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2020.09.23
店舗管理 機能

棚卸しとはなぜ必要?業種ごとの棚卸し方法と作業の目的を紹介

棚卸しとは、現在の在庫の数量とその価値を計算することです。棚卸しは時間も人手もかかる大変な作業ですが、今期の業績を把握するために欠かせない作業になります。

本記事では、棚卸しの目的や棚卸しを効率化する方法について、詳しく説明します。

棚卸しとは

「棚卸し」とは、会社の決算の時点で残っている在庫の数量を確認し、その価値を計算する作業を指します。簡単にいうと在庫管理にあたります

税務申告時に提出が義務付けられる損益計算書には「売上総利益」を記載しなければなりません。その売上総利益は、以下の式で算出します。

売上高 – (期首棚卸高 + 当期仕入れ高 – 期末棚卸高) = 売上総利益

つまり棚卸しは、税務申告のために避けては通れない作業なのです。

また、棚卸しの方法は、業種によって異なります。たとえば、飲食店と建設業では取り扱う商品も事業内容にも違いがあるためです。

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飲食店の棚卸し

飲食店の棚卸し

棚卸しの方法には先入れ先出し法、売価還元法など複数の種類がありますが、飲食店では「最終仕入れ原価法」を用いるのが一般的です

最終仕入れ原価法では、最後に仕入れた際の単価を、同種類の在庫商品の単価として計算します。食材を下ごしらえした状態で保存している場合も、最終仕入れ時の原価で在庫の価格を計算します。

仕入れた状態で加工せずにサーブできるドリンク類は、食材よりも在庫可能な期間が長いことが多く、在庫管理も比較的容易です。飲食店の棚卸しでは、仕入れ量も動きも大きい食材の棚卸しのほうが手間も労力もかかります。

アパレルの棚卸し

アパレルはトレンド予測の難しさや商品のライフサイクルの短さから、売れ残りの在庫が過剰となってしまうことも頻繁にあります。また、同じ商品の色違いなど多数のアイテムを入荷する必要があるため、アパレルの棚卸しは他業種と比べても負担が大きくなりがちです。

多店舗展開している場合に行われる他店への在庫移動も、棚卸し作業を複雑化させる要因となっています。いつ、どの商品が、どれだけ他店舗に移動したのか正確に記していなければ、在庫と帳簿が合致しなくなってしまいます。

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工場の棚卸し

工場の棚卸しでは、原材料、部品、半製品、製品とさまざまな状態のものを正確に数えていきます。

製造するために仕入れた部品も棚卸し対象です。不良品で販売できない在庫も確認します。製造業・加工業の工場では、工程ごとに状態の異なる在庫に経費を加えて評価額を算出します。

複数のラインでさまざまな製品を作る工場では、製品の数だけ在庫も抱えており、棚卸し作業が煩雑になりがちです。工場によっては、丸々1日稼働せず、集中して棚卸し作業を行うケースもあります。

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棚卸しの目的

棚卸しを行う目的は、主に次の2つです。

  • 利益の把握
  • 在庫管理

棚卸しをしない会社は、在庫を適切に管理できないだけでなく、経営の改善点が見つからない、適切な税務申告ができないなどの問題が発生します。

利益の把握

利益の把握

棚卸しで在庫の数と評価額がわかると、売上総利益を算出できます。先にも記しましたが、売上総利益の計算式は、次のようになります。

売上高 – (期首棚卸高 + 当期仕入れ高 – 期末棚卸高) = 売上総利益

たとえば、今期初めて仕入れ値が1つ100円の商品Aを300個仕入れ、200個を150円で販売したケースを考えます。現時点での在庫は100個です。

計算式に当てはめると売上総利益は以下のようになります。

売上30,000(150円 × 200個) – [期首棚卸高0 + 当期仕入れ30,000(100円×300個) – 期末棚卸高10,000(100円 × 100個)] = 10,000円

在庫管理

在庫管理の際にチェックしておくべき主な項目は次のとおりです。業種によって、チェック項目に加えるのもいいでしょう。

  • 仕入れ年月日
  • 商品名(商品コード)
  • 在庫の数
  • 仕入れた数・単価
  • 販売した数・単価
  • 在庫の保管場所
  • 取引先名

ポイントを押さえた定期的な棚卸しは、過剰仕入れ防止や利益率の改善につながります。また、商品の流れをしっかりと把握すれば、季節ごとの売れ筋商品やトレンドに合わせた適切な仕入れも可能になります。

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棚卸しが面倒な原因

決算や経営にかかわる棚卸しは煩雑でスタッフにも負担をかけてしまいがちです。棚卸しが面倒なものになってしまう原因は主に2つです。

  • 作業が地道
  • 時間がかかる

作業が地道

会社の規模や事業内容によっては、棚卸しの際にチェックしなければならない在庫量が膨大になってしまいます。同じような作業を延々と繰り返す棚卸しは、地道な作業が苦手なスタッフには苦痛そのものです。

在庫を一つひとつ確認して、数え、仕入れ値と販売額を調べ、帳簿と齟齬があれば再度調べ直す……という一連の作業を長く続けていると、心身ともに疲弊します。接客等と違い、やりがいを感じにくい点も心理的負担となるようです。

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時間がかかる

在庫が多ければ時間がかかります。在庫点数が小規模でも、在庫管理に割ける人手が少なければ、同様に時間がかかりすぎてしまいます。

そのため、棚卸しを行う際に専用の作業日を設けている企業も少なくありません。店舗によっては、棚卸しのためにその日は閉店して作業を行うこともあります。

なるべく早く、時間をかけずに棚卸しを行う工夫が必要になります。

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小売店の棚卸しは「POS+ retail」がおすすめ

小売店の棚卸しは「POS+ retail」がおすすめ

負担が重い小売店の棚卸しを効率化するために、各種データを管理できるPOSレジを活用してみましょう。小売店に特化したクラウド型モバイルPOSレジ「POS+ retail」では、POSレジ機能に加えて在庫管理、会計・販売管理、分析まで行えます。

店舗スタッフに大きな負担をかけてしまう棚卸し・在庫管理も、販売した商品のデータからの自動集計やバーコードの読み取りだけで完了。在庫の他店舗移動や、入出庫の把握にも対応可能です。

また、棚卸しだけでなく、日々の業務も効率化できることがPOS+ retailの強みです。日々の会計情報、顧客情報をリアルタイㇺで集計して、各種帳票の自動作成も可能。これにより、閉店前の締め作業にかかる時間も大幅に削減されます。

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ミスなくカウントできる

POS+ retailでは、商品が売れるとリアルタイムで在庫数を減少させる自動集計機能を備えています。これにより、在庫数のカウントミスや確認漏れがなくなるため、棚卸し時に在庫を何度も数えなおす必要はありません。

また、在庫の多店舗への移動にも対応。入出庫を正確かつスムーズに把握できるようになります。

作業時間短縮で業務を効率化

棚卸し作業の時間が短縮されると、スタッフの負担を軽減できるだけでなく、本来の業務への影響を最小限に抑えられるようになります。

棚卸しの時期にも本来の業務に注力できれば、顧客満足度の向上が期待できます。また、残業等も減るため、人件費の削減につながります。

まとめ

棚卸しは、あらゆる業種で大きな負担となっている業務ですが、決算等に影響を与えるためおろそかにはできません。棚卸しを効率化して、経営の健全化とコスト削減を図るために、リアルタイムで在庫を管理できる「POS+ retail」の活用をぜひご検討ください。

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