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2020.09.18 2024.07.19
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PayPay加盟店の手数料はいくら?導入時のコストやメリット

QRコード決済の導入をご検討の方へ

POS+ (ポスタス)では、QRコード決済やさまざまなキャッシュレス決済に対応しています。

スマートフォンの普及が進む中で、QRコードを読み取ることで決済可能なサービスが増えています。特に、PayPayは日本国内でも多くのユーザーに利用されているサービスの一つであり、今後の導入を検討している事業者も多いでしょう。

とはいえ、PayPay利用時、加盟店側の手数料はいくらになるのでしょうか。今回の記事では、PayPayの加盟店手数料に加えて、導入時のコストや導入メリットについて解説していきます。

PayPayとは?

PayPayとは、「PayPay株式会社」が運営するスマートフォンの決済サービスです。QRコード決済の一種であり、スマートフォンでQRコードを読み取ったり、バーコードを提示したりするだけで支払いが行えるため、現金を使用することなく決済が可能です。

また、日本国内でも利用者が多い決済サービスとして知られており、総務省統計局の調査によると2023年12月時点で約6,100万人が利用しています。事業者にとっては、利用者が多いことから新規顧客の獲得や売上拡大にも期待が持てるのがメリットといえます。

PayPay加盟店の手数料はいくら?

PayPayは、2021年9月30日までは導入費用・決済システム利用料・入金手数料が全て無料でした。しかし2021年10月1日以降は、PayPay加盟店向けに手数料が発生します。2024年6月現在、PayPay加盟店では手数料がいくら発生するのかを紹介していきます。

加盟店手数料は1.6%または1.98%

2021年10月1日以降、PayPay加盟店向けに手数料が導入されることが決まりました。多くのキャッシュレス決済サービスが3〜4%の手数料を設定している中、PayPayの加盟店手数料は最低1.6%です。

この「最低1.6%」というのは、PayPayアプリの中に自店舗のページを持てる「PayPayマイストア ライトプラン(月額1,980円・税別)」に加入していることが条件となります。なお、未加入の場合でも加盟店手数料は1.98%であり、業界内でも最低水準です。

加盟店手数料を1.6%にする条件

PayPayの加盟店手数料を1.6%にするためには、「PayPayマイストア ライトプラン(月額1,980円・税別)」への加入が必須となります。PayPayマイストアライトプランとは、PayPayマイストアの自店舗ページの作成やPayPayクーポンの発行、集客データの分析などに活用可能なサービスです。

毎月のPayPayでの決済額が55万円程度であれば、「PayPayマイストア ライトプラン」に加入したほうが全体のコスト的にもお得になります。売上額に応じて最初は未加入で様子を見ながら、決済額が55万円を超えてきた段階で「PayPayマイストア ライトプラン」に加入するのがおすすめです。

PayPay加盟店向け導入費用とその他手数料

PayPay導入にはさまざまな費用や手数料が発生します。そこで、これからPayPayの導入を検討している事業者向けに、各種費用について解説していきます。

  • 初期費用
  • 決済手数料
  • 振込手数料

初期費用

PayPayは初期費用が無料で始められる決済サービスです。また、ユーザースキャン方式であれば専用端末が不要であるため、機器の購入費用もかかりません。

ユーザースキャン方式とは、顧客がQRコードをスキャンし、金額を入力して支払うタイプです。スキャンに必要な専用のQRコードはPayPayから送られてくるので、店舗に設置するだけで使用できます。

一方でバーコード支払いの場合は、店舗でバーコードリーダーを用意する必要があります。

決済手数料

次に、決済手数料です。上記で解説した通り、PayPayの決済手数料は1.6%(PayPayマイストア ライトプランに加入した場合)、または1.98%(PayPayマイストア ライトプランに未加入の場合)です。

いずれの場合でも、クレジットカード会社や他の決済アプリにおける決済手数料が2.50~3.75%であることを踏まえると、手数料の負担は少ないといえます。

またオンラインの決済手数料は、物販が3.8%、デジタルコンテンツが10%発生します。ECプラットフォームや決済代行会社を利用している場合、独自の月額固定費がかかることもあるので注意しましょう。

振込手数料

最後に、振込手数料です。金融機関への振込手数料は、月1回のみ無料で利用できます。2回目以降の振込手数料は、PayPay銀行の場合は1回20円、その他金融機関への振込は1回200円(税別)となっています。

上記を踏まえると、月1回にまとめて振り込むことで振込手数料が無料になります。なお、月1回にまとめた場合、月末締めで最短翌日入金です。

また、早期振込サービスを利用する場合、PayPay銀行の場合は1回20円、その他金融機関への振込は1回200円(税別)で利用可能です。

【加盟店側】PayPay導入のメリット

それでは、PayPayを導入することでどのようなメリットがあるのでしょうか。加盟店側のPayPay導入のメリットを紹介していきます。

  • 専用端末不要で導入できる
  • 集客率の向上が狙える
  • 個人経営のお店も導入しやすい
  • 金銭管理が便利になる

専用端末不要で導入できる

1つ目のメリットは、専用端末不要で導入可能であることです。通常、キャッシュレス決済サービスを利用する際には、専用の決済端末を購入しなければなりません。例えばクレジットカード決済は、専用端末を導入するために初期コストが発生します。

一方で、PayPayは加盟後に送付されるQRコードを設置するだけです。顧客がQRコードを読み取るだけで支払いを済ませられるため、専用端末を導入する必要がないことがメリットといえます。

集客率の向上が狙える

次に、集客率の向上が狙えることです。冒頭でも紹介した通り、PayPayの利用者数は2023年12月時点で約6,100万人であり、日本国民の半分が使っているという計算になります。

つまり、国内でも需要が高い決済サービスの一つで、事業者としてはぜひ導入しておきたい決済サービスといえます。また、PayPayは実店舗での支払いだけでなく、オンライン上での支払いにも対応しています。利用者数が多いことや利用可能な範囲が広いことから、集客率の向上につながりやすいのがメリットです。

個人経営の店舗も導入しやすい

3つ目のメリットは、個人経営の店舗でも導入しやすいことです。個人経営の店舗だと、専用機器の導入コストや月額利用料などが負担となり、キャッシュレス決済サービスの導入がしにくい場合があります。

一方でPayPayは、初期導入コストが発生しないだけでなく、決済手数料以外の月額サービス料が発生しません。またQRコードを設置するだけでよいため、規模が小さい店舗でもスペースを取らないのもメリットといえます。

金銭管理が便利になる

最後に、金銭管理が便利になることです。従来の金銭管理では現金を取り扱っていたため、お釣りの渡し間違いという人的ミスが発生したり、締め作業時に負担がかかったりしていました。また売上金がレジに入っていることから、盗難・紛失リスクもあります。

しかし、PayPayを導入することでキャッシュレスによる管理となるため、会計時間の短縮につながるほか、締め作業がスムーズとなります。現金のみを取り扱っていたときよりも金銭管理がしやすく、業務の効率化にもつながるでしょう。

【顧客側】PayPay導入のメリット

PayPay導入は、事業者だけでなく顧客にとっても大きなメリットが期待できます。顧客側のメリットも踏まえた上で、PayPayの導入を進めていきましょう。

お得に買い物できる

顧客にとってのPayPay導入メリットは、お得に買い物ができることです。というのも、PayPayでは毎月のようにクーポンが配布されており、顧客はお得に買い物できるからです。

また支払い額に応じて、PayPayポイントも獲得できます。現金払いよりもお得になることが、PayPayを積極的に使う理由になるのです。

支払いが楽になる

次に、支払いが楽になることです。顧客は、スマートフォンで店舗に設置してあるQRコードを読み取るだけで簡単に支払いを済ませられます。

従来の現金払いと異なり、財布を開けてお金を取り出す必要がないだけでなく、お釣りを受け取る時間を節約できます。決済を効率的に行えることが、顧客にとってのPayPay導入メリットになります。

利用可能な店舗が多い

3つ目は、PayPayの利用可能店舗が多い点です。利用者増加に伴い、小売店や飲食店、家電量販店など、さまざまな店舗がPayPay支払いに対応するようになりました。

キャッシュレス決済が普及している中で、利用可能な店舗が多いほど顧客にとっては便利になります。

QRコード決済の導入をご検討の方へ

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PayPay導入時の注意点

事業者・顧客双方に多くのメリットがあるPayPayですが、さまざまな点に注意しなければなりません。そこで、PayPay導入時における注意点を2つ解説します。

  • 顧客層によっては不向きな可能性がある
  • セキュリティを徹底して管理する

顧客層によっては不向きな可能性がある

1つ目は、顧客層によってはPayPay自体が不向きな可能性があることです。ユーザースキャン方式は専用端末の導入が不要である一方、顧客側での操作が必要となります。

スマートフォンの操作が苦手な顧客層や、そもそもスマートフォンを日常的に使用していない顧客が多いと、支払いがスムーズに行われない可能性が出てきます。PayPayだけでなくクレジットカード決済・現金払いにも対応し、さまざまな顧客層が支払い可能な環境にしましょう。

セキュリティを徹底して管理する

次に、セキュリティを徹底して管理することです。PayPayは大手の決済サービスであることからセキュリティ対策は十分に行われていますが、事業者側も意識する必要があります。

具体的には、売上を確認するサイトへのログインパスワードは定期的に変更し、可能な限り複雑なパスワードにしましょう。さらに外部からの危険性に備えて、公共Wi-Fiの使用を控えることも対策といえます。

まとめ

PayPay導入時における加盟店の手数料について解説しました。キャッシュレス決済サービスの中でも、PayPayの手数料は比較的安く設定されており、事業者は気軽に導入しやすいサービスです。

また顧客にとっても、クーポンが定期的に配布されていることや利用可能な店舗が多いことから、使いやすいサービスといえます。事業者側・顧客側それぞれのメリットを踏まえた上で、PayPay導入を進めていきましょう。

QRコード決済の導入をご検討の方へ

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