カフェの開業・経営に必要な資格や資金は?成功のポイントもご紹介
カフェなどの飲食店開業には、食品衛生責任者の資格が必須です。開業資金はどういった物件を取得するかによって大きく変わる傾向にあります。成功のポイントはPOSレジを活用して人件費を抑えたり、店舗データ・顧客データを分析して効率的に店舗運営を行うことが重要です。
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カフェ開業で成功を目指すためのポイント
実際にカフェを開業するには、どのような資格が必要なのか気になっている方もいるのではないでしょうか。カフェの開業には届け出も含め、さまざまな準備が必要です。オープン後に経営を軌道に乗せるポイントもあわせて確認しておきましょう。
カフェ開業は未経験でも可能か?
未経験でもカフェの開業をすることは可能です。以下のスキルを身につけておくと良いです。
- 調理や接客、運営知識や経理関係の事務処理
- スタッフを雇う場合はスタッフ教育
オープン後に軌道に乗せるポイントは?
まずはお店のコンセプトを明確にし、お客さまに喜んでもらい、来店してもらう工夫が大事です。
- おもてなし、店内の雰囲気をより盛り上げるための工夫
- 知名度を高めるための広告や宣伝活動
「食品衛生責任者」は必須?
1店舗につき1名以上の食品衛生責任者を置かなければならないことが法律で定められています。
- 保健所などが実施する食品衛生責任者資格養成講習会を受講し取得可能
- 各都道府県により細かな講習内容や受講料、開催頻度は異なる
食品衛生責任者の講習会が免除されるケース
以下の資格をすでにもっている方は、講習を受けなくても食品衛生責任者の資格があるとみなされ、食品衛生責任者の講習の受講を免除されます。
- 栄養士
- 調理師
- 製菓衛生士
- 食鳥処理衛生管理者
- と畜場法に規定する衛生管理責任者または作業衛生責任者
- 船舶料理士
- 医師・薬剤師など、食品衛生管理者もしくは食品衛生監視員となることができる資格を有する者
カフェ開業を実現する3つの方法
カフェの開業方法をそれぞれ3つにポイントでご紹介致します。
①ゼロからカフェを開業する
ょう。事前の情報収集はもちろんの事、知識やスキルを取得するために全てを自分自身で行わなければいけません。専門家のサポートなどもないため、挫折してしまう方も多くいます。
下記のような特徴のある方は、ゼロからのカフェ開業に向いていると言えます。
- 経営の経験があり経理事務が得意な方
- 開業資金が潤沢で、じっくり時間をかけて実現できる方
- こだわりを強く持ち妥協しない方
②社員からカフェを開業する
セプトや方向性などを守りながら、自分のお店としての運営を身に着けることができ、安定した収入を得ることも出来ます。
社員からのカフェ開業では、下記のような方が特に向いています。
- いきなり独立する自信がなくまずは学びたいという方
- 開業資金の準備が不足している方
- 安定的な収入を確保しつつ多くのノウハウを学びたいという方
③フランチャイズでカフェを開業する
フランチャイズとは、本部となる親企業と契約を交わし、その店舗名やブランドを使い店舗経営を行います。徹底したサポート体制や知名度の高さなど、多くのメリットがありますが、ロイヤリティを毎月支払わなければいけません。
フランチャイズ開業では、下記のような方が向いています。
- 最小限のリスクでカフェ開業をしたい方
- 専門のサポートを受けつつスキルを磨き上げてから独立したい方
- 開業までの流れを実際に体験したい方
カフェ開業に必要な準備
食品衛生責任者の資格以外にも、カフェ開業までにしなければならない準備は多数あります。主なものは以下のとおりです。
- 行政への届出
- 土地や物件の選定
- 店舗の内装・外装工事
- 機器や備品の購入・調達
- メニュー考案
- 保健所への「飲食店営業許可」の申請、消防署への防火管理者選任届(収容人数30人以上の店舗のみ)、開業届など、行政への申請・届け出
- コンセプトに合った立地や物件の選定・不動産契約
- 店舗イメージの作成と内装および外装工事
- 調理器具や食器、インテリア用品など、物品の購入・調達
- 原価率や見栄えも考慮したメニュー開発
このほかにも、事業計画の作成や資金調達などの準備は必須です。また、ホームページや看板、広告など、集客対策についても検討しておきましょう。
POSレジの機能
飲食店専用のクラウドPOSレジの主な機能をご紹介します。
レジ機能
iPadアプリを使った基本のレジ機能。幅広いオペレーションに対応した豊富な販売方法。
売上分析
店舗ごとに予算と実績の予実管理や、時間軸・商品軸でABC分析、Zチャートなど多彩な切り口での分析ができます。
セルフオーダー機能
注文・会計業務のオペレーションを効率化することができ、非接触・非対面で省人化を実現。
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カフェのコンセプトを決める
カフェのコンセプトとは、提供するメニュー、お店の雰囲気や売りとなるモノです。経営を行う上での軸となる部分であり、ターゲットとする客層や開業する場所などにも大きく影響します。
コンセプトを効率よく具体的に決めるためには、「5W2H」を活用する方法がいいでしょう。
Why | なぜカフェの開業するのか、何を提供したいのかを明確にしましょう。 「ちょっとした外食」「非日常を味わえる空間」などの目指したい在り方を探ります。 |
Who | 年齢、性別、その人のライフスタイルなど、ターゲットをどのような方にするかを決めます。 |
What | ターゲットが若い層であれば「高級志向より手軽に楽しめるもの」というように、ターゲットに見合うメニューやサービスを決めます。 |
Where | コンセプトの一環として、何処にお店を構えるかという事も考えましょう。 ターゲットのライフスタイルに合わせた最適な環境が重要です。 |
When | 営業日、営業時間については、これまでに確定させたコンセプトから、より集客が狙える時間帯や曜日を決めます。 |
How | 具体的にメニューの内容や接客サービスについて詰めていきます。 会計スタイルなども考え、顧客満足度を高める手段を探ります。 |
How much | 家賃、食材の原価、店舗規模、見込み客数などから細かく数字を出し、現実的にどのくらいの価格で提供するのが妥当かを把握しておきましょう。 |
行政への届出
カフェ開業時は、行政へ各種届け出が必要です。
- 食品営業許可申請書(保健所):店舗完成10日前まで
- 防火管理者選任届(消防署):営業開始まで。収容人数30人以上の店舗のみ
- 防火対象設備使用開始届(消防署):使用開始7日前まで。建物の新規使用、内装などを変更がある場合
- 火を使用する設備等の設置届(消防署):設備設置前まで。火を使用する設備を設置する場合
- 深夜酒類提供飲食店営業開始届出書(警察):営業開始10日前まで。深夜12時以降酒類を提供する場合
- 個人事業の開廃業等届出書(税務署):開業日から1か月以内。個人で開業する場合
- 労災保険の加入手続き(労働基準監督署):雇用日の翌日から10日以内。スタッフを雇う場合
- 雇用保険の加入手続き(公共職業安定所):雇用日の翌日から10日以内。スタッフを雇う場合
- 社会保険の加入手続き(社会保険事務所):できるだけ速やかに。法人の場合は強制加入、個人の場合は任意
内外装の図面が完成したらできるだけ早く、着工前に保健所や消防署へ事前相談に行きましょう。店舗の規模や設備によって必要書類は変わります。
土地や物件の選定
カフェを開業するには、自宅をカフェにする、テナントを借りる、または物件を購入するという方法があります。自宅カフェ以外は、土地や物件を選定しなければなりません。立地は集客にとって重要な要素です。コンセプトに合った土地や物件を探しましょう。
開業費用に占める物件取得費は大きなものです。一般的に、保証金(敷金)は賃料の10か月分程度、不動産業者を通す場合は仲介手数料などで2か月分程度がかかります。また、契約に申し込む時点で保証金の1割程度の手付金が必要です。残りは審査を通過して、契約が完了する前までに支払います。
店舗の内装・外装工事
物件が決まったら、内装・外装の工事に入ります。建物以外に、看板や植栽などの外部装飾や駐車場の工事も忘れないようにしましょう。すでに駐車場が整備されている物件であれば、工事費用や時間を短縮できます。
工事の期間は、店舗の規模や物件によっても変わりますが、おおよそオープン2~3か月前までの着工が目安です。
機器や備品の購入・調達
内装・外装工事と併せて、機器や備品を選定し購入していきましょう。シンク、コンロ、冷蔵庫、収納、ドリンク用機器などの厨房機器や空調、照明、音響などは費用がかさみます。中古品の購入やリースの利用など、上手に節約することが重要です。
客席には、お客様用のテーブルや椅子、インテリア用品が必要です。調理器具、食器、ペーパーナプキンやトイレットペーパー、領収書など紙類の備品、ゴミ箱、洗剤、掃除道具など、必要なものは多岐にわたります。厨房、客席それぞれに必要なものをリストアップして、買い忘れのないようにしましょう。
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メニュー考案・作成
魅力的なメニューは集客にもつながります。コンセプトに合った店の個性が出るメニューを開発しましょう。SNSにアップしたくなるような見た目や、自然食材、無添加など素材にこだわったメニューも人気です。
料理そのものだけでなく、頼みたくなるような魅力的なメニュー表作りも重要です。ページのレイアウトやメニューの順番で、メニュー表の印象は大きく変わります。ただメニューと価格を載せるのではなく、おいしそうな写真やそのメニューの価値を表現するような工夫をしましょう。
またメニューが多すぎると目移りしてしまってお客様は選びにくくなるので、一押しメニューを目立たせるなどの工夫が必要です。店外にメニューやディスプレイを設置すると、入りやすい雰囲気を演出できます。
カフェの開業資金はいくらかかる?
まず平均的なカフェの開業資金としては、相場で500~600万円程度が必要です。しかし、規模が大きければさらに開業資金は多くなり、中には1,000万円以上必要となるケースもあります。
例えば10坪規模で家賃が10万円の場合、次のような内訳になります。
開業に必要な設備にはPOSレジも含まれ、POSレジの選び方も大切になってきます。レジを選ぶ際のポイントとしては、レジには大きく分けて「物販店向き」「飲食店向き」の2種類に分けられます。どちらも会計業務やデータ登録などの目的は同じですが、飲食店に特化したPOSレジを選べば、税務や労務業務はもちろん、接客に必要な機能も含めて飲食店経営を強力にサポートするでしょう。
物件取得費 | 約120万円 |
内装 | 約50万円 |
備品 | 約20~30万円 |
運営資金 | 約100万円 |
宣伝・広告費 | 約40~50万円 |
設備 | 約200万円 |
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カフェ開業に活用できる補助金・助成金
カフェ開業をする場合、様々な補助金や助成金を利用する事が出来ます。会計を行うレジでPOSレジ導入を検討していれば、「IT導入補助金」を活用する事が出来るでしょう。また、自治体ごとに「創業支援補助金」を設けている事もあります。
まずは市役所などに問い合わせを行い、適切な利用が出来るよう情報収集しておくようにして下さい。
補助金や助成金は、年度が変わればその内容にも変化が生じる可能性もあります。以前調べた助成金が、既に利用できなくなっていたという事も少なくありませんので、必ず最新情報を把握しておくようにしましょう。
カフェの開業・経営を成功させるポイントは?
自分のカフェを開業しても、そこがゴールではありません。いかに経営をうまく行うか、成功させるためにはいくつかのポイントがあります。ここで、特に重要となる2つのポイントをご紹介します。
カフェ開業・経営でのよくある失敗例
憧れのカフェをオープンしたのに、上手くいかずに失敗してしまった。こういう話は実は少なくありません。その中でも特に多くある失敗例を2つご紹介致します
カフェ開業したら、年収はどれくらい?
カフェを開業しようと考えている方は、実際にどれくらいの年収が見込めるのか気になるのではないでしょうか。結論からいうと、カフェ経営は大きく利益を上げられる業種とはいえません。個人経営の場合、多くは年収200~500万円程度となっています。
厚生労働省がまとめた「喫茶店営業の実態と経営改善の方策」に、経営主体別の従業員1人あたりの当期純利益が報告されています。法律上、喫茶店とカフェでは提供できる食事内容が異なりますが、参考までに見ておきましょう。
【従業者1人当たり当期純利益、経営主体別】
※データ引用元:厚生労働省「喫茶店営業の実態と経営改善の方策」
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000171261.pdf#page=20
新規開業ならPOSレジ利用がおすすめ
カフェを新規に開業するなら、POSレジの導入がおすすめです。POSレジには、業務の効率化や売上アップにつながるさまざまなメリットがあります。
- 売上データを分析
- 月額費用の安さ
- 人件費削減にも貢献
POSレジとは、お客様が買い物をした時点で、その商品の販売情報を収集・記録できるレジのことです。最近のPOSレジは、販売情報を記録するだけでなく収集したデータから経営に役立つさまざまな分析ができるようになっています。
また、キャッシュレス対応しているPOSレジであれば、会計時もスムーズに進みます。予約管理や会計ソフトなど外部サービスとの連携により、業務が効率化できるメリットも見逃せません。
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売上データを分析
POSレジでは、すべての売上データは自動で記録され、さらに分析までできます。商品ごとの売上傾向を管理できるため、売れ筋商品がすぐにわかり、今後の販売戦略も容易に立てられます。
商品が購入された時点での情報が蓄積され、どの商品が、いつ、どこで、どんなお客様に売れたのかがわかるのもポイントです。店舗コンセプトに合った経営ができているかの判断材料になるでしょう。
会計の手間やトラブルが減る
飲食店の場合、POSレジと併せてオーダー用の卓上タブレット端末やスタッフの小型端末を導入すれば、注文した内容が瞬時にレジに届きます。自動で集計されるため、レジの打ち間違いもありません。レジの打ち込み時間がなく、キャッシュレス決済、自動釣銭機にも対応しているため、会計作業がスムーズに進みます。トラブルが減ることで、顧客満足度の向上にも貢献してくれるでしょう。
卓上注文やスマホ注文でオーダーミスやトラブルを軽減できます。
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人件費削減にも貢献
手書きの伝票の代わりに専用端末やタブレットを使用して、データで注文をやり取りできるシステムが、オーダーエントリーシステムです。最近では、多くのPOSシステムに搭載されています。
卓上タブレットやお客様のスマホから注文できるオーダーエントリーシステムを導入すれば、スタッフがテーブルまで注文を取りに行く必要がありません。厨房だけでなくレジにも情報が転送されるため、会計時間も少なくて済みます。ホール係のスタッフ数を減らせるので、人件費の節約にもつながります。
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カフェにPOSレジを導入するなら…POS+(ポスタス)がおすすめ
POS+では、飲食店に特化した「POS+ food」や、小規模の飲食店向けの「POS+ lite」を提供しています。様々な決済サービスとの連携はもちろん、複数の伝票合算会計、伝票の分割会計など、様々な機能を備えています。
また、POS+ではタブレットによる注文が可能となりますので、手書きによる注文ミスやトラブルを防止する事も可能になります。さらに、テーブルの配席状況をレジタブレットでリアルタイムに確認し、管理することも可能となっています。実際にPOS+のレジを導入した店舗の例をご紹介致します。
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導入事例:GARDEN HOUSE
レストラン&カフェチェーン「GARDEN HOUSE」では、同時開業により店舗数が増えたことで、これまではマンパワーで補う事が出来ていた経理業務や店舗管理が難しくなったという課題を抱えていました。しかし、POS+の導入で複数店舗の一元管理を実現させます。
店舗ごとの売上確認、商品動向や比較なども容易に出来るようになり、実績データをリアルタイムで確認する事も可能になったため、それぞれの店舗、本部との連携もスムーズに行えるようになりました。
ゆったりとした食事や価格や質の高いものを楽しみたい方に最適な横浜店、さっとお茶をしたり、つかの間の休憩として利用が出来るみなとみらい店などがありますが、POS+サービスもお店のコンセプトに合わせて変えているというのも大きな特徴と言えるでしょう。
どんなお店でも最適なサービスの提供をすることが可能となるのも、POS+の最大の魅力となります。
まとめ
独立、お店の経営として最も人気が高いカフェですが、簡単に行えるものではありません。様々なスキルを要しますし、綿密な計画を立て多くの情報を収集しておかなければうまく軌道に乗ることは難しくなるでしょう。
逆に言えば、本記事で紹介した内容をよく把握し、時間をかけて正しく準備を行えば、カフェの経営を成功させる事が出来ます。開業資金の用意、助成金など活用できる制度の確認などもしっかりとチェックし、ぜひ素敵なカフェの開業を目指してください。
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