キャッシュレス決済比率は全国で39.4% コード決済比率が最も高いのは中国地方
クラウド型モバイルPOSレジの「POS+(ポスタス)」を提供するポスタス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:本田 興一)は、2022年10月度の飲食店売上動向についてPOSデータを基に集計し、結果をとりまとめ ましたのでお知らせします。
今後もPOS+(ポスタス)は、飲食店を取り巻く環境変化や実態に関する情報を積極的に発信し、支援策の検討と 提案を行うことで、当サービスのビジョン“おもてなしのお手伝いで、はたらく、を笑顔でみたす。”の実現を目指してまいります。
【調査結果】
■10月度売上も前年対比アップ。コロナ前(2019年対比)と比較しても128%の水準。
- 10月度の売り上げの前年対比は、前月から40.7ポイント減少し115.2%となった。2021年10月の売り上げが2020年比96.9%、2020年10月の売り上げが2019年比115.1%(※グラフ表示外)なので、コロナ前(2019年)対比では128%の水準である。
■新型コロナ新規感染者数との関連
- 売上の前年対比はいまだ100%以上を保持しているが、緩やかに右肩下がりの傾向を示している。感染者数は9月に減少したのち10月に入り再び増加しているため、今後の「第8波」の影響は注視したい。
■決済手段について
- キャッシュレス決済比率は全国で39.4%。エリア別には関東地方が47.7%と最も高い。
関東地方はクレジットカード決済が39%と高いがコード決済は5.1%と他エリアよりも低め。コード決済が最も 高いのは中国地方で6.1%。 - ジャンル別に見ると、鉄板料理・フランス料理・その他西洋料理・しゃぶしゃぶ、寿司等、比較的高単価の業態でのキャッシュレス決済比率が高い(そのほとんどはクレジットカード決済である)。
- キャッシュレス決済を100%として内訳を見ると、業態ごとの決済手段の違いが明確にわかる。
ハンバーガー・カレー・ラーメン・そば・うどん等の軽食/食事系は前頁の通り現金比率が高いものの、キャッシュレス決済の中ではコード決済比率が高い。 - 9月度→10月度で飲食店全ジャンルのキャッシュレス決済比率は101% (39.2%→39.4%)。居酒屋で微増(36.0%→36.3%)している。
- 9月度→10月度でキャッシュレス決済が微増した居酒屋では、クレジットカード比率が微増した(29.9%→30.3%)。
【目次】
- 集計1:全国飲食店 売上月次推移(前年対比)、新規感染者数とエリア別売上週次推移(前年対比)
- 集計2:飲食店 エリア別・業態別・ジャンル別 決済方法
- 集計3:飲食店 ジャンル別 キャッシュレス決済方法比率、キャッシュレス決済比率(内訳)
【集計1概要】
集計内容:飲食店 売上月次推移(前年対比)、新規感染者数とエリア別売上週次推移(前年対比)
集計対象:「POS+」のPOSレジを導入している飲食店
集計期間: <2021年売上>2021年4月1日~2021年12月31日
<2022年売上>2022年1月1日~2022年10月31日
集計手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計
データ提供数:7,560社
【集計1サマリ】10月度の売り上げは前月から40.7ポイント減少し、前年対比で115.2%となった。
- 2021年10月の売り上げが2020年比96.9%、2020年10月の売り上げが2019年比115.1%(※グラフ表示外)なので、コロナ前(2019年)対比では128%の水準である。
- 売上の前年対比はいまだ100%以上を保持しているが、緩やかに右肩下がりの傾向を示している。感染者数は9月に減少したのち10月に入り再び増加しているため、今後の「第8波」の影響は注視したい。(※1)【2020年9月POSデータ定期レポート 「売上昨年同月対比 客単価別 表1」 参照https://www.postas.co.jp/news/2020/2469/
【集計2概要】
集計内容:飲食店 エリア別・業態別・ジャンル別 決済方法
集計対象:POS+のPOSレジを導入している飲食店の中で、以下の5業種・25ジャンルに分類される店舗
・「食事系」:カレー、そば・うどん、ラーメン、食堂・定食、レストラン
・「軽食」:カフェ・喫茶、ハンバーガー
・「専門料理」:焼肉、韓国料理、寿司、お好み焼き、鉄板料理、ステーキ・ハンバーグ、フランス料理、
中華料理、海鮮料理、アジア・エスニック、イタリア料理、日本食、しゃぶしゃぶ、その他西洋料理、
沖縄料理
・「居酒屋」:和風居酒屋、洋風居酒屋
・「その他」=カフェ・喫茶、その他西洋料理、バー
集計期間:
<2021年売上>2021年4月1日~2021年12月31日
<2022年売上>2022年1月1日~2022年10月31日 集計手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計
データ提供数:7,560社
【集計2サマリ】エリア別に見ると関東地方のキャッシュレス決済比率が47.7%と最も高く、クレジットカード決済が39%
- キャッシュレス決済比率は全国で39.4%。エリア別には関東地方が47.7%と最も高い。関東地方はクレジットカード決済が39%と高いがコード決済は5.1%と他エリアよりも低い。コード決済が最も高いのは中国地方で6.1%。
- 業態別に見ると、専門料理・その他でのキャッシュレス決済比率が高い。コード決済・電子マネーの使用比率は食事・軽食系・持ち帰り業態で高い。
- ジャンル別に見ると、鉄板料理・フランス料理・その他西洋料理・しゃぶしゃぶ、寿司等、比較的高単価の業態でのキャッシュレス決済比率が高い(そのほとんどはクレジットカード決済である)。キャッシュレス決済を100%として内訳を見ると、業態ごとの決済手段の違いが明確にわかる。ハンバーガー・カレー・ラーメン・そば・うどん等の軽食/食事系は前頁の通り現金比率が高いものの、キャッシュレス決済の中ではコード決済比率が高い。
【集計3サマリ】キャッシュレス決済比率は、前月から全ジャンル平均で101%と微増。微増しているのは居酒屋。
- 9月度→10月度で飲食店全ジャンルのキャッシュレス決済比率は101%と微増(39.2%→39.4%)。居酒屋で微増している(36.0%→36.3%)。