セルフオーダーシステムは人件費削減や業務の効率化がのぞめるシステムです。
しかし、「セルフオーダーシステムとは何か」「導入にかかる費用はどれぐらいなのか」と不安に感じている方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、セルフオーダーシステムの費用から導入メリット・デメリットを解説しています。また、できるだけ費用を抑えるための方法や補助金についても詳しく解説していますので、参考にしてください。
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セルフオーダーシステムとは
セルフオーダーシステムとは、スタッフが注文をうかがうのではなく、お客さま自身が注文し、レジで会計を済ませるシステムを指します。
スタッフがオーダーを伺う必要がないため、業務の効率化が可能です。お客さま自身も、スタッフにきてもらう際の待ち時間が短縮されるため、満足度がアップする仕組みになっています。
会計は現金だけでなく、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済で完了できることが多いです。
人手不足を解消するにも役立ち、オーダーミスやスタッフの負担軽減などメリットの多いシステムです。
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セルフオーダーシステム導入費用
セルフオーダーシステムを導入するためには以下の費用がかかります。
- 本体・周辺機器の導入費用
- メニューのカスタマイズなどのシステム設定費用
- Wi-Fiなどの工事費用
- ランニングコスト
ここでは、上記の導入費用について詳しく解説していきます。

本体・周辺機器の導入費用
セルフオーダーシステムを導入するには、本体・周辺機器の初期費用が必要です。
具体的には以下の導入費用が必要です。
- レジ本体
- レジに設置するプリンター
- 各テーブルに置くタブレットや券売機
タブレットや券売機本体の価格がかかるため、導入を検討している場合は、種類ごとにいくらかかるのか考慮して選ばなければいけません。
タブレットオーダーの場合は1台あたり数万円の金額がかかり、テーブル数に応じてコストが増えていきます。
例えば、30席の飲食店で5万円のタブレットを導入する場合、合計で150万円がかかります。費用対効果を高めるためには、できるだけ費用を抑えながら導入する点がポイントです。
メニューのカスタマイズなどのシステム設定費用
セルフオーダーシステムを導入する際は、設定費用もかかります。
システム設定とは、店舗に合わせたレイアウトやメニュー設定です。ほかにも、ハードウェアの設定も含まれます。
システム設定の相場価格は、数万円〜30万円程度で、なかには50万円を超えるケースもあります。
システム設定を抑えることも大切ですが、値段が上がれば使える機能性もアップする点を忘れずに考慮してください。
店舗の運営状況と業態に合わせて予算を組むと使いやすいセルフオーダーシステムを導入できます。
Wi-Fiなどの工事費用
セルフオーダーシステムを使うためには、Wi-Fiが必要です。
店舗にインターネット回線が整っていない場合は、工事費用も含まれます。
工事費用は、工事会社や店舗の規模、導入するシステムの種類によって変動するので事前の確認が必要です。
ランニングコスト
セルフオーダーシステムは、導入したらお金がかからないわけではありません。システムを維持するための費用がいくらかかかります。
セルフオーダーシステムで必要な維持費は以下のとおりです。
- システムの月額料
- 通信量
- システムのメンテナンス費用
初期費用だけでなくランニングコストがかかります。大半のメーカーが初期費用と月額料金制です。
月額料金の相場は5,000円〜数万円程度です。初期費用だけでなく、ランニングコストも予算に組み込むことを忘れずに導入しましょう。
月額料金は、サポート内容によって異なります。
故障やトラブルのサポートも入っており、安いサービスを導入した場合、コールセンターや駆けつけ修理などのサポートがない可能性があるため、注意が必要です。
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セルフオーダーシステムでコスト削減
セルフオーダーシステムを導入することにより、コスト削減が期待できます。
お客さま自身が注文をすることで業務が効率化されるので、オーダーをうかがう必要がなくなるため、スタッフの人数を減らせるでしょう。
たとえば、時給1,000円でオーダー担当のスタッフを1名雇っている、年中無休の店舗の場合、以下の費用が削減できます。
一月で削減できるコスト | 月額:時給1,000円×24時間×30日=720,000円 |
一年で削減できるコスト | 年額:720,000円×12ヶ月=8,640,000円 |
※深夜料金などの計算は省略しています
一店舗あたりのオーダーを担当するスタッフの人数や店舗数によって、削減できるコストは増えていきます。
人件費を削減したいと考えている方には、セルフオーダーシステムの導入がおすすめです。
セルフオーダーシステムの種類
セルフオーダーシステムには種類があります。
- モバイルオーダーシステム
- テーブルオーダーシステム
- セルフ券売機(ターミナル型)
ここでは、3種類のセルフオーダーシステムについて詳しく解説します。
また、以下の記事はセルフオーダーシステムについて詳しく解説しているのでご覧ください。
関連記事:セルフオーダーシステムとは?仕組みや種類と導入メリットを解説

モバイルオーダーシステム
モバイルオーダーシステムとは、お客さま自身のスマートフォンやタブレットを使用して注文・決済をおこなうシステムです。
モバイルオーダーシステムの種類は大きく分けて以下の2種類です。
- テイクアウト用
- 店内用
テイクアウト用は専用アプリを使用し、店内用はQRコードを読み取って注文します。
テイクアウト用と店内用は、メーカーごとに利用可能かどうかが異なります。どちらも対応しているメーカーもあるため、導入前に確認しておく必要があります。
以下の記事では、QRコードを読み取る、QRオーダーについて詳しい解説をしていますので、ご覧ください。
関連記事:QRオーダー(注文)システムとは?導入方法やメリットまで徹底解説!
テーブルオーダーシステム
テーブルオーダーシステムとは、お客さまがあらかじめお店が用意したタブレットを使って使用するタブレットオーダーシステムです。
テーブルオーダーシステムは、スタッフが直接オーダーをうかがう必要がないので、人件費削減のメリットがあります。
メーカーごとに設置する端末の種類が異なるのが特徴です。
iPad・Androidタブレットなどさまざまなので、お客さまの操作性や視認性を重視してメーカーを選びましょう。
画面レイアウトがしやすく、メニュー表記のしやすいシステムは、注文をするお客さまの負担を減らせるので顧客満足度アップも期待できます。
関連記事:【飲食店】タブレットオーダーシステムとは?導入メリットから費用まで徹底解説
券売機
券売機もセルフオーダーシステムに含まれます。
近頃はタッチパネル式の券売機が多く、直感的な操作でスタッフを介さずお客さまが注文可能です。
タッチパネル券売機を選ぶ際は、メニュー画面が大きく、誰でも負担なく操作できるものが顧客満足度アップにつながります。
また、券売機の支払い方法は以下の通りです。
- 現金のみの取り扱い
- キャッシュレス決済のみの取り扱い
- 現金・キャッシュレス両方の取り扱い
3種類の支払い方法があり、店舗でどの支払い方法が多いのかを確認して導入してください。
また、キャッシュレス決済可能なものでも、どの種類のカードや電子マネーに対応しているか確認しておくとよいでしょう。
関連記事:【飲食店】券売機導入のメリットとは?向いている店舗や選定ポイント
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セルフオーダーシステムのメリット

セルフオーダーシステムは、さまざまなメリットがあります。
具体的なメリットは以下の4つです。
- オペレーションの効率化
- 労働環境の改善と人件費の適正化
- オーダーミスの防止
- 売上向上への効果
それぞれのメリットについて詳しく解説するので、導入する際の参考にしてください。
セルフオーダーよるオペレーションの効率化は、スタッフの労働環境改善に大きく寄与するだけでなく、スタッフのモチベーション向上につながり、定着率向上が期待できます。採用コスト削減と人員配置を最適化により慢性的な人手不足問題の解消にも効果を発揮します。
オペレーションの効率化
セルフオーダーシステムは、注文受付から会計までのプロセスの自動化によって、スタッフの業務負担を大幅に軽減します。これにより、店舗運営の効率が飛躍的に向上します。
たとえば、人手不足が深刻な業界では、少人数でも効率的に店舗を運営できる体制が構築可能です。また、ピークタイムには、セルフオーダーシステムが注文処理をサポートすることで、混雑が緩和され、スタッフが他の業務に集中できます。
さらに、お客さまの注文が迅速に処理されるため、テーブルの回転率が向上し、結果的に売上の増加が期待できます。
なお、以下の記事では飲食店オペレーションの重要性について詳しく解説しています。
関連記事:飲食店オペレーションの重要性とは?効率的な運営がもたらす効果
労働環境の改善と人件費の適正化
セルフオーダーよるオペレーションの効率化は、スタッフの労働環境改善に大きく寄与するだけでなく、スタッフのモチベーション向上につながり、定着率向上が期待できます。採用コスト削減と人員配置を最適化により慢性的な人手不足問題の解消にも効果を発揮します。
関連記事:飲食店のFLコストとは?FL利率や営業利益率、エクセルの管理方法も解説!
オーダーミスの防止
セルフオーダーシステムは、従来の対面注文で発生しがちな聞き間違いや記録ミスを防ぎ、正確な注文処理を実現します。顧客が直接システムに注文を入力するため、スタッフが介在する際のエラーが発生せず、結果としてサービス品質が向上します。
注文ミスが減少することで、顧客の満足度が高まるだけでなく、不満やクレームを防ぐことができます。また、不要な食品の準備を回避できるため、食品ロスを削減し、店舗運営をより持続可能なものにします。
関連記事:オーダーエントリーシステム(OES)とは?導入のメリット・デメリットについて解説
売上向上への効果
セルフオーダーシステムは、店舗運営を効率化するだけでなく、収集されたデータを分析することで売上向上につなげることが可能です。
例えば、注文データを活用して売れ筋メニューを特定し、より効果的なメニュー構成を設計できます。また、曜日や時間帯ごとの注文動向を分析することで、特定のプロモーションを実施したり、ターゲットを絞ったマーケティング施策を展開することができます。さらに、在庫状況をリアルタイムで把握できるシステムと連携することで、無駄な仕入れを防ぎ、コスト管理を徹底することも可能です。
関連記事:飲食店の売上アップする方法とは?成功事例も合わせて徹底解説
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セルフオーダーシステムのデメリット
セルフオーダーシステムにはメリットが豊富にありますが、同時にデメリットも存在します。
- コミュニケーションが減るため売り上げが下がる可能性がある
- 操作が難しく感じる顧客もいる
- 初期費用やランニングコストがかかる
ここでは、3つのデメリットと対策について解説するので、参考にしてください。
コミュニケーションが減るため売り上げが下がる可能性もある
セルフオーダーシステムを導入すると、お客さまとのコミュニケーション機会が奪われてしまう点がデメリットです。
直接おすすめ商品やキャンペーンを伝えられなくなるため、売り上げが下がる可能性があります。
セルフオーダーシステムを導入する際は、提供時に積極的にコミュニケーションを取るなどの対策が必要です。
操作が難しく感じる顧客もいる
高齢者や子どもなど、テーブルオーダーやモバイルオーダーが難しく感じるお客さまもいます。
操作に慣れず、注文に時間がかかってしまう可能性があります。
メニューやボタンを大きくし、操作をしやすくしたり、スタッフが補助に入ったりなどの工夫をすることで、お客さまの負担を減らせるでしょう。
初期費用やランニングコストなどがかかる
セルフオーダーシステムには初期費用やランニングコストがかかるため、予算に合わせて選ばなければいけません。
また、導入後も保守やインターネット回線代などさまざまなランニングコストがかかる点にも注意が必要です。
人件費削減や顧客満足度をうまく上げて利益を出しながら、費用を抑えつつ補えるように工夫をしていく必要があります。
シフト管理やお客さまが扱いやすい製品を選ぶことで、ランニングコストをうまく抑えられるでしょう。
セルフオーダーシステムの補助金について
セルフオーダーシステムの費用をできるだけ抑えたいというユーザーには補助金がおすすめです。
助成金の種類は以下のとおりです。
- IT導入補助金
- 小規模事業者持続化補助金
- 事業再構築補助金
これらの補助金は必ず申請が必要です。助成金を活用したい場合は、早めに確認をし申請をしておきましょう。
補助金を活用することで、初期費用の負担を軽減しつつ、効率的にセルフオーダーシステムを導入できるため、事業の成長につなげやすくなります。
参考サイト:IT導入補助金、小規模事業者持続化補助金、事業再構築補助金
まとめ
本記事では、セルフオーダーシステムの費用について詳しく解説しました。
セルフオーダーシステムの導入には、初期費用やランニングコストがかかるため、予算を考慮しながら慎重に導入しましょう。導入する際のメリットとデメリットを把握し、本記事を参考にしながら、店舗にあったセルフオーダーシステムを導入してください。
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よくある質問
セルフオーダーシステムの導入のはメーカによりことなりますが、大きくわけて「導入前の準備と課題整理」「メーカー選定と見積もり比較」「機器の設置とスタッフトレーニング」「運用開始後のフォロー向上」のフローになります。
セルフオーダーシステムには、大きく分けて「タブレット型」「スマートフォン型」「ターミナル型」3つのタイプがあります。それぞれのタイプには一長一短があるため、自店舗の業態やニーズを改めて確認してから、選ぶことが重要となります。各システムの特徴を理解して、自店舗に適したタイプを選びましょう。
以下、ご参考ください。
関連記事:セルフオーダーシステム12社比較!費用や選定ポイントも解説
参考サイト:日本経済新聞 マクドナルドや吉野家を下支え「モバイルオーダー」一気に拡大
参考サイト:日本政策金融公庫 飲食店経営力磨き上げガイド