120席の大型うどん店。昼は券売機、夜はモバイルオーダー。呼び出しモニターも活用し、流れを止めない店舗運営へ。

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運営法人:サイナス株式会社 神戸市中央区港島中町6-8-2 Java本社ビル1階 https://sinus.co.jp/ 神戸・ポートアイランドの市民広場駅周辺には、神戸国際展示場、ワールド記念ホール、ホテル、大学などが集まります。コンサートや学会の開催時には、多くの人が訪れるエリアです。その一角で営業する「うどんのことのは」は、自家製麺と国産素材のだしにこだわるうどん店。昼はランチ需要、夜は居酒屋としての利用にも応える店舗として営業しておられます。 ※夜営業(17:00~21:00)がスタッフ不足等の為に7月中旬より一時休業中。9月中旬より週末(金/土/日)限定での夜営業の再開を予定。 |
|---|---|
| 業態・業種 | 飲食店/うどん店 |
| 店舗数 | 1店舗 |
| 導入商品 | POSレジ、セルフレジ・券売機、モバイルセルフオーダー、呼び出しモニター、ハンディオーダー |
今回はサイナス株式会社取締役社長の七條 直樹様に、POS+についてお話を伺いました。
導入前の課題
- 60席から120席への拡張から、従来の券売機・セルフオーダーではランチ時の処理速度に不安があった
- 料理を席まで運ぶ従来の運用では、大規模なイベント時や研究者が集まる学会時の来店集中に対応しきれない懸念があった
- レジ締めやクローズ業務が複雑で、管理に手間がかかっていた
導入後の効果
- POS+の券売機・セルフレジにより、120席規模のランチ営業にもスムーズに対応
- 昼は券売機、夜はMSO(モバイルオーダー)とセルフレジに。注文・会計業務を効率化し、来店が集中する時間帯にも対応できる運用体制に
- レジ締め・クローズ業務を大幅に簡素化し、金額差異も発生しない運用に
自家製麺と国産だし。ポートアイランドで営業する「うどんのことのは」

――サイナス株式会社について教えてください
弊社は、サイナスホールディングスグループの中で飲食事業を担う会社で、神戸・ポートアイランドで「うどんのことのは」を運営しています。同店は、前オーナーの方から約18年にわたり、この場所で営業を続けてきたうどん店です。サイナス株式会社として運営を引き継いだ後も、地域で親しまれてきた店舗の流れを受け継ぎながら、自家製麺と国産素材のだしにこだわるうどん店として営業しています。
――うどんへのこだわりをお教えください
現在はサイナス株式会社の取締役社長を務めています。社長という肩書きですが、普段から現場に立っています。昼はキッチンに入り、夜はワンオペで営業することもあります。ホール、キッチン、仕込み、運営まで、基本的には全て何でもやっています。
60席から120席へ。大型店化で求められた「流れを止めない」運営


――店舗の席数を倍の120席に拡張された背景を教えてください。
もともとは60席でしたが、隣の空きテナントとつなげて120席に広げました。これは代表の判断です。隣が空きテナントのままで、もし別の飲食店が入れば、少ないお客様を分け合うことになるかもしれません。それならば、自分たちの店を拡大したいという考えがありました。また、近隣でイベントがあるときには、まとまった人数での来店があります。医学系の学会などでは、一時にお客様が集中し、3回転近くすることもあります。そうした需要を逃さず、きちんと受け止めるためにも、席数を増やす意味は大きかったと思います。
――120席の店舗を運営するうえで、最も重要だと感じていることは何ですか
大型店では入店から注文、商品の提供と店舗運営の流れを止めることができません。いかにスムーズに接客対応できるかが大切になります。ランチは限られた時間の中で来店されます。ご入店、お食事、そしてまた次のお客様に来店いただく。そのためにはスピードが必要です。以前は、料理をお客様の席までお持ちし、バッシングも行っていました。ただ、120席を2回転、3回転させることを考えると、その運用では難しい。注文、会計、提供、返却の流れをすべて見直す必要がありました。
――キッチンのオペレーションも変えられたのでしょうか。
120席の注文を受けると、調理オペレーションも変えないといけません。同時に、注文のスピードが上がる分、提供が間に合わなければ意味がありません。キッチンは広さがありましたが、動線を見直し、現場の流れに合わせて作り替えました。距離の無駄を減らし、スムーズに動けるようにしています。人の配置も変わりました。繁忙日はキッチンに5〜6人が入り、その中で1人はフリーとして何かあればすぐに動ける役割を置くようにしています。
従来機では120席に対応しきれない。POS+導入の背景

――POS+導入前には、どのような課題がありましたか
以前は、2台の券売機とは別にセルフオーダー用の端末がありました。現金での利用時には、発行されたQRコードを別の端末で読み取る必要があるなど、複数の操作が必要で、2回並ばなければならないこともありました。60席の時はまだ対応できても、120席に増やした時にそのままでは難しい。注文のスピード、決済のしやすさ、オペレーション全体を変える必要がありました。
――POS+を知った経緯を教えてください
当時、代表と一緒にいろいろなレジやキャッシュレス対応のシステムを調べていました。複数社のショールームにも行き、実際に触りながら比較しました。POS+についてもショールームで確認しました。画面の見やすさや見た目、操作性が良かったことが印象に残っています。店舗で実際に使うものなので、機能だけでなく、UI(ユーザーインターフェイス)など見た時の分かりやすさも大事だと思っていました。
――導入を決めた理由は何でしたか
120席規模の店舗運営に十分対応できるのかという点はかなり確認しました。1時間あたり、どれくらいのお客様に対応できるのかは、営業の方にも細かく聞きました。特に安心材料になったのは、阪神甲子園球場で使われているという実績です。大勢のお客様をさばく現場で使われているなら、当店でも対応できるのではないかと感じました。不安はありましたが、実績と操作性、見た目の安心感が決め手になりました。
昼は券売機、夜はモバイルオーダー。時間帯で使い分けるPOS+


――現在、POS+はどのように運用されていますか
昼は券売機とセルフレジの運用です。現金とキャッシュレスにそれぞれ対応しています。お客様に注文・会計をしていただき、番号でお呼び出しするフードコートスタイルです。夜はMSOとセルフレジを使っています。お客様には席から、卓上のQRコードを読み込み注文していただく形です。夜は居酒屋の業態になるので、ビールや一品料理の追加注文がしやすいことが大きいです。
――昼と夜で使い方を変えているのですね
そうです。ランチの時間帯は回転数が大事になります。一方で、夜の時間帯は席に座ったまま追加注文できることが大事になります。ライブやイベント後のお客様で、食事のみ召し上がる方もいます。その場合は、夜でも券売機を使うことがあります。居酒屋メニューを希望される方には席へご案内し、食事だけの方には券売機で注文していただく。時間帯やお客様の利用目的に合わせて、運用を切り替えています。
――モード切り替えの使いやすさはいかがですか
POS+はモードを切り替えられるので、非常にありがたいです。一度パターンを作ってしまえば、季節メニューや限定メニューの変更もしやすい。昼と夜でメニューを変える運用にも対応できます。夜はMSO(モバイルオーダー)にすることで、追加注文が取りやすくなりました。お客様が席を立たずにビールや一品料理を注文できるので、注文のハードルが下がっていると感じます。
呼び出しモニターで、広い店内の提供導線を整える


――呼び出しモニターは、どのように活用されていますか
店内が広いので、モニターは3台設置しています。準備中、お呼び出し中の番号が視覚的に分かるので、お客様も確認しやすいと思います。最初は配線が間に合わず、モニターが1台しか使えない時期がありました。その間は、番号を呼ぶためにスタッフを入れて対応していました。今は3台あるので、店内の奥にいるお客様にも分かりやすくなっています。
――大型店では、モニターの見やすさも重要ですね。
そうですね。音も鳴りますし、番号も大きく表示されます。病院やサービスエリアでも同じような仕組みが増えているので、お客様も慣れてきておられると思います。席数が多いので、店内の手前だけでなく奥でも確認できることが大事です。子どもからシニアまで、全ての方にとって分かりやすい流れにしたいと考えています。
レジ締めは大幅に簡素化。スマホで売上もリアルタイム確認


――POS+導入後、スタッフの業務に変化はありましたか
レジ締めやクローズ業務はかなり楽になりました。以前は券売機と釣銭機が別で、処理が少し複雑でした。今は一体型なので、締め作業が非常にシンプルです。自動釣銭機も入っているので、金額の差異は基本的にありません。現金売上のデータと実際の金額を合わせるだけなので、作業としてはかなり簡単になりました。
――管理画面の使い勝手はいかがですか
スマートフォンで売上を見られるのは、特に便利です。今日のランチがどれくらい売れているか、出数がどうかも確認できます。実際、日々の店舗運営に活用しています。本社は隣の神戸市灘区にありますが、代表もPCでリアルタイムに数字を確認しています。離れた場所でも数字を共有しやすいのは助かっています。
――メニュー変更などの管理はいかがですか
最初は分からないことも多く、営業担当の方にかなり相談しました。中でも、メニューのパターンを作る際には何度もサポートしていただきました。今は原本のようなものができているので、それを加工して、価格や内容、画像を変える形で対応できています。慣れてくると、かなり使いやすいです。
売上は前年比120%規模へ。大型化と認知拡大で次のフェーズに

――POS+導入後、売上面での変化はありましたか
POS+だけの効果とは言い切れません。席数を増やし、オペレーションも変えているので、いくつかの要素が重なっています。ただ、売上としては、2023年から2024年で前年比120%ほどになっています。さらに2024年から今にかけても、また120%ほど伸びる勢いです。
――店舗拡張後、認知が広がるまで時間がかかったのでしょうか
そうですね。店を広くし、提供スピードも上げましたが、それがすぐに認知されるわけではありません。学会やイベントで来られる方に、「ここは広くなって、早く食べられる」と認知されるまでに、2年ほどかかっていると思います。今はフェーズが一つ上がってきた感覚があります。席数を増やしただけでは、お客様は増えません。きちんと受け入れられる体制をつくり、実際に来られた方に使いやすいと感じてもらう。その積み重ねが、今の数字につながっていると思います。
システム化しても、人の力を忘れない


――効率化を進める中で、接客の温度感を保つために意識されていることはありますか
困っている人がいるかどうかを見ることです。ランチではホールに常時スタッフを置いているわけではありません。だからこそ、キッチン側から店内全体を見る必要があります。例えば、ウォーターサーバーの使い方が分からないお客様がいれば、すぐにお声をかける。高齢の方や体の不自由な方には、料理を席までお持ちすることもあります。
――大型化しても変えたくないことは何ですか
お店は生き物だと思っています。スタッフが変われば、お店も変わります。それでも変えたくないことがあるとすれば、困った人がいれば、ちゃんと声をかけるという基本的なところです。いくらシステムが良くなってスピード化されても、そこで流れを止めてしまう人が出ることは起こり得ます。そこをスムーズにするのは、やはり人の力です。システムに頼りすぎない。最後は人だと思います。そこを忘れたらいけないと思っています。
今後はテラス活用や物販も視野に

――今後のお店の展望を教えてください
当社は変化していく会社です。次々に何かを打ち出していくと思います。この店舗でも、テラスでバーベキューができるようなことを考えています。将来的には、当店のカレーうどんをブランドとして、物販の商品にしていく構想もあります。POS+にも、そうした新しい取り組みを支えてもらえたらと思います。
――最後に、お客様へのメッセージをお願いします
ポートアイランド、市民広場周辺に来られた際は、ぜひお立ち寄りください。国際展示場、会議場、ワールド記念ホール、IKEAなどに来られた時でも構いません。昼は11時から16時まで、ランチメニューを提供しています。17時から21時までは夜営業で、昼とは違うメニューも用意しています。釜揚げうどんや串カツなど、夜にしか食べられないメニューもあります。昼も夜も、それぞれ違った楽しみ方ができますので、ぜひ一度お越しください。
――本日は貴重なお話をありがとうございました。
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