで一元更新し、設定ミスを防止 |
| 在庫管理 | 販売データと連動したリアルタイム自動更新で、過剰在庫や機会損失を防ぐ |
| 売上管理 | 多角的なデータを自動集計し、遠隔からの状況把握や経営分析に活用 |
| 顧客データ管理 | 購入履歴や来店頻度を可視化し、リピーター獲得の販促施策につなげる |
| 座席管理 | 飲食店の満空情報を可視化し、テーブル回転率の向上に役立てる |
| 勤怠管理 | 出退勤の自動集計で給与計算を効率化し、人件費と売上の連動分析も可能 |
| キャッシュレス決済 | 多彩な決済手段と連動し、会計時間の短縮と入力ミスの防止に貢献 |
| 各種システム連携 | 会計ソフトやモバイルオーダーとつなぎ、店舗全体の業務を自動化 |
たとえば商品管理機能では、本部側で登録した価格変更が全店舗へリアルタイムに反映されるため、価格の更新漏れや店頭での設定ミスを防げます。在庫管理機能では、会計と同時に在庫数が自動で差し引かれるため、手作業での棚卸しや帳簿入力の負担を減らせます。
複数店舗を展開している場合でも、各店舗の在庫状況を本部にいながらまとめて確認できるため、店舗間での在庫移動や仕入れ調整をスムーズに行える点も大きなメリットです。
関連記事:在庫管理はPOSレジがおすすめ?メリット・デメリットを解説!
顧客データ管理機能では、来店履歴や購入頻度、好みの商品といった情報を一元管理できるため、ターゲットを絞ったクーポン配信など、リピーター獲得に向けた販促活動がしやすくなります。
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飲食店のCRM(顧客管理)とは?売上アップにつなげる活用方法
美容室における顧客管理のメリットは?導入の注意点も解説
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キャッシュレス決済との連携では、会計データと決済端末の請求額が自動で紐づくため、金額の手入力ミスや二重入力の手間をなくせます。現金の取り扱いが減ることで、レジ締め時の負担軽減にもつながります。
関連記事:キャッシュレス対応のPOSレジにすべき?導入メリットを解説
クラウドPOSを導入するメリットとは?
クラウド型POSシステムを導入すれば、次のようなメリットが期待できます。
- 誰にでも使いやすい簡単な操作性
- リアルタイムで会計や在庫などのデータ管理
- セキュリティの向上
- 導入コストの削減
それぞれ詳しく解説します。
1.誰にでも使いやすい簡単な操作性
クラウド型POSレジはタブレット端末を活用し、スマートフォンと同じ感覚で操作できるため、使い方を覚えやすいのが特徴です。アルバイトやパートタイムの従業員が多い店舗では、新人教育の期間短縮やコスト削減効果も期待できます。
関連記事:
モバイルPOS(mobile POS)とは?モバイル端末を利用したPOSの機能説明
タブレットPOS(iPad)レジ導入のメリットとデメリット
2.リアルタイムで会計や在庫などのデータ管理
売上データや在庫情報をリアルタイムでクラウド上に同期できるため、複数店舗の状況を一元的に把握できます。データにもとづいた発注や販売戦略の立案がしやすくなる点も魅力です。
関連記事:
在庫管理はPOSレジがおすすめ?メリット・デメリットを解説!
POSデータとは?分析メリットと注意点・活用例を解説
3.セキュリティの向上
データをクラウド上で一元管理するため、端末の故障や紛失によるデータ消失のリスクを軽減できます。クラウド事業者側で高度なセキュリティ対策やバックアップが行われる点も安心材料です。
4.導入コストの削減
据え置き型POSと比べ、ハードウェアへの初期投資を抑えやすいのもメリットです。インターネット環境とタブレット端末があれば導入でき、ソフトウェアのアップデートやメンテナンスもクラウド側で自動的に行われるため、維持コストの削減にもつながります。
関連記事:POSレジの価格相場とは?各種比較しながら選定ポイントも解説!
>>>クラウドPOSレジの主要5社の比較一覧表は【こちら】を確認ください
クラウドPOSを導入する注意点とは
クラウド型POSレジを導入する際は下記の注意点も把握しておく必要があります。
- インターネット環境とオフライン対策
- 従業員向けの研修とトレーニング
- セキュリティ対策とデータ管理
- 導入後の定期点検と改善
詳しく見ていきましょう。
1.インターネット環境とオフライン対策
クラウド型POSレジを使うには、インターネット環境が欠かせません。導入前に通信会社へ相談し、Wi-Fi環境を整えておきましょう。通信が不安定な環境では、一時的にオフラインでも利用できるPOSレジを選んでおくと安心です。
2.従業員向けの研修とトレーニング
従来のレジ操作に慣れているスタッフは、新システムへの切り替えに戸惑うことがあります。導入前にマニュアルを整備し、導入後も継続的なフォローアップを行うことが大切です。
関連記事:【POSレジの操作マニュアル】各機能の操作方法を徹底解説
3.セキュリティ対策とデータ管理
顧客情報や売上データをクラウド上で管理するため、サービス提供事業者とデータの機密性や可用性について事前に確認しておく必要があります。自社側でもアクセス権限の管理や従業員教育を徹底すると安心です。
関連記事:POSデータとは?分析メリットと注意点・活用例を解説
4.導入後の定期点検と改善
導入して終わりではなく、運用状況を定期的に見直すことも大切です。事業者と定期的にコミュニケーションをとり、新機能のリリースなどを積極的に取り入れることで、業務効率のさらなる向上が期待できます。
業種別に見る、クラウド型POSの選び方は?
クラウドPOSは、業種に合った機能を備えていることで効果を発揮します。ここでは、飲食店・小売店・美容室・クリニックそれぞれに適したクラウドPOSの特徴を紹介します。
- 【飲食店】注文・会計業務の効率化
- 【美容室・美容サロン】予約・顧客管理の一元化
- 【小売・専門店(アパレル・薬局・花屋など)】非課税対応・在庫管理
- 【クリニック】レセコン&会計連携(自動釣銭機との連携)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【飲食店】注文・会計業務の効率化
飲食店では、注文・会計業務のスムーズな処理が求められます。オーダーの取り違えや会計ミスを防ぎ、効率的な店舗運営を実現するために、下記のような機能があると安心です。
飲食店に必要な機能
- ハンディ端末対応:スタッフがその場で注文をPOSに送信し、業務を効率化
- QRオーダーシステム:お客さまがスマートフォンから直接注文できる
- テーブル管理機能:座席ごとの会計やオーダーをスムーズに管理
- 決済端末との連携:クレジットカード・QR決済など幅広い決済手段に対応
- 売上・商品分析機能:リアルタイムでデータを可視化し、経営判断をサポート
ポスタスの「POS+ food」飲食店向けに機能を最適化したクラウド型POSです。iPadを活用した直感的な操作に加え、キャッシュレス決済や自動釣銭機との連携により、会計ミスの削減と業務効率化を図れます。
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飲食店はPOSレジがおすすめ?導入のメリットや導入事例を紹介!
飲食店向けPOSレジを10社比較!ランキングに惑わされないおすすめの選び方
【美容室】予約・顧客管理の一元化
美容室では、予約管理や顧客情報の一元化が求められます。施術履歴や予約状況をスムーズに管理できれば、リピーター獲得につなげやすくなります。
美容サロンに必要な機能
- 予約管理機能:来店予約を一元管理し、スタッフごとの予約状況や空き時間をリアルタイムで確認
- 施術記録機能:カットやカラーなどの施術内容を記録し、次回来店時の提案や接客に活用
- 顧客管理機能:顧客情報や来店履歴を一元管理し、リピーター施策や接客品質向上に活用
- DM配信機能:来店履歴や顧客情報をもとに、キャンペーンやクーポンを配信して再来店を促進
- スタッフ管理機能:スタッフごとの売上や施術内容を管理し、目標設定や育成に活用
ポスタスの「POS+ beauty」は、美容業界向けのクラウド型POSです。iPadを活用した操作性に加え、予約管理・顧客管理・売上管理を一元化できます。365日対応の電話サポートや駆けつけサービスも備えているため、導入後も安心して運用できます。
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美容室・サロン向けPOSレジ15社比較!おすすめの選び方も解説!
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【小売・専門店(アパレル・薬局・花屋など)】非課税対応・在庫管理
アパレルや薬局などの専門店や、多店舗展開する小売店では、軽減税率・非課税対応、正確な在庫管理、複数店舗の一元管理が求められます。
小売店に必要な機能
- 在庫管理機能:商品の入出荷や棚卸をPOSで管理し、店舗ごとの在庫状況をリアルタイムで確認
- バーコード発行機能:商品タグやバーコードを発行し、商品登録や会計処理を効率化
- 売上・商品分析機能:商品ごとの売上や販売動向を分析し、仕入れや販促施策の判断に活用
- 複数店舗管理機能:複数店舗の売上や在庫データをクラウドで一元管理
- 軽減税率・非課税対応:軽減税率や非課税商品の設定に対応し、正確な会計処理
- セミセルフレジ・自動レジ連携:セルフ会計や自動釣銭機と連携し、会計業務の効率化や省人化を実現
ポスタスの「POS+ retail」は、専門店・小売向けのクラウド型POSです。在庫管理・売上分析・店舗管理を一元化できるほか、軽減税率や非課税などの税率設定にも対応しています。
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【クリニック】レセコンとの連携・自動釣銭機との連携
クリニックでは、レセコンの会計情報や自動釣銭機との連携が求められます。受付から会計までの業務をスムーズに行うことで、患者さまの待ち時間短縮やスタッフの負担軽減につながります。
クリニックに必要な機能
- レセコン連携:レセコンの会計情報をPOSに連携し、受付から会計までの業務を効率化
- 患者情報管理機能:患者ごとの情報やメモを管理し、継続的な診療対応に活用
- 予約管理機能:診療予約を一元管理し、受付業務の効率化や待ち時間の削減
- 自動釣銭機連携:自動釣銭機と連携することで、釣銭ミスを防ぎ会計業務を効率化
- キャッシュレス決済対応:クレジットカードや電子マネーなどに対応し、会計をスムーズに行う
- DM配信機能:定期検診のお知らせやフォロー連絡など、患者とのコミュニケーションに活用
高齢者が多いクリニックでは、現金払いに対応した機種や自動釣銭機を備えた機種を選ぶのが安心です。ポスタスの「POS+ healthcare」は、レセコンとの会計連携や自動釣銭機との連携に対応し、受付から会計までの業務を効率化します。
関連記事:クリニックはPOSレジがおすすめ?導入メリットと選び方を解説
自店舗に合うクラウド型POSの絞り込み方
サービスの種類が多く、どこから比較すればよいか迷う方も多いのではないでしょうか。以下の3ステップで確認していくと、自店舗に合うクラウド型POSを効率よく絞り込めます。
- 業界特化タイプを確認する
- 合わなければ汎用タイプも検討する
- 比較ポイントで最終的に選ぶ
業界特化タイプを確認する
飲食・小売・美容など自店舗の業種に対応した業界特化タイプがあれば、まずは特徴を確認しましょう。業種特化の機能があらかじめ備わっているため、比較検討の手間を減らせます
合わなければ汎用タイプも検討する
業界特化タイプで希望に合うサービスが見つからない場合は、汎用タイプも含めて比較検討しましょう。無料プランから試せるサービスもあります。
比較ポイントで最終的に選ぶ
操作性・拡張性・サポート体制などの比較ポイントをもとに、自店舗の運用に合うサービスを選びましょう。
店舗に最適なクラウドPOSを選定するポイント
クラウドPOSを導入する際は、業務の効率化やコスト削減を実現できるかを考えて、自店舗に最適なシステムを選ぶことが大切です。
- 操作性|誰でも使いやすいか
- 拡張性|店舗の成長に対応できるか
- 充実したサポート体制|トラブル時の対応は迅速か
上記のポイントを押さえることで、長期的に活用しやすいPOSを導入できます。それぞれ詳しく解説します。店舗に合うPOSレジを見つけたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
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タブレットPOSレジ15社比較!導入メリットや選び方も解説
1.操作性|誰でも使いやすいか
クラウドPOSは店舗スタッフが毎日使用するため、直感的に操作できるかが重要です。操作が複雑だと、スタッフの教育コストが増加し、オペレーションミスの発生リスクも高まります。タブレット型のPOSレジはスマホ感覚で操作できるものが多く、研修負担を軽減しやすい点が魅力です。
2.拡張性|店舗の成長に対応できるか
決済手段の追加や複数店舗への展開、顧客管理の強化など、店舗の成長にあわせてPOSレジにも拡張性が求められます。会計ソフトやECサイトとの連携が可能なAPI対応のPOSを選んでおくと、将来的な拡張にも対応しやすくなります。
3.充実したサポート体制|トラブル時の対応は迅速か
トラブル発生時に迅速なサポートを受けられるかどうかは、選定時にぜひ確認したいポイントです。対応時間や問合せ手段の豊富さ、初期導入時のサポート内容をチェックしておくと、稼働後のリスクを抑えやすくなります。飲食店や小売店では、POSレジが止まると会計業務そのものが止まってしまうため、サポート体制の充実度は特に重要です。
無料で使えるクラウドPOSレジはある?
クラウド型POSレジの中には、初期費用や月額費用を抑えて利用できる無料プランを提供しているサービスもあります。小規模店舗や個人経営の店舗を中心に、まずはコストをかけずに試してみたいという場面で活用されています。
ただし、無料プランの多くは、利用できる機能やサポート範囲に制限が設けられています。無料なりの理由として、登録できる商品数や利用端末数、分析機能などに制限があったり、サポートがメール対応のみに限定されていたりするケースがあります。店舗の規模や運用方法によっては、最初から有料プランを選んだ方がスムーズなケースもあるでしょう。
無料プランと有料プランの違い
無料プランは基本的な会計機能や売上管理機能を利用できるケースが一般的です。一方、有料プランでは、複数店舗管理や詳細な売上分析、顧客管理、外部システム連携など、店舗運営を効率化するための機能が充実している傾向があります。電話サポートや導入支援など、サポート体制が手厚い点も特徴です。
無料のクラウドPOSが向いている店舗
無料のクラウド型POSレジは、個人経営の店舗や小規模店舗など、まずは低コストで導入したい場合に向いています。席数が少ない飲食店や小規模なアパレルショップ、イベント出店などでは、シンプルな機能でも十分に運用できるケースがあります。将来的な店舗拡大を見据えて、まずは無料プランから試し、必要に応じて有料プランへ移行する方法も検討したいところです。
無料プラン利用時の注意点
無料プランの検討時は、導入コストだけでなく、付随する費用や制約まで把握することが重要です。
システム自体が無料であっても、レシートプリンターやキャッシュドロア、バーコードリーダーといった周辺機器の購入費用は基本的に実費です。キャッシュレス決済を導入する場合は、決済手数料が別途発生する点も見落とせません。
また、無料プランの多くはセットアップを自店舗で行う形式のため、機材が届き次第すぐに使い始められる一方、サポートもメールやマニュアルが中心となる傾向があります。操作に不安がある場合は、事前にマニュアルやヘルプページの内容を確認しておくと安心です。将来的な店舗拡大や機能追加を見据え、有料プランへスムーズに移行できるかという拡張性まで含めて比較検討しましょう。
クラウドPOS「POS+(ポスタス)」の導入事例
クラウド型POSレジは、売上管理や会計業務の効率化だけでなく、業種ごとの課題解決にも活用されています。
実際にPOS+(ポスタス)は、飲食店や自治体、クリニックなど幅広い業種で導入されており、リアルタイムでの売上可視化やレジ業務の効率化、キャッシュレス対応などに役立てられています。ここでは、POS+を導入した企業・自治体・クリニックの事例を見ていきましょう。
- 株式会社ワールドフーズ
- 奄美市役所
- Mika Beauty Dental Clinic
株式会社ワールドフーズ
大阪・兵庫エリアでベーカリーを15店舗展開する株式会社ワールドフーズでは、売上確認時にレジを止める必要があり、店舗運営に負担が生じていました。
POS+(ポスタス)導入後は、レジを止めずにリアルタイムで売上確認や時間帯分析ができるようになり、多店舗管理の効率化につながっています。また、各店舗の売上状況を本部側で把握しやすくなったことで、店舗運営の改善や販売分析にも活用されています。
さらに詳しい導入成功事例は、こちらをご確認ください。
参考記事:レジを止めずに、多店舗の売上をPOS+で可視化 ベーカリー15店舗を支える「リアルタイム集計」と「時間帯分析」
奄美市役所
鹿児島県奄美市役所市民課では、旧レジの故障や日計誤差が課題となっていたことから、POS+(ポスタス)を導入しました。導入後は、現金・キャッシュレス決済の売上データを一元管理できるようになり、レジ締め時の誤差ゼロを実現しています。
さらに、窓口業務の効率化やDX推進にもつながっており、自治体窓口におけるキャッシュレス対応の事例として紹介されています。
詳しい導入成功事例は、こちらをご覧ください。
参考記事:奄美市役所市民課が挑むDX推進 POS+導入で窓口業務をスマート化
Mika Beauty Dental Clinic
岐阜県中津川市のMika Beauty Dental Clinicでは、自費診療における高額現金精算時の対応負担が課題となっていました。POS+(ポスタス)と自動釣銭機を導入したことで、現金精算の自動化や会計業務の効率化を実現しています。
また、紙幣を数える作業負担の軽減や、診療終了後の締め作業効率化にもつながっており、クリニック業務の改善に活用されています。
詳しい導入成功事例は、こちらをご覧ください。
参考記事:自動釣銭機×POS+の導入で自費診療の高額精算の自動化と業務効率化を実現
まとめ
クラウド型POSレジは、店舗運営の効率化とコスト削減に大きく貢献します。導入や維持にかかるコストを抑えられるだけでなく、機動性や柔軟性、セキュリティ面でも優れているのが特徴です。
一方で、インターネット接続への依存やカスタマイズの自由度など、いくつかの課題もあります。メリットや注意点を十分に理解した上で、自社のニーズに合ったクラウドPOSを選び、導入しましょう。
-
Q
クラウド型POSレジ・システムはどのようなものですか?
A
クラウド型POSレジとは、従来のPOSレジと同様に、会計と同時に売上や販売情報を記録・集計して分析できる機能を備えたアプリケーションのことです。さらに、データをクラウド上に保存できるため、インターネット接続環境があれば、タブレット端末やPCを使ってどこからでもPOSシステムを利用できます。
-
Q
クラウドPOSはインターネットがなくても使えますか?
A
クラウドPOSはインターネット接続を前提としたサービスですが、オフライン時でも会計機能を利用できる製品があります。通信が復旧すると、売上データが自動でクラウドへ同期される仕組みです。
ただし、リアルタイムのデータ共有やクラウド連携機能は、インターネット接続時のみ利用できる場合があります。対応範囲はサービスごとに異なるため、導入前に確認することが重要です。
-
Q
クラウド型POSと従来型POSレジの違いは何ですか?
A
クラウド型POSは、売上や在庫データをクラウド上で管理するPOSレジです。インターネット環境があれば、店舗外からでも売上確認や複数店舗管理を行いやすい特徴があります。
一方、従来型POSレジは、店舗内の端末やサーバーにデータを保存するタイプが一般的です。クラウド型と比べると、外部からの確認やシステム連携に制限がある場合があります。
よくある質問
参考サイト:日本経済新聞
矢野経済研究所、国内のPOSターミナル市場に関する調査結果を発表
ローソン、人手不足対応や業務の効率化でタブレット端末と新型POSレジ・自動釣銭機を導入