業務効率化と売上アップを支援するクラウドPOSレジ「ポスタス」
2025.10.20

飲食店のリピート率を上げる具体的な方法7選|課題や効果も合わせて解説

飲食店経営において「新規顧客の獲得」ばかりに目が向きがちですが、実は安定した売上を生み出すために欠かせないのがリピート率の向上です。

リピーターが増えれば、広告費に頼らなくても安定した集客ができ、口コミによる新規顧客獲得やスタッフのモチベーションアップにもつながります。

本記事では、飲食店のリピート率におけるよくある課題や効果、調べ方や実際にリピート率を上げるための具体的な方法をわかりやすくまとめました。さらに、中長期的に取り組むべき施策やCRM導入によるデータ活用の重要性についても解説します。

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飲食店におけるリピート率の基本と重要性

リピート率とは、一度お店に来てくれたお客さまが、どれくらいの割合でまた来てくれたのかを示す数値であり、飲食店経営において非常に重要な指標です。

この率を知ることで、「お客さまがどれだけお店を気に入って、再訪してくれているか」を客観的に把握できます。

リピート率は次の計算式で表せます。

リピート率(%)= リピーター数 ÷ 総来店客数 × 100

たとえば、月に100人のお客さまが来店し、そのうち30人が再びお店を訪れてくれたとしましょう。この場合のリピート率は30%となります。この数値が高ければ高いほど、常連客が多い安定的な売上が見込めるお店だと言えるのです。

多くの店舗がこの数値を重視しているのは、新規のお客さまを集めるよりも、リピーターを獲得する方が一般的にコストがかからず、結果として経営の安定につながるからです。

さらに、満足度の高いリピーターは、よい口コミを広めてくれるため、新規のお客さまを連れてきてくれる効果も期待できます。

実際に、日本政策金融公庫が行った調査では、売上が伸びている飲食店は、そうでない店舗に比べてリピート客の割合が高い傾向にあることが明らかになっています。このことから、リピート率の向上は、お店の成長と収益性を高めるための鍵となることがわかるでしょう。

参考サイト:日本政策金融公庫「飲食店経営力磨き上げガイド」

飲食店でリピート率を向上させるために効果的な方法

リピーターを増やすには、複数の戦略を組み合わせて実施することが効果的です。

顧客データの活用、パーソナライズされたサービス、特典プログラムなど、7つの主要な戦略について、その効果と実施方法を詳しく解説します。

  • 顧客データの収集と活用をする
  • お客さまごとにおすすめを変える
  • 来店ごとに貯まる特典を設ける
  • 定期的なメニュー改定や季節商品で飽きさせない
  • SNS運用で再来店を促進させる
  • スタッフ教育の徹底により顧客満足度を向上させる
  • 口コミやアンケートの意見を反映させる

これらの戦略を適切に組み合わせ、継続的に実施することで、顧客満足度の向上とリピート率の改善が期待できます。

顧客データの収集と活用をする

顧客データを適切に収集し活用することで、個々のお客さまに合わせたサービスの提供や効果的なマーケティングが可能になります。

お客さまの好みや行動パターンを分析し、ターゲットに応じたアプローチを行うことで、顧客満足度の向上とリピート率の改善が期待できるでしょう。

ただし、その集めたデータを「どの層がリピーターになりやすいか」「再来店までの平均期間はどれくらいか」といった視点で分析することが重要になります。

データを活用することで、漠然とした施策ではなく、ターゲット層に響く適切なタイミングでメッセージや特典を送れるようになり、再来店を効果的に促せます。

なお、POSレジの導入は、顧客データの収集だけでなく、以下のような多くのメリットをもたらします。

  • 業務効率化:注文から会計までの業務スピードが向上
  • 正確な売上管理:リアルタイムで正確な売上を把握
  • サービスを充実させられる:データにもとづき、お客さまへのサービスを細かく調整
  • 人件費の削減につながる:効率化により、必要な人員配置を最適化
  • スタッフの働きやすさ向上: 業務の負担が軽減され、スタッフの満足度や定着率向上に貢献

このように、顧客管理と業務効率化を両立できるPOSレジは、リピート率向上を目指す飲食店の必須ツールと言えるでしょう。

とくに、飲食店に特化したPOSレジサービスであるPOS+(ポスタス)は、単なる会計機能だけでなく、顧客データ分析に強みを持っています。

POS+(ポスタス)を導入することで、前述の「顧客データの収集と活用」をスムーズに行えるほか、CRM機能(POS+ CRM)を使えば、分析結果にもとづいたメッセージ配信や特典付与までを一元管理できます。

詳しくは【無料】の資料でご確認いただけますので、ぜひご覧ください。

お客さまごとにおすすめを変える

個客対応型のサービス提供は、顧客満足度の向上に寄与すると考えられています。お客さま一人ひとりのニーズに合わせたきめ細やかなサービスを提供することで、リピート率の向上につなげられるでしょう。

たとえば、過去のデータやスタッフの記憶をもとに、アレルギー情報を把握して安心感を与えたりするなど、パーソナライズされた「特別感」の演出が、お店への愛着を深めるきっかけとなります。

来店ごとに貯まる特典を設ける

ポイントプログラムなどのロイヤリティプログラムは、お客さまの購買行動に影響を与える可能性があります。ポイントプログラムがお客さまのロイヤルティを高め、購買頻度や金額の増加につながる傾向があるといわれています。

とくに、来店回数や利用金額に応じて特典内容をグレードアップさせる段階的な仕組みを取り入れると、「次はゴールド会員を目指そう」といった目標が生まれ、お客さまの継続的な来店意欲を刺激できます。

定期的なメニュー改定や季節商品で飽きさせない

飲食店において、定期的にメニューを更新し、季節限定商品を導入することは、お客さまの興味を引き付け、来店動機を高める効果があります。

新しいメニューや期間限定商品は、常連客にとっては新鮮な魅力となり、お店を再訪する明確な理由にもなり得るでしょう。

またこれらの限定商品はSNSでの話題性も高いため、結果として新規顧客の獲得にもつながる可能性があります。常に「何か新しいものがある」という期待感を持たせることが大切です。

SNS運用で再来店を促進させる

SNSを活用したお客さまとのコミュニケーションは、リピート率向上に効果的です。SNSは企業とお客さまのエンゲージメントを深める手段として注目されています。

飲食店においても、SNSを通じて店舗情報や新メニューの告知、さらには親近感のわくスタッフの日常などを発信することで、お客さまの記憶からお店が薄れるのを防ぎます。

とくにLINE公式アカウントなどを活用し、限定クーポンを配信すれば、再来店を具体的な行動として促進できるでしょう。

スタッフ教育の徹底により顧客満足度を向上させる

定期的な従業員教育は、スタッフの接客スキルや業務知識の向上に役立ち、顧客満足度の向上につながります。なぜなら一貫した高品質なサービスが提供されることで、お客さまは安心感を覚えるからです。

また、従業員教育は、スタッフのモチベーションやエンゲージメントを高め、定着率の改善にも寄与すると考えられています。

スタッフがプロ意識を持って生き生きと働く姿は、そのままお店の魅力となり、リピート率をさらに押し上げる要因となるでしょう。

顧客満足度を向上させるには、スタッフ教育だけでなく、ほかにも多くの方法があります。以下の記事では、顧客満足度を上げるための手段に加えて、「あると嬉しいサービス」も紹介しているので、ご覧ください。

関連記事:飲食店で顧客満足度を高める方法とは?あると嬉しいサービスも紹介

口コミやアンケートの意見を反映させる

お客さまからの意見やクレームに迅速かつ適切に対応することは、顧客満足度の向上とリピート率の改善に不可欠です。

顧客対応の重要性は広く認識されており、お客さまの声に耳を傾け、サービスや商品の改善に活かすことで、お客さまの信頼を獲得し、リピート率の向上につなげられるでしょう。

さらに、「お客さまの声を受けて改善しました」と具体的なフィードバックを行うことで、「自分の意見が届いた」という特別感が生まれ、お店の熱心なファンとして定着してくれるようになります。

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中長期的に取り組むべきリピート率改善策

ここまで、リピート率を向上させるために有効な施策をご紹介しました。すぐに自店で取り組めるものから、長期的に計画が必要と感じるものなど、施策の種類はさまざまです。

ここからは、長期的に取り組みながら飲食店のリピート率を向上させるための、具体的な取り組み方法について、解説します。

飲食店のリピーターを増やす方法
  1. CRMシステムの導入(3〜6ヶ月)
    顧客データを一元管理し、来店履歴や好みのメニューなどを分析できるシステムを導入します。個別対応や効果的なマーケティングが可能になります。
    関連記事:飲食店のCRM(顧客管理)とは?売上アップにつなげる活用方法
  2. セルフオーダーシステムの導入(1〜2ヶ月)
    セルフオーダーシステムの導入により、顧客の利便性向上、注文ミスの削減、店員の業務効率化が期待できます。また、販売データを活用したメニュー改善や顧客満足度の向上、多言語対応による外国人顧客のリピーター化が可能です。
    関連記事:セルフオーダーで飲食店の課題解決!種類や導入メリットを解説
  3. ロイヤリティプログラムの構築(2〜4ヶ月)
    ポイント制度や会員特典を設計し、システムを導入します。リピート来店の動機づけとなり、顧客の囲い込みに効果があります。
  4. 新メニュー開発プロセスの確立(3〜6ヶ月)
    定期的な市場調査と顧客フィードバックを基に、新メニューを開発するサイクルを作ります。常に新鮮な魅力を提供し、顧客の興味を維持します。
  5. スタッフ教育プログラムの開発(2〜3ヶ月)
    接客スキル向上のための体系的な研修プログラムを作成し、定期的に実施します。サービス品質の向上と標準化を図ります。
  6. 店舗リノベーション計画の策定(6〜12ヶ月)
    顧客フィードバックと最新のトレンドを考慮し、店舗の雰囲気を刷新する計画を立てます。居心地の良い空間づくりで、滞在時間と再来店率の向上を目指します。

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飲食店のリピート率向上には「CRM導入」が重要

CRMを導入することで、顧客データの一元管理と活用が可能になり、顧客維持率や顧客ひとり当たりの売上向上につながる可能性があります。CRMツール導入の具体的メリットとして以下があげられます。

  • リピート率の向上
  • 顧客ひとり当たりの年間利用金額の増加
  • マーケティングコストの削減
  • スタッフの業務効率向上・工数削減

CRMツールを活用することで、お客さまの来店履歴、好みのメニュー、特別な要望などを一元管理し、効果的なマーケティングや個別対応が可能になります。また、顧客セグメンテーションを行い、ターゲットに応じたアプローチ策を立案することで、より効率的な顧客維持と新規獲得が実現できます。

関連記事:飲食店のCRM(顧客管理)とは?売上アップにつなげる活用方法

飲食店のリピート率の現状と5つの課題

多くの飲食店経営者は、「うちの店は常連さんに支えられている」と感じてはいるかもしれませんが、現実には、リピート率を正確に把握できていないケースが少なくありません。

その結果、リピート率を高めるための具体的な施策が後手に回ってしまい、せっかく来店してくれたお客さまを再訪につなげられずにいることもあります。

ここでは、多くの店舗に共通して見られる、リピート率向上を妨げる5つの大きな課題について詳しく見ていきましょう。

顧客データを活用しきれていない

POSシステムや予約システムを導入していても、顧客データを集めるだけで、「分析して改善につなげる」という運用が不十分な店舗が多く見受けられます。

お客さまの好みや来店頻度、平均利用金額などのデータを適切に管理し分析することで、効果的なマーケティングや個別対応が可能になります。

たとえば、「どの年代のお客さまがリピーターになりやすいか」や「再来店までの期間はどれくらいか」といった具体的な傾向を見逃してしまうと、お客さまの心に響く再来店を促す仕掛けを作れません。この状態を放置すると、新規集客に頼り続けるコストのかかる経営になりかねないのです。

接客品質にバラつきがある

リピーターがしっかりと定着している店舗は、「誰が接客しても一定の満足度を提供できる」という点が大きな強みになっています。

ところが実際には、スタッフによって対応が異なったり、混雑時に接客が雑になったりと、サービス品質の不均一性がリピート率を低下させる要因になっている可能性があります。

明確なサービス基準を設定し、定期的な研修やスキル評価を導入することで、均一で高品質なサービスを提供することが、お客さまの信頼獲得につながるでしょう。

この問題を放置すると、お客さまによって満足度が大きく変わり、「当たり外れのある店」という印象を与えてしまい、再来店を遠ざけてしまいます。

メニューが固定化し飽きが生まれる

どんなに美味しい料理を提供していても、お客さまは毎回同じ内容では飽きを感じてしまうものです。

とくに常連客の獲得を目指すのであれば、季節限定メニューや新しい商品の開発が、再来店の強力なきっかけになります。

しかしメニュー開発や入れ替えを後回しにしてしまうと、「行きたいけれど、前回と同じメニューだろうし…」という気持ちが生まれ、リピート率が減少する可能性があります。

結果として、来店動機が弱まり、大切な常連客が他店に流れてしまうことにもつながってしまうのです。

来店後のフォロー不足で再来店につながらない

お客さまに初来店後、「また来たい」と感じてもらうためには、来店後の適切なフォローアップが非常に重要です。

LINEでの情報発信、会員向けのクーポン配信など、お客さまとの関係性を強化し、リピート率を高める施策は多岐にわたります。

しかし、これらの再来店を促進する活動が不十分な店舗は多く見られます。フォローがないと、お客さまの記憶からお店の印象が薄れてしまい、結果的に他店に流れてしまうのです。

この状況を放置すると、せっかく獲得した新規顧客が「一度きりのお客さま」で終わってしまう危険性があります。

お客さまの意見を収集・反映する仕組みが弱い

リピーターをしっかりと育てていくためには、「自分の声がお店に反映されている」とお客さまに感じてもらうことが非常に大切です。クレームや要望は、サービス改善のための貴重な機会であり、迅速かつ適切に対応することが重要になります。

しかし実際には、アンケートや口コミを集めても、それをサービスや商品の改善に活用できていないケースが多くあります。寄せられた意見をもとに改善することが、お客さまの声を大切にする姿勢となり、長期的な信頼関係構築につながるのです。

改善に結びつかないと、お客さまは「意見をいっても意味がない店」と感じ、顧客満足度が下がり、ネガティブな口コミが新規集客にも悪影響を及ぼす恐れがあるでしょう。

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飲食店でリピート率向上により期待できる効果

飲食店においてリピート率を高めることは、単なる売上の増加以上の大きなメリットをもたらします。

常連客が増えることで、お店の経営が安定するだけでなく、スタッフの働き方や新規集客にも非常によい影響を与えるのです。ここでは、具体的に期待できる5つの効果について解説します。

安定した顧客基盤をつくれる

リピート率が向上すると、「毎月必ずお店に来てくれる常連客」が増加します。これにより、売上が新規集客に大きく依存しなくなるため、景気や流行に左右されにくい安定した経営が実現できるでしょう。

リピート率向上は、お客さまとの長期的な関係構築を目指す取り組みであり、売上を増やすだけでなく、お店の存在意義を高め、地域に根差した愛される店舗づくりにつながります。

とくに立地条件に恵まれない店舗にとって、この安定した顧客基盤は、長期的な存続を支える大きな柱となるでしょう。

売上が安定して伸びやすくなる

一般的に、リピーターは新規顧客と比べて平均利用金額が高い傾向にあります。ドリンクや追加メニューを頼む割合が多く、初回来店時よりも注文数が増えることも少なくありません。

また、お店との信頼関係が構築されているため、新メニューや高額商品の提案も受け入れやすくなります。さらに、常連客の来店によって売上が平準化されるため、「月によって売上が極端に変動する」リスクが減るのも大きなメリットです。

結果として、売上と利益の安定的な向上につながるのです。

マーケティングコストを抑えられる

新規顧客の獲得には、多額の広告費やクーポンなどの販促費が必要となります。一方、リピーターを維持するためにかかるコストは、相対的に低く抑えられます。

リピーターが多ければ、既存顧客の再来店で安定して売上を確保できるため、過度な広告費に頼らずに済むようになるのです。結果として、全体的なマーケティングコストの削減が可能になり、利益率の改善や資金繰りの安定化に直結します。

口コミによる新規顧客が増える

お店に満足した常連客は、家族や友人、同僚といった周囲の人に積極的に店舗を推薦してくれる可能性が高くなります。

彼らは自発的に友人や家族を連れて来店したり、SNSでお店を紹介したりしてくれるのです。口コミや紹介で来店する新規顧客は信頼性が非常に高く、しかもその獲得コストはほぼゼロです。

このように、リピート率の向上は「新規顧客の自然な流入」を生み出す、強力な集客効果も併せ持っているといえるでしょう。

スタッフのモチベーションと定着率の向上

リピーターが増えると、スタッフは「自分の接客や料理が評価してもらえている」と実感しやすくなるでしょう。さらに常連客との継続的な会話や良好な関係性は、仕事への満足度とモチベーションを高める重要な要素となります。

これは、飲食業界の課題である離職率の低下にも効果を発揮します。人材不足が深刻なこの業界において、スタッフが定着することは、サービス品質の向上とさらなるリピート率の改善という好循環を生み出し、経営の安定に直結するのです。

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飲食店のリピート率を調べる方法

リピート率を効果的に改善していくためには、まず自店の現状を正しく把握することが不可欠です。

感覚的に「常連さんが多い気がする」と感じていても、実際に数字を出してみると、予想外の課題が見えてくることがよくあります。ここでは、飲食店のリピート率を調べる代表的な方法を2つご紹介します。

POSデータから調べる

近年、多くの飲食店で導入が進んでいるPOSレジを活用すると、リピート率を簡単に算出できます。

会員カードなどのお客さま情報をPOSデータと紐づけておくことで、「初回来店から再来店まで」の履歴をシステムが自動で追跡してくれるのです。

POSデータは、単にリピート回数だけでなく、来店頻度や利用金額などもセットで分析できるため、「どのようなお客さまが常連化しているのか」が明確になります。データをわざわざExcelなどに手入力する必要がなく、リアルタイムで確認できる点も大きな利点です。

さらに、クラウド型POSであれば、複数店舗のデータをまとめて確認できるため、チェーン店や多店舗展開しているお店にとっても有効な方法となります。

なお飲食店に特化したPOSレジサービスを提供しているPOS+(ポスタス)では、顧客分析・再来店促進を可視化できるサービス「POS+ CRM」を展開しています。

POS+ CRMは、あらゆるデータでお客さまを可視化できるほか、POS+ connectやLINEを使ったメッセージ配信機能も備えているため、データ収集から再来店促進施策の実行までをスムーズに行うことが可能です。POSデータについて知識を深めたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

関連記事:POSデータとは?分析方法・活用事例を徹底解説

アンケートや予約システムを活用する

POSシステムを導入していないお店でも、アンケートや予約システムを利用してリピート率を把握する方法があります。

  • 来店時アンケート:設問の中にリピート回数を尋ねる項目を入れる
  • 予約システム:リピート予約率を自動で集計できる機能を備えたシステムの導入
  • LINEやSNSでの簡易アンケート:再来店のきっかけやお店の満足度を聞く

これらの方法は、データ集計に手間がかかる面もありますが、POSがない店舗にとっては手軽にはじめられる貴重な調査手段となります。

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まとめ

ここまでご紹介したリピート率向上のためのポイントを押さえ、計画的に施策を実行していくことで、お店の売上の持続的な増加が期待できます。

リピート率向上において重要な要素は多岐にわたりますが、とくに以下の点が重要となるため覚えておきましょう。

  • 顧客データの収集と分析による現状把握
  • お客さま一人ひとりに合わせたサービス(パーソナライズ)の提供
  • 接客やメニューの一貫した品質の維持とスタッフ教育の徹底
  • 顧客フィードバックの積極的な活用と、それにもとづく継続的な改善努力

リピート率の向上は、一朝一夕に実現できるものではありません。しかし、お客さまとの長期的な関係構築を目指して地道に取り組むことは、単に売上を増やすだけでなく、お店の存在意義を高め、地域に根差した愛される店舗づくりにつながります。

最近では、これらの施策を効率よく一元管理するためにCRM(顧客関係管理システム)を導入し、リピーターを増やしている飲食店が増加しています。データ活用による効果的な再来店促進を実現するためにも、CRM導入の検討も視野に入れていくとよいでしょう。

POS+(ポスタス)なら、POSレジと連携して活用できる、CRMサービス「POS+ CRM」も提供しているので、飲食店におけるリピート率向上に役立つ機能をまとめて導入可能です。

詳しい内容は【無料】の資料でご確認いただけますので、ぜひダウンロードください。

参考サイト:日本政策金融公庫「飲食店経営力磨き上げガイド

よくある質問

リピート率を上げるのに最も効果的な方法は何ですか?

日本生産性本部の調査によると、顧客体験の向上が最も効果的です。顧客体験を向上させた企業は、そうでない企業と比べて、顧客満足度が平均30%以上高くなる傾向があるといわれてます。

リピート率を上げるためには、値引きやクーポンが効果的ですか?

効果的ではありますが価格だけでなく、品質、便利さ、体験を重視する「価値志向」の消費者が増加しているといわれているため、長期的には、これらの要素を改善することが効果的でしょう。

飲食店の売上アップにはリピーターが重要です!
リピーター増加をめざすならポスタスにお任せください

ポスタスのCRM「POS+CRM」を導入することで以下の実現し収益の最大化を目指すことが可能です。
・顧客との関係性強化と的確なサービス提供
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