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2025.04.23
レジ

タッチ決済とiD決済の違いとは?お得さや使用感の違いを解説

スマホやカードを端末にかざすだけで簡単に決済できるタッチ決済やiD決済に、どのような違いがあるのか気になっている方は多いのではないでしょうか。使用感にはあまり差がない一方で、利用できる店舗や利用する際のポイント還元など、それぞれに違いはあります。

本記事では、タッチ決済とiD決済それぞれの特徴と、実際にどのような違いがあるのかを解説しています。また、タッチ決済やiDを利用する際の注意点も紹介しているため、タッチ決済、iD決済が気になっていた方は参考にしてみてください。

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クレジットカードのタッチ決済とは

クレジットカードのタッチ決済は、店頭レジでの支払い時に決済端末にカードをタッチするだけで完了する便利な決済方法です。

クレジットカード決済には主に3つの方法があり、従来のカードリーダーにスライドする方式、ICチップを読み取る差し込み方式、そして最新のタッチ決済方式があります。タッチ決済の特徴は、サインや暗証番号の入力が不要なため、決済がスピーディーに完了する点です。

また、端末にカードを近づけるだけで決済できるため、実際に手で触れる必要がなく「非接触型決済」とも呼ばれています。

関連記事:NFC決済とはどんな決済方法?対応店舗と今後の普及見込み

クレジットカードのタッチ決済とは

iD決済とは

iD決済は、株式会社NTTドコモが運営する電子マネー決済サービスです。70社を超えるカード会社との提携により、幅広い利用者に支持されています。

iD決済の特徴は、レジに設置された専用端末にスマートフォンやカードをタッチするだけで支払いが完了する手軽さにあります。「iD」という黄色地に黒の太字で表示されたロゴマークが目印で、このマークがある店舗であれば利用可能です。

従来の現金やクレジットカード決済と比較して、財布から現金やカードを取り出す手間が省け、レジでの支払いがスムーズに行えます。また、iD決済は、年会費や発行手数料が要りません。

さらに、iD決済は支払い方法の選択肢が豊富で、後払い方式のポストペイ型、前払い方式のプリペイド型、利用と同時に口座から引き落とされるデビット型の3つから、自分の状況に合った方法を選べます。

参考サイト:NTTドコモ iDとは

関連記事:
電子マネーの種類10選!カテゴリ別の種類や店舗側の導入メリット
キャッシュレス決済導入のメリットとは?導入の流れと各社の比較ポイント

iDとタッチ決済の違いとは

iDとタッチ決済の違いとして次の特徴が挙げられます。

  • 審査の有無
  • 使用可能な店舗
  • ポイント還元率
  • 利用可能な国
  • サインの必要性

それぞれの特徴を把握し、導入の参考としてみてください。

審査の有無

iD決済とクレジットカードのタッチ決済の違いの一つが、利用開始時の審査の有無です。

クレジットカードのタッチ決済を利用するためには、まずクレジットカード自体を発行しなければなりません。クレジットカード発行の過程では、申込者の信用情報や経済状況、収入などを確認する審査が必ず行われます。

そのため、信用情報に問題がある場合や、収入が基準に満たない場合には、審査に落ちてクレジットカードを作れず、結果としてタッチ決済も利用できなくなる可能性があるでしょう。

一方、iD決済は電子マネーの一種であり、基本的に審査を受けることなく利用開始できます。

特にプリペイド型やデビット型のiDであれば、事前に入金した金額内での利用や、即時口座引き落としとなるため、与信の問題が生じにくく、審査なしもしくは簡易的な確認のみで利用できるケースが多い傾向です。

使用可能な店舗

iD決済とクレジットカードのタッチ決済は、それぞれ対応している店舗が異なるという違いがあります。

タッチ決済はクレジットカード会社が提供するサービスであるため、各クレジットカードの種類に対応している店舗であれば世界中で広く利用できます。

一方、iD決済はNTTドコモが運営するサービスで、主に日本国内の加盟店で利用可能です。海外での利用や一部の小規模店舗では、対応していないケースもあります。

ポイント還元率

iD決済とクレジットカードのタッチ決済では、ポイント還元率に違いがあります。

クレジットカードのタッチ決済は、カード会社独自のポイントプログラムと連動しており、高還元率が魅力です。

具体例として、三井住友カード(NL)では、Visaのタッチ決済を利用した場合、対象のコンビニや飲食店などで実物のカードなら5%、スマートフォンに登録して利用すると7%と高いポイント還元率があります。

一方で、iD決済には独自のポイント還元プログラムが存在しません。

iD決済で支払った金額に対しては、iDに紐づけられているクレジットカードの通常還元率でポイントが付与されるだけです。

参考サイト:三井住友カード

利用可能な国

iD決済とクレジットカードのタッチ決済は、利用可能な国や地域にも違いがあります。

クレジットカードのタッチ決済は、国際的な標準規格であるNFC Payを採用しています。

国際標準規格を使用しているため、Visa、Mastercard、JCBなどの国際ブランドのタッチ決済は世界各国で幅広く利用可能です。

そのため、海外旅行や出張の際にも、現地の通貨を用意することなく、普段使っているクレジットカードでスムーズに支払いができる利便性があります。

一方、iD決済は日本独自の技術規格であるFeliCa(NFC Type-F)です。

FeliCaは日本のソニーが開発した通信規格で、高速処理と安全性に優れていますが、国際標準とは異なるため、基本的に日本国内でしか利用できません。

海外への渡航が多い方や、海外旅行をよく楽しむ方にとっては、Visaやマスターカードなどの国際ブランドのタッチ決済機能付きカードを所持していることで、世界中どこでもスムーズな支払いが可能です。

サインの必要性

iD決済とクレジットカードのタッチ決済は、決済時のサインの必要性も違いがあります。

iD決済は、基本的に決済時のサインが不要です。少額の買い物であれば、端末にカードやスマートフォンをタッチするだけで、サインや暗証番号の入力なしに瞬時に支払いが完了します。

一方、クレジットカードのタッチ決済も、少額決済の場合はサインや暗証番号の入力が不要という点ではiDと同様です。

しかし、ICチップの差し込みやスワイプで支払う場合には、金額に関わらずサインや暗証番号の入力を求められるケースが多くあります。特に海外では、サインを求められることが一般的です。

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タッチ決済とiDのお得さの違い

タッチ決済とiD決済のお得さを比較すると、基本的には一概にどちらが優れているとはいえません。それぞれの特性に応じた違いがあります。

iD決済は、独自のポイントプログラムを持っていません。

iDで決済した際のポイント還元は、iDに紐づけられているクレジットカードのポイントプログラムに依存します。

一方、クレジットカードのタッチ決済は、カード会社が独自に設定したポイントプログラムと連動していることが特徴です。

特に近年は、タッチ決済の普及を促進するために、通常の還元率より高いボーナスポイントを付与するカードが増えています。

タッチ決済とiDの使用感の違い

タッチ決済とiD決済の使用感は、実際の利用者がほとんど違いを感じないほど似通っています。

両者とも、レジでの決済時にカードやスマートフォンを専用端末にかざすだけで支払いが完了する基本的な使用方法は同じです。
操作の手順や必要な動作に大きな違いはなく、どちらも簡単に使いこなせます。

理論上は、FeliCaはNFCと比較してわずかに処理速度が遅いといわれていますが、その差は実際の買い物シーンでは体感できるほどの違いではありません。
どちらの決済方法も、カードを取り出してサインするなどの従来の方法と比べれば、圧倒的に迅速です。

また、日本国内では、両決済システムの普及が進んでおり、日常的に利用する店舗の多くが両方の決済方法に対応するようになってきています。
そのため、利用可能な店舗の観点からも、以前は差があったものの、現在ではその差はほとんどありません。

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タッチ決済やiDを利用する際の注意点

タッチ決済やiDを利用する際の注意点として次の2点が挙げられます。

  • スマホやカードの紛失・盗難に注意する
  • 上限を超えると利用できない

それぞれの注意点を詳しく解説します。

スマホやカードの紛失・盗難に注意する

タッチ決済やiD決済を利用する際には、スマートフォンやカードの紛失・盗難に特に注意が必要です。

サインや暗証番号が不要な点は、同時に大きなリスクとなり得ます。

タッチ決済やiD決済は本人確認のプロセスがなく、端末にカードやスマートフォンを近づけるだけで即座に支払いが完了するため、紛失や盗難に遭った場合、第三者による不正利用が容易になってしまいます。

より安全に利用するための対策としては、まずスマートフォンのセキュリティ設定を強化することが重要です。生体認証を設定し、第三者がスマートフォンを操作できないようにしましょう。

また、必要のないときはクレジットカード本体を持ち歩かず、スマートフォンの電子決済のみを利用するのも効果的です。

上限を超えると利用できない

タッチ決済やiD決済を利用する際には、利用金額の上限制限を理解しておかなければなりません。

サインや暗証番号の入力なしで支払いを完了できる一方で、セキュリティ上の理由から1回あたりの支払い金額に上限が設定されています。

上限額を超える買い物を予定している場合は、事前に現金や通常のクレジットカード決済など、代替手段を用意しておくことが必要です。

特に高額な商品購入や複数商品の一括購入時には、利用できる決済方法を確認しておくとよいでしょう。

また一部の店舗では、複数回に分けての支払いを認めていないケースもあるため、上限額を超える場合の対応も、レジスタッフに事前に確認することが大切です。

まとめ

本記事では、タッチ決済とiD決済の違いを解説しました。

クレジットカードのタッチ決済もiD決済も、店頭レジでの支払い時に決済端末にカードをタッチするだけで完了する便利な決済方法です。

それぞれの使用感に明確な違いはなく、いずれも端末にかざすだけで暗証番号やサインを必要とせずにすぐに決済ができます。

ただし、国や地域によっては利用に制限があるため注意が必要です。タッチ決済やiDを利用する際の注意点も解説しているため、利用を考えている方は参考にしてみてください。

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よくある質問

タッチ決済とiD決済の違いは何ですか?

タッチ決済とiD決済の主な違いは、運営元と対応範囲にあります。
タッチ決済はVisaなどの国際ブランドが提供する国際規格で、海外でも利用可能です。
一方、iDはNTTドコモが提供する日本独自のサービスで、主に国内限定です。
ポイント還元率も異なり、タッチ決済は高還元率キャンペーンが多いのに対し、iDは紐づけたカードの還元率がそのまま適用されます。

iD払いのメリットは?

iD払いのメリットは、スマートフォンやカードをかざすだけで素早く決済が完了する手軽さです。
サインや暗証番号入力が不要な点もメリットといえるでしょう。また、年会費や発行手数料が無料であり、経済的な負担なく利用できます。

さらに、ポストペイ型・プリペイド型・デビット型と多様な支払方法から選べるため、自分の都合に合わせた利用が可能です。
クレジットカードのような審査も不要なため、幅広い層が利用できる点も魅力です。

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