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2025.05.26
POS レジ

自動レジ導入のメリットは?注意点や導入時のポイントを解説

自動レジは、店舗運営の効率化や人件費削減を目指す企業にとって重要な技術革新です。フルセルフレジやセミセルフレジなど、さまざまな種類があり、店舗規模や顧客層に応じたシステム選定が求められます。

しかし、導入には初期コストや技術的なトラブル、顧客の利用ハードルといった課題も存在します。本記事では、自動レジ導入のメリットや注意点、さらに選定のポイントやチェックリストを詳しく解説し、成功する導入のためのポイントをまとめていきます。

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自動レジとは

自動レジとは、店舗における支払いプロセスを自動化し、顧客が自分自身で商品スキャンや決済を行うレジシステムです。人手を介さずに会計を完了させることで、店舗運営を効率化でき、顧客にとってもスムーズに決済できます。

従来の有人レジでは、店員が商品スキャンから支払いまでを担当するのに対して、自動レジでは顧客自身がスキャンや決済操作を行います。レジ待ちの時間が短縮され、店舗全体の業務効率が向上するだけでなく、レジスタッフの配置が不要になるため人件費の削減にも寄与します。

自動レジの種類

自動レジを導入するにあたって、店舗の規模や運営スタイルに応じて最適なものを選定する必要があります。以下では、代表的な2つのタイプを紹介します。

フルセルフレジ

フルセルフレジは、完全に無人で顧客がすべての操作を行うシステムです。店舗側は商品のバーコードを準備し、顧客がそのバーコードをスキャンして自ら支払いを完了させます。

一般的に、比較的規模が大きいスーパーマーケットやホームセンターといった商品数が多い店舗で導入されることが多いです。また、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済まで、さまざまな支払い方法に対応しています。

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セミセルフレジ

セミセルフレジは、商品スキャンの一部を店舗スタッフがサポートするシステムです。顧客がレジに並び、店員が商品のスキャンや支払い前の準備を行い、顧客自身が支払いだけを完了させます。

このタイプのレジは、商品のスキャンに不安を抱く高齢者や、機械操作が苦手な顧客に適した選択肢です。レジ操作の一部に店員の介入が必要であるため、フルセルフレジに比べると人件費がかかりますが、店舗の運営効率を保ちながら幅広い顧客層に対応できます。

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自動レジ導入による5つのメリット

自動レジを導入することで、店舗運営に多くの利点が生まれます。ここでは、自動レジがもたらす5つの主要なメリットを解説します。

自動レジの導入メリット

効率的な店舗運営

自動レジを導入するメリットは、店舗運営の効率化です。顧客が自ら会計を行うことで、レジ待ちの時間が短縮され、多くの顧客に迅速なサービスを提供できます。

また、店員がレジ業務に追われることなく、他の業務に時間を割けるため、店舗全体の効率も向上します。具体的には、在庫管理や顧客対応など、付加価値の高い業務にリソースを集中させることが可能となります。

関連記事:飲食店オペレーションの重要性とは?効率的な運営がもたらす効果

人件費の削減

自動レジの導入により、店舗の人件費が大幅に削減されます。従来の有人レジでは、複数のレジ担当者が必要でしたが、自動レジではその分の人員を削減できます。これにより、店舗の固定費が軽減されるため、利益の向上が狙えます。

また、パートやアルバイトの確保が難しい時期や地域でも、自動レジは安定したサービス提供を可能にするため、労働力不足の問題に対する解決策としても効果的です。

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顧客体験の向上

自動レジは、顧客が自ら商品をスキャンすることで決済を行うため、会計プロセスを簡素化できます。レジ待ちのストレスが軽減されるほか、タッチパネルで操作が簡単に行えるため、顧客の満足度が向上しやすくなります。

最近では、スマートフォンやQRコードを使った決済方法も普及しており、より一層の利便性が提供されるようになりました。特に、キャッシュレス決済が進む現代において、顧客に快適なショッピング体験を提供できる点がメリットです。

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データの活用と分析

自動レジは、顧客の購買データを自動的に収集することが可能です。これにより、店舗は購買履歴や人気商品、ピークタイムの来店動向などを分析し、マーケティング戦略や在庫管理に役立てることができます。蓄積されたデータは、売上予測やプロモーションの最適化に貢献し、効率的な経営判断をサポートします。

関連記事:POSデータとは?分析メリットと注意点・活用例を解説

ヒューマンエラーの削減

自動レジの導入は、ヒューマンエラーの削減の面でも効果を発揮します。従来の手動レジでは、店員が商品の価格を手入力したり、つり銭を計算したりする必要があり、特に混雑時や長時間勤務による疲労時には、集中力の低下によってミスが発生しやすい状況がありました。

一方、自動レジではあらかじめ登録された商品価格を正確に読み取り、システムが自動的に合計金額を計算します。また、つり銭の計算や受け渡しも機械が行うため、ヒューマンエラーが起こりにくい環境です。そのため、誤った金額での精算や、つり銭の金額を誤って渡すトラブルなどを大幅に減らせます。 営業終了時のレジ締め作業でも、現金の集計が自動化されることで、手作業による計算ミスや確認作業の負担を軽減できます。自動レジは人的要因に左右されることがないため、常に一定の正確性を保った運用が可能となるでしょう。

関連記事:レジミス対策 | 過不足金や操作ミスをなくす方法を解説

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自動レジ導入に伴う注意点やデメリット

自動レジには多くのメリットがある一方で、導入にあたってはいくつかの注意点やデメリットも存在します。どのような点に気を付けるべきか、一つひとつ確認しましょう。

初期導入コストの問題

自動レジの導入には、システムの購入や設置費用が必要です。特に、小規模な店舗にとっては、初期費用が大きな負担となることがあるでしょう。また、システムのメンテナンスやソフトウェアのアップデートにもランニングコストが発生するため、コスト面での慎重な検討が求められます。

技術的な不具合やトラブル

自動レジはテクノロジーに依存しているため、システム障害やトラブルが発生するリスクがあります。例えば、バーコードリーダーが誤作動したり、支払いシステムに不具合が生じたりすると、顧客に不便をかけるだけでなく、店舗運営にも大きな支障が発生します。

顧客の利用に対するハードル

すべての顧客が自動レジに慣れているわけではありません。高齢者や機械操作が苦手な顧客にとっては、自動レジの使用に対して不安やストレスが生じる可能性が考えられます。上記の点から、導入時には簡単で分かりやすい操作手順を提供することが重要です。

セキュリティリスクとデータ保護

自動レジを使用することで、顧客の個人情報や決済情報がシステムに保存されます。そのため、適切なセキュリティ対策を講じることが不可欠です。データ漏えい不正アクセスのリスクに備え、最新のセキュリティソフトやプロトコルを導入する必要があります。

自動レジの価格相場

自動レジの本体価格は、小型タイプのセミセルフレジで100万円から大型タイプで450万円程度が相場です。さらに、キャッシュレス決済対応などのオプションを追加すると、追加料金が発生する可能性があります。また、セルフレジやセミセルフレジなど、導入するレジのタイプによっても価格が大きく異なります。 自動レジの導入には高額な初期費用がかかりますが、業務効率化や人件費削減などの長期的なメリットが大きいため、多くの店舗が導入を進めているのが現状です。高額な初期費用の負担を軽減するためには、国や自治体の補助金や助成金制度の活用がおすすめです。特にIT導入補助金や中小企業省力化投資補助金など、利用可能な制度が多数あるため、制度を利用する条件も含めて、購入前に確認しておくとよいでしょう。

出典:IT導入補助金2025
出典:中小企業省力化投資補助金

関連記事:【2025】POSレジ導入に使える補助金とは?メリットや申請時の注意点についても解説

自動レジを選定する際のポイント

自動レジの導入を検討する際には、店舗の特性や顧客のニーズを踏まえて、最適なシステムを選ぶことが重要です。以下のポイントを参考にすることで、効率的な導入が可能になります。

自動レジの選定ポイント

店舗規模に応じたシステムの選定

店舗の規模や扱う商品の数に応じて、最適な自動レジの種類を選定しましょう。大規模店舗ではフルセルフレジが一般的で、顧客が自分でスキャンから支払いまで完結できるシステムが導入される場合が多いです。

これにより、顧客が並ぶ時間を短縮し、全体のレジ処理が効率化されます。一方、小規模店舗や個人商店では、セミセルフレジが適している場合もあります。セミセルフレジでは、商品スキャンを店員が行い、支払いは顧客が自分で行うため、コストを抑えつつ効率を向上させることが可能です。

顧客層に合わせた選定

自動レジの導入において、顧客層の特性を考慮することも重要です。例えば、若年層が多い店舗では、キャッシュレス決済に対応した最新の自動レジが好まれる傾向があります。

一方、年配の顧客が多い店舗では、使いやすく直感的に操作できるシンプルなシステムを選ぶことが求められます。顧客の利用に際して、設置するレジの使いやすさやサポート体制にも注意しましょう。

関連記事:セルフレジはキャッシュレスが必須?導入メリットを解説!

導入後のサポート体制

自動レジは、導入して終わりではなく、運用に際してさまざまなサポートが必要です。導入後のトラブルやシステムの不具合に迅速に対応できるサポート体制が整っているかどうかを確認しましょう。

また、レジが停止すると店舗の運営に大きな支障が出るため、迅速なメンテナンスや修理が可能なベンダーを選ぶことが重要です。スタッフがシステムの操作に慣れるためのトレーニングや、顧客対応の方法についてもサポートがあると安心です。

コスト対効果の検証

自動レジの導入には初期費用が発生しますが、その費用が長期的にどの程度の効果をもたらすかを検証することが大切です。人件費削減や業務効率化によるコストダウンが見込める場合、自動レジの導入が効果的であるといえます。また、店舗の成長に合わせてシステムを拡張できるかどうかも、長期的な投資判断の重要なポイントです。

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自動レジ導入に向けたチェックリスト

自動レジを導入する際には、事前に準備すべき事項が多岐にわたります。以下のチェックリストを参考にすることで、スムーズな導入を実現できます。

導入の目的を明確にする

最初に、自動レジを導入する目的を明確にすることが大切です。多くの企業は、業務効率の向上や人件費の削減を目的に自動レジを導入しますが、不明確のまま導入すると、導入後の評価や改善が難しくなります。店舗運営におけるボトルネックを解消するために何が必要か、自動レジがその解決にどのように貢献できるのかを考えましょう。

顧客体験を考慮した導入計画

自動レジは店舗の効率化を図る一方で、顧客体験に直接影響を与えます。顧客が自動レジをスムーズに利用できるかどうかは、導入計画の成否に関わる重要な要素です。例えば、レジの設置場所や案内の分かりやすさに加えて、店舗で試験的に導入し、顧客からのフィードバックを反映することも効果的です。

店舗スタッフの教育とサポート体制

自動レジの導入には、店舗スタッフのサポートが不可欠です。スタッフがシステムに慣れ、顧客に対してスムーズに操作方法を説明できるよう、事前にトレーニングを実施しましょう。また、トラブルが発生した場合には迅速に対応できる体制を整えておくことが求められます。これにより、顧客の満足度を維持し、スタッフもストレスなく業務を行える環境を構築できます。

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自動レジの導入事例

自動レジの導入事例として、次の2つの例を紹介します。

  • レジのセルフ化で業務効率化
  • POSレジ導入で複数店舗の売り上げを一括管理

自動レジを導入しどのような効果があったのか、実際の例を参考にしてみてください。

レジのセルフ化で業務効率化

バンサン津田沼では、POS+ self orderを導入し、ホール業務を20%~40%削減することに成功しました。導入したシステムでは、お客様が自身のスマートフォンから直接注文できるため、従業員がオーダーを取る必要がなくなり、オーダーミスや伝達ミスの削減につながっています。さらに、注文がキッチンへ直接送信されることで、調理のスピードも向上しました。

導入に際しては、利用するお客様向けの独自説明資料を作成し、スムーズな運用を実現しています。結果的に、売上と人件費のバランスを最適化できました。

また、会計もセルフレジ化したことで、お客様自身が好きなタイミングでスムーズに決済できるようになり、待ち時間の削減や会計時のトラブル防止も実現できています。作業効率とサービス品質の両方が向上し、より快適な飲食体験が提供できるようになりました。

参考:ポスタス/セルフ化でレストランのホール業務を20%~40%削減

POSレジ導入で複数店舗の売り上げを一括管理

株式会社PJ Partnersでは、系列ブランド店舗のオペレーション最適化と実績データの一元管理を目的に、POS+を導入しました。運営する全12店舗に対して、ファインダイニングからレストランバーまでの幅広い業態に対応可能なPOSレジとしてPOS+選定しています。

メニュー価格も1,000円台の客単価となる店舗から1万円以上のコース料理を取り扱う店舗まであるため、お客様へのサービス対応も含めて、柔軟な設定ができるPOS+が最適でした。

特に魅力的なのは、全店舗の売上データをリアルタイムで確認できる点です。ABC-Z分析や商品ごとの販売数など、店舗ごとの詳細な実績を瞬時に把握できるため、売れ筋分析や経営判断がスムーズに実現できます。さらに、管理画面の視覚的なグラフィックが分かりやすく、分析しやすい設計になっているため、データの一元管理がより効率的に行えるようになりました。

参考:ポスタス/多種多様な飲食店に対応できるPOSレジのに初期コストを抑えられた

まとめ

自動レジの導入は、店舗運営における効率化や顧客体験の向上に貢献します。しかし、適切なシステムの選定や導入後のサポート体制が整っていないと、逆に店舗運営の負担が増える可能性もあるため注意が必要です。

まずは、店舗規模や顧客層に応じた選定を行い、コスト対効果を十分に検討することが重要です。また、導入後もスタッフの教育や顧客対応に力を入れ、継続的な運用をサポートする体制を整えるようにしましょう。

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ポスタスのPOSレジは業界課題に合わせた機能の充実だけでなく、365日サポートで安心して導入することが可能です。個店から多数展開店舗までさまざまな実績がございますので、まずはお気軽にご相談ください。

よくある質問

自動レジ導入時の準備について教えてください。

自動レジを導入する前には、ニーズの確認と予算設定が重要です。最適なシステムを選定し、インフラの整備を行うことで、スムーズな運用が可能になります。また、スタッフへの教育や顧客への案内も忘れずに行い、自動レジ導入後の混乱を最小限に抑えましょう。

自動レジ導入後の効果測定について教えてください。

自動レジ導入後の効果測定では、業務効率や売上の変化を分析し、レジ処理時間や顧客の待機時間の短縮を確認します。また、顧客満足度を調査することで、自動レジの利便性やサービス向上に対するフィードバックを収集します。最後に、スタッフのパフォーマンスやコスト分析を行い、導入の効果を総合的に評価し、必要な改善策を検討していきます。

セルフレジの欠点は何ですか?

セルフレジの欠点として、まず顧客が操作方法を理解できない可能性があげられます。特に高齢者や機械に不慣れな人にとっては、使い方が分からず戸惑うこともあるでしょう。次に、接客機会が減ることで無機質な印象を与えてしまう点もデメリットです。スタッフとの会話を楽しみにしている顧客にとっては、冷たい印象を持たれる可能性があります。
さらに、導入コストが高額であることも課題です。初期費用だけでなく、メンテナンス費用もかかるため、慎重な導入計画が欠かせません。
詳しくは「自動レジ導入に伴う注意点やデメリット」で解説しているため、参考にしてみてください。

自動レジはいくらくらいしますか?

自動レジの価格は100万円から450万円程度が相場です。オプションを付けることで追加費用が発生し、セルフレジやセミセルフレジなど導入するタイプによっても価格が大きく異なります。
初期費用は高額ですが、人件費削減などのメリットがあるため、多くの店舗で導入が進んでいます。負担を軽減するためには、IT導入補助金や中小企業省力化投資補助金などの活用もおすすめです。
詳しくは「自動レジの価格相場」で解説しているため、参考にしてみてください。
関連記事:【2025】POSレジ導入に使える補助金とは?メリットや申請時の注意点についても解説

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