セルフレジは、店舗運営の効率化や顧客満足度の向上に大きく貢献するツールとして、多くの業種で導入が進んでいます。業種ごとに求められる機能は異なるため、最適なセルフレジを導入するためには製品ごとの特長を比較することが重要です。
本記事では、最新のセルフレジ・セミセルフレジ製品を業種別に紹介します。導入メリットや選び方についても詳しく解説しますので、これからセルフレジを導入しようと考えている方や、製品選びでお悩みの方はぜひ参考にしてください。
- 【飲食店向け】セルフレジ比較は記事内の【飲食店向け】セルフレジメーカー比較を確認ください
- 【小売店向け】セルフレジ比較は記事内の【小売店向け】セルフレジメーカー比較を確認ください
- 【医療機関向け】セルフレジ比較は記事内の【クリニック・医療機関向け】セルフレジメーカー比較を確認ください
セルフレジとは
セルフレジ(自動精算機)は、POSレジの種類のひとつで、お客さま自身が商品のバーコードスキャンから会計まですべてを行います。
POSレジとは、商品データの登録や売上・在庫管理を行うPOSレジシステム(販売時点情報管理)が搭載されたレジです。
少ないスタッフで多くの会計処理を行えるようになるため、結果として人材不足の解消や経費削減につながります。
また、セルフレジには複数の種類があるため、スーパーやコンビニ、飲食店・アパレルショップなど店舗の運営形態に合わせて導入可能です。
セルフレジの種類
- フルセルフレジ:商品スキャンから会計までお客さま自身が行う
- セミセルフレジ:商品スキャンなど一部の業務はスタッフ、会計はお客さま自身が行う
- 券売機型セルフレジ:注文と決済を一括でお客さまが行う
セルフレジについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご参考ください。
関連記事:セルフレジ(自動精算機)とは?種類や導入メリットと事例も解説!
関連する市場は約452億円まで成長している
セルフレジの市場は、近年急速に拡大しており、今後もさらなる成長が見込まれています。
2023年度は多くの店舗でセルフレジの導入が進み、市場は452億円(前年度比120.1%)に成長しました。
セルフレジに組み込まれており、売上・在庫管理やデータ分析を実現するPOSターミナル市場について、2024年度のデータは下記のとおりです。
- 出荷台数:107,410台(前年比99.6%)
- 出荷金額(予測):473億9,500万円(前年比104.8%)
また、2026年度と2027年度には、大手コンビニエンスストアチェーンのシステム更新が予定されています。前回の更新時も、3大チェーンが同時期に一斉入れ替えを実施していました。そのため、2027年度のPOSターミナル市場は約700億円規模に拡大すると予測されています。
参考サイト:株式会社矢野経済研究所 POSターミナル市場に関する調査を実施(2024年)
関連記事:POSシステムとは?仕組みやメリット・活用例をわかりやすく解説
セルフレジ3種類を比較
セルフレジには、店舗の業態やお客さまのニーズに応じたさまざまな種類があります。主な種類は、下表のとおりです。
種類 | 特長 |
---|---|
フルセルフレジ | ・省人化で人件費削減 ・レジ待ち時間の短縮 ・お客さまが自由に操作可能 ・24時間対応が可能 |
セミセルフレジ | ・導入コストが比較的低い ・店舗スタッフの負担軽減 ・効率的なレジ運営 ・初心者でも利用しやすい |
券売機型セルフレジ | ・注文と決済を一括処理し、スムーズな会計が可能 ・店舗スタッフの業務負担を軽減・幅広い支払い方法を選択可能 ・オーダーから会計までを効率化 |
種類ごとに詳しく解説していきます。
セルフレジは、お客さまが会計を行うレジシステムです。一方、フルセルフレジは精算の全行程を完全に自動化したものを指します。
フルセルフレジは無人レジと呼ばれることもあり、レジ業務を効率化しながら混雑解消や人件費削減に貢献します。以下の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
関連記事:無人レジとは?導入のメリット・デメリットを詳しく解説!
フルセルフレジ

フルセルフレジは、顧客が商品スキャンから会計まで、すべての操作を自分で行うタイプのセルフレジです。とくに、大型スーパーマーケットやショッピングセンターで採用されることが多く、混雑緩和やスタッフの業務軽減に役立ちます。
向いている店舗
- スーパーマーケットや大型店舗
- 客数が多く、会計の効率化を重視する店舗
関連記事:セルフレジ(自動精算機)とは?種類や導入メリットと事例も解説!
セミセルフレジ

セミセルフレジは、商品スキャンはスタッフが行い、支払いのみ顧客が行う形式です。現金やキャッシュレス決済に対応しており、会計部分の効率化が可能です。店舗の規模や業種を問わず幅広く利用されています。
向いている店舗
- 小売店やドラッグストア
- 顧客対応を維持しつつ会計業務を効率化したい店舗
関連記事:セミセルフレジとは?トラブルや防ぐポイントを徹底解説!
券売機型セルフレジ
券売機型セルフレジは、顧客が商品やメニューを選び、事前に料金を支払う形式のセルフレジです。飲食店やアミューズメント施設で多く採用され、オーダーから会計までを効率化します。
向いている店舗
- 飲食店(特にファストフードやラーメン店)
- 劇場やアミューズメント施設
関連記事:
自動釣銭機とは?POSレジ導入時にあわせて導入すべき理由
キャッシュレス対応券売機とは?導入時のメリットや注意点
すぐにセルフレジを比較したい方はこちら
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セルフレジの費用相場
フルセルフレジ | セミセルフレジ | |
---|---|---|
初期費用/台 | 100~300万円 | 80~200万円 |
運用コスト/月 | 数万円 | 保守・メンテナンス費用:2~10万円POSシステム利用料:無料~数万円インターネット通信料:約5,000円 |
フルセルフレジは、商品のスキャンから精算までをお客さまが行うため、初期費用が高くなりやすい傾向があります。保守費用や消耗品のコストも発生するため、導入の際は運用コストも考慮しましょう。
一方でセミセルフレジは、フルセルフレジより初期費用を抑えやすいことが特徴です。しかし、商品の登録機と自動精算機を併用する際は、フルセルフレジより高額になるケースがあります。設置工事費用を合わせると、100~400万円程度が相場です。
設置スペースの確保や導入台数の増加に伴い、コストがかさむ可能性があるため、レジ台数や運用形態を事前に把握しましょう。
関連記事:セルフレジの導入費用はいくら?価格から導入コストまで徹底解説
セルフレジメーカーの選び方
セルフレジを導入する際には、店舗の業種や運用方法に適した製品を選ぶことが重要です。ここでは、具体的な選び方のポイントを詳しく解説します。
業種 | おすすめ機能 |
---|---|
飲食店 | ・注文と会計をスムーズに連動させる機能 ・注文内容をキッチンプリンターに送信する機能 ・メニュー選択やトッピングのカスタマイズ、QRコードでのスマホ決済に対応したセルフレジ |
小売店 | ・在庫管理や売上分析機能 ・多言語対応や釣銭機能 ・商品スキャンやバーコード読み取り、キャッシュレス決済機能が充実しているセルフレジ |
医療機関 | ・レセコンで出力したバーコードをスキャンし、会計情報をセルフレジで処理する機能 ・患者が診察券やQRコードを利用して簡単に会計できる機能 ・非接触型の精算機能 |
適切な機能を選ぶことで、店舗の運営効率が向上します。サービスの質を維持しながら、業務の自動化や人件費の最適化を実現しましょう。以下の記事では、セルフレジの導入メリットや、キャッシュレスの重要性についても合わせて確認できます。
関連記事:
【飲食店】セルフレジ導入メリットは?選定ポイント・事例も解説
セルフレジはキャッシュレスが必須?導入メリットを解説!
費用とサポート体制を確認する
セルフレジを導入する際は、下記の費用を総合的に検討し、予算や店舗の運営状況に適した製品を選ぶことが重要です。
- 初期費用
- 月額費用
- 保守費用
初期費用には、レジ端末や釣銭機などのハードウェア・ソフトウェアのライセンス料が含まれます。一括購入とリースプランを比較し、店舗に合った方法を選びましょう。
月額費用では、基本機能に加えて売上分析や在庫管理などの有無を確認し、必要な機能を見極めてプランを選択します。保守サービスには、故障対応やソフトウェア更新などが含まれています。トラブル時の業務への影響を最小限に抑えるために必要です。
これらを考慮して、店舗運営に最適な費用バランスと、サポート体制を提供する製品を選ぶことが成功のポイントとなります。
運用フローに合わせて選ぶ
セルフレジの選定には、店舗の動線や運用方法を考慮することが重要です。たとえば、下記のように店舗の状況に応じた選択をしましょう。
- レジ周辺のスペースや顧客の流れを意識した配置
- 複数台の設置・セミセルフ型の導入で混雑を解消
また、スタッフの負担軽減を重視する場合は、完全自動型セルフレジが適しています。顧客対応を維持しつつ、効率化を図る場合はセミセルフ型がおすすめです。さらに、顧客層に応じて、操作性を重視したデザインやキャッシュレス対応機能を選ぶことも大切です。
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設置スペースの大きさを考慮する
セルフレジを設置する際は、必要なスペースや電源を確保することが重要です。設置場所を決めるときには、店舗の動線を考慮し、顧客がスムーズに利用できる配置を検討する必要があります。
複数台設置する場合や大型店舗では、会計エリアが混雑しないための適切な配置計画を行いましょう。
また、セルフレジを導入する際には、事前にインフラ環境を整備しておくことが不可欠です。主に、下記の設備が必要となります。
必要な設備 | 詳細 |
---|---|
レジ端末・釣銭機・決済端末などの電源確保 | 設置場所の近くに十分なコンセントがあるか確認し、必要に応じて増設を検討する |
ネットワーク接続 | POSシステムや決済端末が安定して動作するように、有線・無線ネットワークの環境を整える |
設置前には機器のサイズを確認し、店舗内に十分なスペースが確保できるかチェックしましょう。狭いスペースでも設置しやすいコンパクトなセルフレジや、可動式の機器を選ぶことで、限られたスペースを有効活用できます。
さらに自動釣銭機を併用する場合は、そのサイズも考慮し、レジ業務がスムーズに行えるレイアウトを検討することが大切です。
設置スペースを最適化し、顧客の利便性を維持しながら、店舗運営の効率化や業務負担の軽減を図りましょう。
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セルフレジ導入によるメリット
セルフレジの導入による具体的なメリットは、下表のとおりです。
メリット | 詳細 |
---|---|
接触を最小限に抑えた決済が可能 | 非接触決済に対応し、現金のやり取りを減少 |
レジ待ち時間の短縮でお客さまのストレスを軽減 | 会計のスムーズ化により、混雑を緩和 |
キャッシュレス決済の選択肢が増加 | クレジットカードや電子マネー、QR決済など幅広い支払い方法に対応 |
スタッフの業務負担軽減と最適な人員配置が可能 | レジ業務が減り、接客や品出しに注力可能 |
会計ミスの発生リスクを低減 | 釣銭ミスや打ち間違いを防ぎ、精算業務を効率化 |
セルフレジは、お客さま・スタッフ双方にメリットがあります。そのため、導入することで、業務の効率化とサービス向上が可能になります。
セルフレジ導入によるデメリット・注意点
セルフレジには多くのメリットがある一方で、導入時に注意すべき点もあります。
セルフレジ導入によるデメリット・注意点
デメリット・注意点 | 詳細 |
---|---|
設置台数や配置によっては混雑の原因になる | 適切な台数を確保しなければ、かえって会計待ちの行列が発生する可能性 |
導入コストとランニングコストが発生する | 本体価格だけでなく、設置工事やネットワーク環境の整備、メンテナンス費用などが発生 |
定期的なアップデートとメンテナンスが必要 | アップデートを怠ると、法改正への対応や新しい決済方法の導入ができず、業務に支障をきたす可能性 |
セルフレジを円滑に運用するためには、デメリットに対する適切な対策が必要です。設置台数や配置については、店舗の利用状況を分析し、ピーク時の混雑を考慮したレイアウトを計画しましょう。
たとえば、有人レジとの併用や、お客さまがスムーズに操作できる案内表示の設置が効果的です。導入コストやランニングコストに関しては、必要な機能を事前に把握し、ムダな設備投資を避けることがポイントです。
また、セルフレジの運用を継続するために、定期的なメンテナンスとシステムのアップデートも欠かせません。最新の決済手段への対応や、法改正への適応を行いながら、スムーズな店舗運営を維持しましょう。
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セルフレジで発生するトラブル
セルフレジは便利な反面、いくつかのトラブルが発生する場合があります。主なトラブルと解決策は以下です。
トラブル例 | 詳細 | 解決策 |
---|---|---|
機械に不慣れな方や高齢者には操作が難しい | 操作に戸惑うお客さまが多く、会計が進まない場合がある | ・スタッフを配置し、操作案内を行う ・わかりやすい画面表示や音声案内を導入する ・事前にPOPや動画で利用方法を案内する |
お客さまが支払いを忘れて店から出てしまう | スキャン後に未会計で退店するケースが発生する | ・未会計の商品を検知するアラームを導入する ・出口付近でスタッフが注意喚起を行う・ 支払い完了画面を大きく表示する |
盗難や不正行為のリスクがある | スキャン漏れやバーコードすり替えなどの不正行為が発生する可能性がある | ・防犯カメラとAIで不正を検知する ・定期的に店員が巡回して監視を行う ・スキャンミス防止のために、重量検知センサーを搭載する |
お札や硬貨が詰まり、機械が停止する可能性がある | 現金対応レジで、お札や硬貨の詰まりによって会計が中断するトラブルが発生する | ・定期的なメンテナンスと清掃を実施する ・エラー対応マニュアルを準備し、迅速に対応できるようにする ・キャッシュレス決済を推奨し、現金対応の頻度を減らす |
対応スタッフの配置が必要になる | 無人化の想定でも、操作案内やトラブル対応にスタッフが必要になる | ・操作が簡単なセルフレジを選ぶ ・ピーク時に必要最低限のスタッフを配置する ・利用方法を事前に案内し、スムーズな運用を促進する |
操作案内の強化やセキュリティ対策、定期的なメンテナンスを徹底すれば、トラブルのリスクを最小限に抑えられるでしょう。発生する可能性があるトラブルを事前に把握し、適切な対策を行うことが大切です。
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【飲食店向け】セルフレジメーカー比較
ここまで、セルフレジの概要や選び方を解説しました。店舗に最適なセルフレジを導入できれば、より快適な店舗運営が叶うでしょう。ここからは、業種別におすすめのセルフレジメーカーを紹介します。
飲食店向けセルフレジは、注文と会計を効率化し、顧客満足度の向上やスタッフの負担軽減に貢献します。飲食店に特化した主要なセルフレジ製品は下記のとおりです。
飲食店向けセルフレジメーカー一覧
メーカー製品名 | POS+ selfregi (ポスタスセルフレジ) | SmartWe | blayn(ブレイン) |
---|---|---|---|
月額利用料 | 要問合せ | 0円~ | 要問合せ |
サポート体制 | ・初期設定・設置からすべてお任せ可能 ・365日電話サポート ・駆けつけサポート | セルフレジの設置・ レクチャーまで対応 | 365日電話サポート |
特長 | ・券売機モードとセルフレジモードの切り替えができる ・店舗の運用スタイルに合わせて対応できる | ・レジ機能をワンクリックで切り替えられる ・幅広いニーズに応えた機能が豊富にある | ・多様なキャッシュレス決済に対応 ・多言語表示や音声案内も可能 ・複数台運用時の同期機能が充実 |
向いている事業者 | ・人手不足 ・会計スピード重視 ・混雑の解消が課題 ・多様な決済方法への対応が必要 | ・顧客が多国籍 ・店舗の回転率が課題のフードコートやカフェ ・テイクアウト需要が高い | ・顧客が多国籍 ・繁忙時間帯のオペレーションが課題 ・無人店舗や小規模店舗での省人化を計画中 |
飲食向けPOS+ selfregi(ポスタス セルフレジ)
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POS+ selfregi(ポスタスセルフレジ)は、飲食店に設計されたセルフレジ・券売機です。お客さまが自身で注文から会計までをスムーズに完結できるため、店舗スタッフの負担軽減と業務効率の向上を実現できます。
また、券売機モードとセルフレジモードの切り替えられるので、店舗の運用スタイルに合わせた柔軟な対応が可能な点も魅力です。
さらに、現金、キャッシュレス決済などのマルチ決済に対応しています。POSレジやキッチンプリンターとの連携も可能。多言語対応機能も搭載し、インバウンド需要にも対応します。
導入後のサポート体制も充実しているため、はじめてセルフレジを導入する店舗でも安心して利用できるでしょう。
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【向いている事業者】
- 人手不足を解消し、業務効率を向上させたい飲食店
- 会計スピードを重視し、混雑解消を目指す店舗
- 多様な決済方法に対応する必要がある小売店
飲食向けPOS+ selfregi(ポスタス セルフレジ)の基本情報
導入価格 | 初期費用:60万円~※詳細は要問合せ |
月額利用料金 | 要問合せ |
キャッシュレス決済 | クレジットカード・電子マネー・QRコード決済など |
サポート体制 | ・初期設定・設置からすべてお任せ可能 ・365日電話サポート ・駆けつけサポート |
SmartWe
引用:SmartWe公式サイト
SmartWeは、飲食店向けの多機能セルフレジで、先払い券売機・後払い精算機・セルフレジ機能をワンクリックで切り替え可能な柔軟性が特長です。顧客が注文から決済までをスムーズに行えるため、店舗の効率性や回転率を大幅に向上させます。
さらに、多彩なメニュー機能やキャッシュレス決済、多言語対応機能など、幅広いニーズに応える充実した機能を備えています。
【向いている事業者】
- 多国籍の顧客が訪れる飲食店
- 店舗の回転率を向上させたいフードコートやカフェ
- テイクアウト需要が高く、スムーズなオペレーションを求める店舗
blayn
引用:blayn公式サイト
blaynは、飲食店向けに特化した多機能セルフレジです。券売機やセルフレジとして、柔軟に利用可能なシステムを提供しています。
現金だけでなく、クレジットカード・QRコード・交通系ICなど、多様なキャッシュレス決済に対応しているのもポイントです。多言語表示や音声案内にも対応。とくに、4ヶ国語対応の機能やデザイン性が評価され、国内外の顧客を対象とする店舗にも最適です。
また、導入店舗でのリアルタイム売上確認やメニュー管理、複数台運用時の同期機能が充実しており、効率的な店舗運営をサポートします。
【向いている事業者】
- 多国籍の顧客が訪れる飲食店
- 繁忙時間帯のオペレーション効率化を重視する店舗
- 無人店舗や小規模店舗で省人化を目指す運営者
【小売店向け】セルフレジメーカー比較
小売店向けセルフレジは、店舗の混雑解消や効率的な売上・在庫管理を支援するツールです。ここでは、代表的な小売店向けセルフレジシステムを比較し、それぞれの特長を紹介します。
【小売店向け】セルフレジメーカー比較
メーカー製品名 | POS+ selfregi (ポスタスセルフレジ) | WILLPOS Self (ウィルポス・セルフ) | LIVEREGI (ライブレジ) |
---|---|---|---|
月額利用料 | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ0円 (初期費用あり) |
サポート体制 | ・初期設定・設置からすべてお任せ可能 ・365日電話サポート ・駆けつけサポート | TECブランド商品の保守サービス コールセンターを設置 | 有償リモートサポート |
特長 | ・セルフレジおよび券売機のハイブリッドシステム ・小売店舗のニーズに合わせた柔軟な運用が可能 ・マルチ決済や多言語対応機能も搭載 | ・レジと会計機を分離した構造を採用 ・効率的な運用を支援する拡張性の高い設計 | ・買い切り型のPOSレジ ・必要な機能に絞った設計でコスト削減が可能 |
向いている事業者 | ・人手不足 ・店舗運営の効率化 ・顧客が多国籍 | ・混雑の解消が課題 ・多様な決済方法への対応が必要 | ・使いやすさ重視 ・無人店舗や小規模店舗での省人化を計画中 |
小売店向けPOS+ selfregi(ポスタス セルフレジ)
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POS+ selfregi(ポスタス セルフレジ)は、小売業に特化した機能を備えている、セルフレジおよび券売機のハイブリッドシステムです。
バーコードスキャンによる商品登録から、決済まで完結する機能を搭載しているのが特長です。小売店舗のニーズに合わせた柔軟な運用を可能にし、業務効率化と顧客体験の向上を支援します。
さらに、現金、キャッシュレス決済などのマルチ決済や多言語対応機能も利用可能です。インバウンド需要をはじめ、さまざまなお客さまの対応を行えます。
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【向いている事業者】
- 人手不足解消を目指す小売店舗
- 店舗運営の効率化を目指すパン屋や雑貨屋などの小売店
- 多国籍顧客に対応する必要がある小売事業者
小売店向けPOS+ selfregi(ポスタス セルフレジ)の基本情報
導入価格 | 初期費用:60万円~※詳細は要問合せ |
月額利用料金 | 要問合せ |
キャッシュレス決済 | クレジットカード・電子マネー・QRコード決済など |
サポート体制 | ・初期設定・設置からすべてお任せ可能 ・365日電話サポート ・駆けつけサポート |
WILLPOS
引用:東芝テック公式サイト
東芝テックが提供するWILLPOSは、レジと会計機を分離した構造を採用することで、混雑解消とスムーズな精算を実現します。現金、クレジットカード、電子マネーなど多様な決済手段に対応しているのが特長です。とくにスーパーマーケットやドラッグストアなど、顧客数が多い店舗で高いパフォーマンスを発揮します。
さらに、効率的な運用を支援する拡張性の高い設計がポイントです。
【向いている事業者】
- 店舗の混雑を解消し、会計スピードを向上させたい事業者
- 多様な決済方法に対応する必要がある小売店
LIVEREGI
LIVEREGI(ライブレジ)は、小規模から中規模店舗に最適なPOSシステムです。買い切り型のPOSレジという点が大きな特長です。
直感的な操作性により、少人数運営の店舗でもスムーズに利用できます。
また、売上データや在庫情報をリアルタイムで管理できる機能を搭載しているのも魅力です。この機能によって、固定費削減や店舗運営の効率化を支援してくれるでしょう。
必要な機能に絞った設計で、ムダなコストを抑えながら効果的に利用できます。
【向いている事業者】
- シンプルで使いやすいシステムを求める中小規模の店舗
- 少人数運営で効率的な店舗管理を目指す事業者
【クリニック・医療機関向け】セルフレジメーカー比較
医療機関向けセルフレジは、患者の会計を効率化し、従業員の負担軽減や感染症対策をサポートします。ここでは、クリニックや病院、薬局に適したセルフレジ製品を紹介します。
【クリニック・医療機関向け】セルフレジメーカー比較
メーカー製品名 | POS+ selfregi (ポスタスセルフレジ) | NOMOCa(ノモカ) シリーズ | ハヤレジ |
---|---|---|---|
月額利用料 | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
サポート体制 | ・初期設定・設置からすべてお任せ可能 ・365日電話サポート ・駆けつけサポート | 保守サポート | 電話・リモートにてサポート対応 |
特長 | ・自動釣銭機との連携で釣銭ミスを防止 ・バーコドスキャンでレセコン連携 ・マルチ決済や多言語対応機能も搭載 | ・患者さまが簡単に会計を済ませられる仕組みを提供 ・非接触型の会計により感染症対策を強化 | ・セミセルフ方式や完全自動精算方式に対応 ・自動釣銭機との連携で釣銭ミスを防止 |
向いている事業者 | ・感染症対策を重視 ・入力ミスや業務負担の増加が課題 ・患者満足度を高めたい施設 | ・患者満足度を高めたい施設 ・レジミスをなくしたい | ・電子カルテとの連携 ・レジ締め・釣銭業務の負担軽減が課題 ・キャッシュレス決済の導入を進めたい施設 |
POS+ selfregi(ポスタス セルフレジ)
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POS+ selfregi(ポスタス セルフレジ)は、レセコン(レセプトコンピューター)より出力したバーコドスキャン連携により、会計処理における金銭的なミスを防ぎます。従来の手作業による釣銭管理のリスクを軽減し、正確で信頼性の高い金銭管理を実現。
マルチ決済機能は、患者の多様な支払いニーズに対応します。クレジットカード、電子マネー、現金など、様々な支払い方法を柔軟にサポートし、患者の利便性を高めます。
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【向いている事業者】
- 感染症対策を重視する
- 入力ミスや業務負担の増加が課題で自動釣銭機を検討している
- 患者満足度を高めたい施設
導入価格 | 初期費用:60万円~※詳細は要問合せ |
月額利用料金 | 要問合せ |
キャッシュレス決済 | クレジットカード・電子マネー・QRコード決済など |
サポート体制 | ・初期設定・設置からすべてお任せ可能 ・365日電話サポート ・駆けつけサポート |
ノモカシリーズ
引用:ノモカシリーズ公式サイト
NOMOCa(ノモカ)シリーズは、診療明細書を正確に管理でき、患者が診察券やQRコードを利用して、簡単に会計できる仕組みが特長です。
非接触型の会計によって感染症対策を強化し、患者満足度の向上を実現します。
【向いている事業者】
- 感染症対策を強化したい病院やクリニック
- レセコンの会計情報とのスムーズな連携を求める医療機関
- 会計業務の効率化で患者満足度を高めたい施設
ハヤレジ
引用:ハヤレジ公式サイト
ハヤレジは、医科・歯科・調剤薬局向けのセルフ精算システムです。セミセルフ方式や完全自動精算方式に対応しています。
電子カルテやレセコンの会計情報との連携により、請求データを自動取り込み可能です。そのため、請求金額の打ち間違いの防止につながります。さらに、自動釣銭機との連携で釣銭ミスの発生も防げます。
キャッシュレス決済にも対応し、効率的な会計業務を実現します。
【向いている事業者】
- 電子カルテ・レセコンの会計情報を簡単に処理したい医療機関
- レジ締めや釣銭業務の負担を軽減したい病院やクリニック
- キャッシュレス決済の導入を進めたい施設
【汎用タイプ】セルフレジメーカー比較
汎用タイプのセルフレジは、業種を問わず幅広い店舗で利用可能な柔軟性を備えています。シンプルな操作性や多機能性が魅力で、小規模店舗から多業種の大型店舗まで対応可能です。ここでは、汎用タイプのセルフレジの代表的な製品を比較し、それぞれの特長や用途を紹介します。
【汎用タイプ】セルフレジメーカー比較
メーカー製品名 | リアレジ | スマレジ | CASHIER |
---|---|---|---|
月額利用料 | 3,800円~/台 | 8,800円~/店舗 | 6,400円~ |
サポート体制 | ・動画サポート ・24時間受付メールサポート ・有料電話サポートプラス | ・導入前のオンライン相談・電話サポート | ・初期設定サポート・メール・電話サポート |
特長 | ・店舗の運用状況やニーズに応じて柔軟に対応可能 ・タッチパネルによる直感的な操作 | ・自動釣銭機との連携により正確な現金管理を実現 ・簡単に操作できる直感的な誘導画面を採用 | ・キャッシュレス対応に特化・初期費用を抑えた導入が可能・リースプランや補助金対応なども充実 |
向いている事業者 | ・感染症対策を重視 ・繁忙時間帯のオペレーションが課題 ・多機能な運用を求める小売店や飲食店 | ・現金管理の正確性が課題の小売店や飲食店 ・デジタルに不慣れな顧客に対応が必要 ・会計スピード重視 | ・初期費用を抑えたい小売店や飲食店 ・混雑の解消が課題・無人店舗や小規模店舗での省人化を計画中 |
リアレジ
リアレジは、非対面型のPOSレジで、セミセルフモードを標準搭載しています。
店舗の運用状況やニーズに応じて、通常レジ・セミセルフレジ・セルフレジ、さらには券売機としても利用可能な柔軟性が特長です。タッチパネルによる直感的な操作で、お客さまが自ら会計を完了できる仕組みを提供しています。
また、キャッシュレス決済や自動釣銭機との連動機能を備え、衛生的でスムーズな会計を実現します。
【向いている事業者】
- 感染症対策を強化したい店舗
- 繁忙時間帯に会計業務を効率化したいスーパーマーケットやドラッグストア
- セミセルフや券売機など、多機能な運用を求める小売店や飲食店
引用:リアレジ公式サイト
スマレジ
スマレジの自動精算機は、セミセルフ型レジとして、接客を維持しながら効率的な現金およびキャッシュレス会計が可能です。自動釣銭機との連携により、正確な現金管理を実現しており、金銭の受け渡しミスやレジ締め作業の短縮にもつながります。
さらに、デジタルに不慣れなお客さまでも簡単に操作できる直感的な誘導画面を採用しており、幅広い店舗に対応可能です。店舗ごとのカスタマイズ性も高く、ディスプレイのデザインや決済方法の設定を店舗のニーズに応じて調整できます。
【向いている事業者】
- 現金管理の正確性を向上させたい小売店や飲食店
- デジタルに不慣れな顧客にも対応したい医療機関や薬局
- 会計スピードの向上と接客効率化を目指す店舗
引用:スマレジ公式サイト
CASHIER
CASHIER(キャッシャー)は、キャッシュレス対応に特化したセルフレジで、直感的な操作性を備えています。スーパーマーケットやアパレル店舗、ドラッグストアなど幅広い業種に対応しています。
月額料金がリーズナブルで、初期費用を抑えた導入が可能です。
また、現金やクレジットカード、電子マネーなど、豊富な決済手段をサポートしており、スムーズな会計を実現します。さらに、リースプランや補助金対応なども充実しており、コストを抑えた導入を希望する事業者に最適です。
【向いている事業者】
- 初期費用を抑えてキャッシュレス対応セルフレジを導入したい小売店や飲食店
- スムーズな会計で混雑解消を目指すスーパーマーケットやドラッグストア
- 無人店舗や少人数運営で効率化を図りたい事業者
引用:CASHIER公式サイト
店舗運営を最適化するなら「POS+ selfregi」がおすすめ
POS+ selfregiは、飲食店や小売店の店舗運営を効率化するセルフレジ・券売機システムです。注文から会計までをスムーズに進められる仕組みで、業務負担を軽減し、顧客満足度を向上させます。
以下では、POS+ selfregiの特長や導入事例を詳しく紹介します。
ポスタスセルフレジの特長
POS+ selfregiは、多機能性と使いやすさを兼ね備えたセルフレジシステムとして、多くの店舗で利用されています。主な特長は、下記のとおりです。
ポスタスセルフレジの特長
特長 | 詳細 |
---|---|
業態別に最適化された設計 | ・飲食店向けの画面カスタマイズ機能 ・小売店向けのバーコードスキャン機能 ・業態に応じた柔軟な運用が可能 |
多言語対応で幅広い顧客層に対応 | ・日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)に対応 ・インバウンド需要も取り込み可能 |
多様な決済手段に対応 | ・現金・クレジットカード・QRコード決済など、幅広い決済手段に対応 ・お客さまに便利で安心な支払い環境を提供 |
業務効率化でスタッフ負担を軽減 | ・会計や注文業務を自動化し、スタッフの負担を軽減 ・顧客対応やサービス向上に時間を活用可能 |
導入コストを抑えた高コスパ設計 | ・高機能ながらコストを抑え、新規開業や店舗の効率化にも最適 |
POS+ selfregiは、単なるセルフレジではなく、店舗運営全体の効率化を支援するシステムです。注文情報をPOSやキッチンプリンターとリアルタイムで連携し、オペレーションをスムーズにします。また、多言語対応や非接触型決済の導入によって、顧客満足度の向上も期待できます。
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POS+ selfregi(ポスタス セルフレジ)の導入事例
ここでは、POS+ selfregi(ポスタス セルフレジ)を実際に導入した企業の事例を紹介します。
- 株式会社TGK
- 日本生産者食堂KABEAT
詳しく見ていきましょう。
導入事例1.株式会社TGK
株式会社TGKは、直営店・FC含め全10店舗を展開しており、そのうちの「神田たまごけん秋葉原店」と「肉とたまご新宿東口店」でPOS+を導入しました。
店頭に券売機を設置していた当時に、発生していた問題は下記のとおりです。
- 入口付近の混雑:券売機の前で立ち止まるお客さまが多く、動線が悪化していた
- 外国人観光客への対応:食券の購入方法がわからず、スタッフが個別対応していた
これらの問題を解決するために、「POS+food」「POS+selfregi」「POS+MSO」を導入しました。導入後のメリットは、下記のとおりです。
- スマホでの注文が可能になり、券売機の前に立ち止まる必要がなくなった
- 多言語対応で、外国人観光客もスムーズに注文できた
- 個別対応が不要になり、ほかの業務に集中できる環境が整った
- スマホで落ち着いてメニューを選べるため、注文時のストレスが軽減された
業務の効率化とお客さまの利便性向上を同時に実現し、スムーズな運営が可能になりました。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
モバイルセルフオーダーとセルフレジの掛け合わせ運用によりオーダーと会計のセルフ化、お客様の利便性向上に貢献!
導入事例2.日本生産者食堂KABEAT
日本生産者食堂 KABEAT(カビート)は、地域再開発プロジェクトの一環として、2021年にオープンしたフードダイニングです。POSレジシステム「POS+(ポスタス)」を導入し、セルフレジで業務効率化とサービス品質の向上を実現しました。
導入前は、ランチタイムは事前会計(前払い)、ディナータイムは後会計と異なる会計スタイルを採用していました。これによって、下記の課題を抱えていました。
- 時間帯ごとに異なる会計対応の煩雑さ
- 非接触型オペレーション実現には拡張性の高いPOS+レジが必要
課題を解決するために、「POS+ food」「POS+selfregi」「POS+self order」を導入した結果、下記のメリットが得られました。
- 前払い・後払いを1台で切り替え可能になった
- 非接触・効率的なオペレーションを実現できた
- 人員配置の最適化によるサービス向上が図れた
ポスタス担当者と密に連携しながら改善を重ね、安定した運用を確立しています。さらに、セルフレジ導入によって、レジ担当の人数の削減が可能になり、半年で導入費用を回収できる見込みとなりました。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
まとめ
セルフレジは、店舗運営の効率化や顧客満足度の向上に大きく貢献するツールとして、多くの業種で導入が進んでいます。
飲食店や小売店、クリニック・医療機関など、業種ごとに求められる機能は異なります。最適な選択をするためには、製品ごとの特長を比較することが重要です。
自社の課題や規模に合わせて導入を前向きに検討していきましょう。
商品スキャンから精算までの一部またはすべての作業をお客さま自身が行うレジのことです。精算部分だけをお客さまが行うレジがセミセルフレジで、すべてを行うレジをフルセルフレジと言います。
メリットは、レジ業務の効率化・人件費削減・感染症対策などの効果が見込めることです。一方、デメリットとしては、お客さまが操作に戸惑う可能性などが考えられます。
人材不足解消が目的であればフルセルフレジの方が効果が期待できます。高齢者のお客さまが多いような店舗ではセミセルフレジで一部の業務だけをセルフ化するのがよいでしょう。
参考サイト:日本経済新聞
セルフレジとは 省人化へ日本では2003年に導入
セルフレジの利用客6割に スーパーも導入、民間調査
良品計画、国内「無印良品」の6割にセルフレジ