レシートロール紙は、店舗経営には欠かせないアイテムです。しかし、レシートロール紙とひとまとめに言っても、さまざまな種類や利用方法があります。種類によって特徴があるため、自社が必要としている種類を選ぶ必要があります。
本記事では、適切なレシートロール紙選びの参考として、その種類や特徴をご紹介します。レシートロール選びの参考にしてください。
レジレシートロール紙の選び方
レジレシートロール紙と一口に言っても、さまざまな種類があり、主な特徴として以下があります。
- 紙の種類
- サイズ
- 紙の厚み
- 保存年数
紙の種類

レジレシートロール紙には、普通紙とサーマル紙の2種類があります。
普通紙はインクによって印字するタイプの紙ですが、サーマル紙は熱に反応して紙面が黒くなるように加工されたレシート紙で、感熱紙とも呼ばれます。
サーマル紙は、基本的に冷暗所に保管しなければ紙質が劣化してしまう恐れがあり、設定された消費期限が過ぎると紙が黄色く変色したり、印字結果がかすれてしまったりすることがあります。一方、普通紙は紙質が劣化しにくいという特徴をもっています。
サーマル紙の保存年数は種類によっても異なるため、使用頻度によって選ぶのが良いでしょう。
サイズ
レジレシートロール紙のサイズは、「レシート紙の横幅×レシートロールの直径×中心部分の直径」で表記されています。

販売されているレジレシートロール紙の一例を挙げると、80mm×80mm×12mm、58mm×80mm×12mm、58mm×50mm×12mm、などがあります。
これらのレジレシートロール紙は、サイズによって対応している機種が変わりますので、使用しているレジに対応したサイズのものを選ぶことが大切です。
紙の厚み
一般的にレジレシートとして使用される場合の紙の厚さは、65~75ミクロンです。
その他の種類として、券売機で使用されている紙の厚さは一般的に145ミクロン~150ミクロンになっており、これら以外の厚さの物は主に特殊用途での使用になります。
保存年数

前述したように、サーマル紙は種類によって保存できる年数が異なります。
サーマル紙は、ノーマル紙、中保存紙、高保存紙の3種類に分類されており、それぞれの保存年数の目安は次のとおりです。
- ノーマル紙:約3年
- 中保存紙:約5年
- 高保存紙:約7年
レジレシートロール紙をよく使用する場合であればノーマル紙でも問題ありませんが、使用頻度が低かったり、長期保存目的で購入したりする場合は、中保存や高保存のものを購入するとよいでしょう。
おすすめレジレシートロール紙8選
おすすめのレジレシートロール紙をピックアップしました。購入の際の参考にしてください。
※価格は2025年1月時点、税込価格
- レジ用サーマルロールペーパー
- 感熱レジロール紙(ノーマル)
- レジロールペーパー
- 感熱レジロール
- 感熱レジロールコアレス
- SE・TEシリーズ対応ロールペーパー(感熱紙)
- モバイルプリンター用感熱ロール紙
- ロールペーパー レジスター用 普通紙
長さ | サイズ | 参考価格 | |
レジ用サーマルロールペーパー | 63m | 80mm×80mm×12mm | 230円(1巻) |
感熱レジロール紙(ノーマル) | 63m | 58mm×80mm×12mm | 11,000円(80巻) |
レジロールペーパー | 34m | 58mm×60mm×12mm | 989円(10巻) |
感熱レジロール | 63m | 58mm×80mm×12mm | 1,758円(5巻) |
感熱レジロールコアレス | 63m | 58mm×70mm×20mm | 1,099円(5巻) |
SE・TEシリーズ対応ロールペーパー(感熱紙) | 68m | 58mm×80mm×12mm | 1,680円(5巻) |
モバイルプリンター用感熱ロール紙 | 17m | 58mm×40mm×12mm | 2,090円(20巻) |
ロールペーパー レジスター用 普通紙 | 59m | 44mm×80mm×12mm | 2,198円(10巻) |
レジ用サーマルロールペーパー
一般的なサーマル紙のレジレシートロール紙です。1巻ごとのばら売りになっているので、欲しい数だけ購入でき、消費期限切れを起こしにくい点がおすすめポイントです。
詳細 | |
商品名 | レジ用サーマルロールペーパー |
参考価格 | 230円(1巻) |
紙の厚さ | 75ミクロン |
紙の長さ | 63m |
紙のサイズ | 80mm×80mm×12mm |
紙の種類 | サーマル紙 |
感熱レジロール紙(ノーマル)
1箱80巻入りのレジレシートロール紙です。80巻と内容量が多く単価も安いため、サーマルレシートロール紙をまとめ買いしたいときにおすすめです。
詳細 | |
商品名 | 感熱レジロール紙(ノーマル) |
参考価格 | 11,000円(80巻) |
紙の厚さ | 75ミクロン |
紙の長さ | 63m |
紙のサイズ | 58mm×80mm×12mm |
紙の種類 | サーマル紙(ノーマル) |
レジロールペーパー
普通紙のレジレシートロール紙です。10巻と内容量も程よく単価も安いので、さまざまなニーズに応えられる商品です。
詳細 | |
商品名 | レジロールペーパー |
参考価格 | 989円(10巻) |
紙の厚さ | 70ミクロン |
紙の長さ | 34m |
紙のサイズ | 58mm×60mm×12mm |
紙の種類 | 普通紙 |
感熱レジロール
中保存タイプの感熱紙のレジレシートロール紙です。約5年間保存ができるので、在庫として確保しておくにも有用な商品です。
詳細 | |
商品名 | 感熱レジロール |
参考価格 | 1,758円(5巻) |
紙の厚さ | ― |
紙の長さ | 63m |
紙のサイズ | 58mm×80mm×12mm |
紙の種類 | サーマル紙(中保存) |
感熱レジロールコアレス
こちらのレジレシートロール紙は、コアレスタイプという芯のないタイプとなっています。そのため、最後までレシートロール紙を使い切ることができる、環境にも優しい商品です。
詳細 | |
商品名 | 感熱レジロール コアレス |
参考価格 | 1,099円(5巻) |
紙の厚さ | ― |
紙の長さ | 63m |
紙のサイズ | 58mm×70mm×20mm |
紙の種類 | 感熱紙 |
SE・TEシリーズ対応ロールペーパー(感熱紙)
対応機種が多く、汎用性に優れた感熱紙タイプのレジレシートロール紙です。また、紙が少し長めになっているため、レシート紙の交換の手間が多少省けるのも利点です。
詳細 | |
商品名 | SE・TEシリーズ対応ロールペーパー(感熱紙) |
参考価格 | 1,680円(5巻) |
紙の厚さ | 75ミクロン |
紙の長さ | 68m |
紙のサイズ | 58mm×80mm×12mm |
紙の種類 | 感熱紙(ノーマル) |
モバイルプリンター用感熱ロール紙
こちらのレジレシートロール紙は、モバイルプリンターにも対応している商品です。サイズが対応していれば従来のレジスターでも使用できるので、モバイルプリンターと従来のレジスターのどちらも導入している場合にもおすすめのアイテムです。
詳細 | |
商品名 | モバイルプリンター用感熱ロール紙 |
参考価格 | 2,090円(20巻) |
紙の厚さ | 65ミクロン |
紙の長さ | 17m |
紙のサイズ | 58mm×40mm×12mm |
紙の種類 | 感熱紙(ノーマル) |
ロールペーパー レジスター用 普通紙
普通紙タイプのレジレシートロール紙で、上記の商品よりもサイズが小さいものになっています。普通紙は紙が劣化しにくいため、小さいサイズのレシートロール紙の在庫を確保しておきたい場合にはおすすめです。
詳細 | |
商品名 | ロールペーパー レジスター用 普通紙 |
参考価格 | 2,198円(10巻) |
紙の厚さ | ― |
紙の長さ | 59m |
紙のサイズ | 44mm×80mm×12mm |
紙の種類 | 普通紙 |
iPadレジとレシートプリンターとの接続方法
現在では、従来の据置型のレジではなく、iPadと周辺機器を接続したレジシステムで会計を行っているお店も少なくありません。
そんなiPadをレジとして利用する際に、重要になるのがレシートプリンターです。タブレットとプリンターを接続することにより、初めてタブレットがレジとして機能するのですが、その際の接続方法には以下の3つがあります。
- 無線LAN(Wi-Fi対応)タイプ
- Bluetoothタイプ
- 無線LAN×Bluetoothタイプ
関連記事:iPadレジとは?導入メリットと機能から事例まで徹底解説!
無線LAN(Wi-Fi対応)タイプ
無線LANで接続する方法では、1台のプリンターに対して複数のタブレットを接続できるため、複数台のiPadを一度にレジとして活用することができます。
しかし、初期設定がやや複雑なために手間取ってしまうほか、無線LANで接続をしているので、無線の届かない屋外ではそもそも使用できなかったり、インターネットの接続環境が不調になると、レジの機能が停止してしまったりする恐れがあります。
Bluetoothタイプ
Bluetoothで接続する方法では、複雑な初期設定やインターネット回線を必要としないので、簡単に準備することができ、屋外でのイベントなどにも使用できます。
しかし、無線LANタイプとは異なり、1台のプリンターに対して1台のタブレットしか接続できないため、複数のタブレットをレジとして機能させたい場合は、その台数に応じたレシートプリンターを用意する必要があります。
無線LAN×Bluetoothタイプ
無線LANとBluetooth双方の接続方法を兼ね備えたレシートプリンターもあります。
インターネット環境があり、複数のタブレットをレジとして使用したい場合には無線LAN方式で接続し、インターネット環境がない場所での運用や、タブレット1台のみをレジとして運用したい場合はBluetooth接続するなど、それぞれの方式の長所を生かした運用が可能となります。
関連記事:タブレットPOS(iPad)レジ導入のメリットとデメリット
まとめ
レシートロール紙にはさまざまな種類や保管方法があり、また現在ではレジそのものも多様化してきています。そのため、使っている機器に応じて、どんな種類のレシートロール紙がどれくらい必要なのかを見極め、適切に購入することが大切です。
なお、クラウド型「POS+(ポスタス)」では、タブレットPOSレジの周辺機器としてレシートロール紙やレシートプリンター、キャッシュドロワー、自動つり銭機等をご利用いただくことができ、より効率的な店舗運営をアシストいたします。ご利用の際はぜひご検討くださいませ。
関連記事:POSレジの使い方~システムの機能と導入までの手順
よくある質問
紙の種類、サイズ、紙の厚み、保存年数などを確認しながら、経営店舗の必要なものに合わせて選定することが重要となります。
タブレットとプリンターを接続することにより、初めてタブレットがレジとして機能するのですが、その際の接続方法には無線LAN(Wi-Fi対応)、Bluetooth、無線LAN×Bluetoothがあります。