全国各業態で導入が進むキャッシュレス決済に注目 今月より決済方法の集計を開始
今回よりキャッシュレス決済率をエリア別・ジャンル別に公開
クラウド型モバイルPOSレジの「POS+(ポスタス)」を提供するポスタス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:本田 興一)は、2022年7月度の飲食店売上動向についてPOSデータを基に集計し、結果をとりまとめましたのでお知らせします。
また、今回から新たな取り組みとして、全国各業態において導入が進むキャッシュレス決済に注目し、決済方法の集計を開始いたしました。飲食店がどのようにこのコロナ禍の転換期を乗り越えていくのか、数値やグラフ化することで、飲食店の力を可視化し、様々な切り口でレポートしてまいります。
今後もPOS+(ポスタス)は、飲食店を取り巻く環境変化や実態に関する情報を積極的に発信し、支援策の検討と 提案を行うことで、当サービスのビジョン“おもてなしのお手伝いで、はたらく、を笑顔でみたす。”の実現を目指してまいります。
【調査結果】
■新型コロナウイルス新規感染者数との関連
・新規感染者数が7月初旬から急速に増加しており「第7波」へ突入すると、前年対比の回復率は鈍化が見られる。
■決済方法について
・エリア別に見ると関東地方のキャッシュレス決済比率が45.5%と高い。
・ジャンル別に見ると、鉄板料理・フランス料理・その他西洋料理・しゃぶしゃぶ、寿司等、比較的単価の高い業態でのキャッシュレス決済比率が高い(そのほとんどはクレジットカード決済である)。
一方、ハンバーガー・カレー・ラーメン・そば・うどん等の軽食/食事系は現金比率が高いものの、キャッシュレス決済の中では電子マネー比率が高い。業態・単価による顧客行動の差が伺える。
【目次】
集計1:全国飲食店 売上月次推移(前年対比)
集計2:飲食店 業態別・顧客単価別売上月次推移
集計3:飲食店 エリア別・業態別決済方法
【集計1概要】
集計内容:飲食店 売上月次推移 前年対比
集計対象:「POS+」のPOSレジを導入している飲食店
集計期間:
<2021年売上>2021年4月1日~2021年12月31日
<2022年売上>2022年1月1日~2022年7月31日
集計手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計
データ提供数:7,796社
【集計1サマリ】7月度の売り上げは前月から-28.6ポイント減少したものの、コロナ前(2019年)対比でも130%の水準
- 7月度の前年対比の売り上げ伸長率は前月から-28.6ポイント減少したものの、前年対比で118.2%を示している。2021年7月の売り上げが2020年比105.3%、2020年7月の売り上げが2019年比104.4%なので、コロナ前(2019年)対比では130%の水準である。
- 7月度の時間帯別売上は、日中帯の前年対比が103.2%、夜間帯が130.1%。回復率は6月度よりも下がったが、引き続き高い水準である。(日中=6~16時、夜間=17~翌5時)
- エリア別に見ても同傾向。6月度よりも回復率は落ちるものの、昨年対比での高い水準は維持している。業態別でも同傾向である。 (※1)【2020年7月】POSデータ定期レポート 「売上昨年同月対比 客単価別 表1」 参照https://www.postas.co.jp/news/2020/1932/
- 「食事系」:カレー、そば・うどん、ラーメン、食堂・定食、レストラン
- 「軽食」:カフェ・喫茶、ハンバーガー
- 「専門料理」:焼肉、韓国料理、寿司、お好み焼き、鉄板料理、ステーキ・ハンバーグ、フランス料理、中華料理、海鮮料理、アジア・エスニック、イタリア料理、日本食、しゃぶしゃぶ、その他西洋料理、
沖縄料理 - 「居酒屋」:和風居酒屋、洋風居酒屋
集計期間:
<2021年売上>2021年4月1日~2021年12月31日
<2022年売上>2022年1月1日~2022年7月31日
集計手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計
データ提供数:7,796社
【集計2サマリ】新規感染者数が7月初旬から急速に増加しており「第7波」へ突入すると、前年対比の回復率は鈍化が見られる
- 業種別でも同傾向。6月度よりも回復率は落ちるものの、昨年対比での高い水準は維持している。
- 顧客単価別でみると、2,000円台~7,000円台の前年対比で約120%の伸長を示している。
- 新規感染者数が7月初旬から急速に増加しており「第7波」へ突入すると、前年対比の回復率は鈍化が見られる 8月度売上への影響は注視したい。
- 「食事系」:カレー、そば・うどん、ラーメン、食堂・定食、レストラン
- 「軽食」:カフェ・喫茶、ハンバーガー
- 「専門料理」:焼肉、韓国料理、寿司、お好み焼き、鉄板料理、ステーキ・ハンバーグ、フランス料理、中華料理、海鮮料理、アジア・エスニック、イタリア料理、日本食、しゃぶしゃぶ、その他西洋料理、沖縄料理
- 「居酒屋」:和風居酒屋、洋風居酒屋
- 「その他」=カフェ・喫茶、その他西洋料理、バー
集計期間:
<2021年売上>2021年4月1日~2021年12月31日
<2022年売上>2022年1月1日~2022年7月31日
集計手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計
データ提供数:7,796社
【集計3サマリ】決済方法について今月より決済方法の集計を開始。全国各業態で導入が進むキャッシュレス決済に注目したい。
- エリア別に見ると関東地方のキャッシュレス決済比率が45.5%と高い。
- 業態別に見ると、専門料理・その他でのキャッシュレス決済比率が高い。
- ジャンル別に見ると、鉄板料理・フランス料理・その他西洋料理・しゃぶしゃぶ、寿司等、比較的単価の高い業態でのキャッシュレス決済比率が高い(そのほとんどはクレジットカード決済である)。一方、ハンバーガー・カレー・ラーメン・そば・うどん等の軽食/食事系は現金比率が高いものの、キャッシュレス決済の中では電子マネー比率が高い。業態・単価による顧客行動の差が伺える。