POSレジの導入は、店舗運営の業務効率化と売上向上に直結する、重要な施策です。
しかし、導入費用が気になる方も多いのではないでしょうか?導入にかかる費用は、POSレジの種類やプラン、オプションや周辺機器により異なります。
本記事では、種類別の価格や周辺機器の導入費用、コストを抑えて導入する方法について解説します。また最後には、価格面以外でPOSレジを選ぶポイントも紹介しているので、ご参考ください。
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POSレジとは
POSレジとは、販売時点情報管理システム(Point of Sale System)の略称で、商品の販売データを記録し、管理するためのシステムです。バーコードスキャナーやタッチパネルディスプレイなどを使用し、販売情報を効率的に処理できます。
POSレジは、従来のレジスターの機能に加え、在庫管理や売上分析など、多様な機能を備えているのが特徴です。
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POSレジの価格の基本構造
POSレジの価格は、「イニシャルコスト(初期費用)」と「ランニングコスト(運用費用)」の2つから構成されています。
導入時の費用と継続的な運用費用の構造を理解することで、初期費用と月額費用のバランスを把握でき、自店の運用規模や形態に合わせて長期的な視点で最適なPOSレジを選択できるようになります。

イニシャルコスト(初期費用)
イニシャルコストとは、POSレジ導入時に必要な一時的な費用です。以下の3つの要素から構成されます。
本体価格 | 基本となるレジシステム本体の購入費用 |
設置・設定費用 | 実際に店舗でPOSレジを使用できる状態にするために必要な費用 |
周辺機器費用 | キャッシュドロワーやレシートプリンターなど、POSレジを効率的に運用するために必要な追加機器の費用 |
ランニングコスト(運用費用)
ランニングコストとは、POSレジを継続的に使用していくうえで発生する費用です。主に以下の4つの要素から構成されます。
月額利用料 | システムの利用料やライセンス料として定期的に発生する費用 |
保守料金 | システムを安定的に運用するために必要な保守・メンテナンス費用 |
通信費 | POSレジの運用に必要なネットワーク関連の費用 |
消耗品費 | レシート用紙やインクなど、日々の運用で継続的に発生する消耗品の費用 |
POSレジ価格相場【種類別比較】
POSレジは大きく4つのタイプに分類され、それぞれ特徴があり、導入費用も異なります。店舗の規模や業態、必要とする機能や将来の拡張性を考慮し、長期的な視点でコストバランスを見極めることが重要です。
初期費用だけでなく、月額費用や保守料金なども含めたトータルコストを比較検討し、自店に最適なPOSレジを選択しましょう。POSレジの種類別に、価格相場を表にまとめました。
初期 費用相場 | 月額・保守 費用相場 | 適している業態 | |
---|---|---|---|
タブレットPOS | 0~20万円程度 (周辺機器:5~15万円) | 5,000円~2万円/月 | ・小規模店舗 ・カフェ ・移動販売 |
クラウドPOS | 5~30万円程度 (導入設定:3~10万円) | 1~3万円/月 | ・チェーン店 ・複数店舗展開企業 |
ターミナル型POS | 20~50万円程度 | 3~10万円/年 | ・専門店 ・中規模店舗 ・安定性重視の店舗 |
パソコン連動型POS | 30~100万円以上 | 5~20万円/年 (カスタマイズ費は別途) | ・大規模店舗 ・特殊業態 ・システム連携必須の店舗 |
タブレットPOS
タブレットPOSは、iPadやAndroidタブレットを使用しレジアプリを使用するコンパクトなPOSレジシステムです。機動性が高く、場所を選ばない運用が可能なため、小規模店舗やカフェ、移動販売などに適しています。
【主な特徴】
- 初期費用が比較的安く、導入がしやすい
- アプリのアップデートにより、機能追加や改善が容易
- タブレットの画面を活用し、直感的な操作が可能
- 持ち運びが容易で、店舗レイアウトの変更にも柔軟に対応
【価格相場】
- 初期費用:0~20万円程度
- 月額費用:5,000円~2万円程度
- 周辺機器:5~15万円程度 (キャッシュドロワー、レシートプリンターなど)
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クラウドPOS
クラウドPOSは、インターネットを通じてクラウド上のサーバーに接続し、データを管理・処理するPOSレジシステムです。複数店舗の一元管理や、リアルタイムでの売上分析が可能なため、チェーン店や複数店舗を展開している企業に適しています。
【主な特徴】
- インターネット環境があれば、場所を選ばずに利用可能
- クラウド上でデータを一元管理し、複数店舗の運用が効率的
- リアルタイムでの売上分析や在庫管理が可能
- 遠隔でのシステム更新やメンテナンスが可能
【価格相場】
- 初期費用:5~30万円程度
- 月額費用:1~3万円程度
- 導入設定費:3~10万円程度 (ネットワーク設定、データ移行など)
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ターミナル型POS
ターミナル型POSは、専用のハードウェアを使用した従来型のPOSレジシステムです。インターネット環境に依存せず、安定した動作環境とセキュリティ面での安心感が特徴です。専門店や中規模店舗、安定性を重視する店舗に適しています。
【主な特徴】
- 専用のハードウェアを使用し、高い信頼性と安定性を確保
- インターネット環境に左右されない、独立した動作が可能
- 高いセキュリティ性能を備え、機密性の高いデータを安全に管理
- カスタマイズ性は限定的だが、業務に特化した機能を提供
【価格相場】
- 本体価格:20~50万円程度
- 保守料金:年間3~10万円程度
- 機能追加:要件に応じて都度見積もりのケースが多い
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パソコン連動型POS
パソコン連動型POSは、汎用性の高いPCを使用し、高度な機能カスタマイズが可能なPOSレジシステムです。他システムとの連携が容易で、詳細なデータ分析も行えるため、大規模店舗や特殊な業態、システム連携が必要な店舗に適しています。
【主な特徴】
- PCを使用することで、高度な機能カスタマイズが可能
- 販売管理システムや会計システムなど、他システムとの連携が容易
- 大量のデータを処理し、詳細な分析が可能
- 業務に合わせたきめ細やかな設定やカスタマイズが可能
【価格相場】
- システム一式:30~100万円以上 (規模や要件により変動)
- カスタマイズ費:要件により変動
- 保守料金:年間5~20万円程度
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POSレジに必要な周辺機器の価格相場
POSレジ導入には、本体だけでなく周辺機器も必要になります。
POSレジ導入時に揃えておきたい周辺機器の一例は以下のとおりです。
- レシートプリンター
- キャッシュレス決済端末
- バーコードリーダー
- キャッシュドロア
- カスタマーディスプレイ
次項で、価格相場について解説します。
レシートプリンター
レシートプリンターはレシートや領収書を印刷するための機器です。感熱式とインクジェット式がありますが、一般的には感熱式が利用されています。
本体価格の相場は、20,000〜80,000円程度です。
印刷速度や用紙のサイズ、オートカッターの有無などにより、価格は異なります。なお別途レシートロールの購入が必要であり、相場は20ロールで2,000〜3,000円程度です。
関連記事:レジのレシートロール紙のおすすめは?選ぶときのポイントを紹介
キャッシュレス決済端末
キャッシュレス決済端末とは、電子マネーやクレジットカード、QRコード決済に対応するための機器です。
据え置きタイプやモバイル型など種類は多様で、本体価格は0〜40,000円程度になります。
提供しているサービス会社によっては、キャンペーン適用や本体価格を無料と設定しているケースもあります。導入費用を抑えたい場合には、各サービスを確認してみましょう。なお、キャッシュレス決済端末の導入にあたっては、本体価格以外に「決済手数料」がかかるので、覚えておきましょう。
関連記事:キャッシュレス決済導入のメリットとは?導入の流れと各社の比較ポイント
バーコードリーダー
バーコードリーダーは、商品についているバーコードをスキャンするための機器です。
ハンディタイプと据え置きタイプがあり、2,500〜60,000円程度と価格の幅は広くなっています。
導入する場所やPOSレジに合わせて、タイプを選択しましょう。
キャッシュドロア
キャッシュドロアとは、レジの現金を保管する引き出し部分のことです。
従来は一体型のものが主流でしたが、最近ではタブレットやスマホ、パソコンを利用したPOSレジの導入により、別途用意が必要なケースが多くなっています。
価格相場は、10,000〜50,000円程度です。
なお、セキュリティ対策のためには、鍵付きのタイプを選択するのが望ましいでしょう。
カスタマーディスプレイ
カスタマーディスプレイとは、お客様に商品名や合計金額、釣銭金額などの情報を画面に表示して見せるための機器です。
価格相場は、25,000〜35,000円程度となっています。
設置していない店舗も多く見られますが、口頭だけのやりとりでは情報がうまく伝わらないことも想定されます。お客様との金銭トラブルを回避するためにも、導入がおすすめです。
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POSレジの費用を抑えるためのポイント
POSレジ導入を検討している方の中には、導入費用が高く、ハードルに感じている人が多いのではないでしょうか。
初期費用を抑えつつ、効率的に運用するには、次で紹介する4つのポイントを押さえておきましょう。
- 必要な機能やオプションを見極める
- POSレジ導入に使える補助金の活用する
- 一括導入でコストを削減する
- 業種に特化したPOSレジを導入する
詳しく解説していきます。
必要な機能やオプションを見極める
POSレジ導入の費用を抑えるには、必要な機能やオプションを慎重に選ぶことが重要です。POSレジの月額料金には、基本プランとオプションがあり、オプションを追加するほどに費用は増えます。
コストを抑えるにはまず、現状の課題や今後必要になる可能性が高い機能を洗い出しましょう。その後にPOSレジを比較検討し、最低限の機能でスタートした後に、運用状況に応じてオプションを追加するのが望ましいです。
そしてタブレットやスマホ、パソコンを利用するPOSレジの場合、あわせて周辺機器の用意が必要になります。必須の周辺機器だけを最初に導入し、のちに追加購入するのがおすすめです。
またPOSレジの機能を最大限活用するには、サービス提供会社のサポートが欠かせません。機能や周辺機器の絞り込みはコスト削減になりますが、必要なサポートまで削ると、業務に支障をきたす可能性があります。
適切な機能の選択と手厚いサポートにより、コスト以上の効果が期待できるため、総合的に考えてPOSレジの種類を選択しましょう。
POSレジ導入に使える補助金・助成金を活用する
POSレジ導入の費用を抑えるなら、国や地方自治体が提供する補助金制度の活用がおすすめです。
デジタル化や業務効率化を目的とした制度の中から、2025年2月時点の情報で、POSレジ導入に活用できる補助金4つを紹介します。補助金制度は申請期間や条件が細かく規定されているので、最新情報を定期的に確認にしましょう。
名称 | 主な補助対象経費 | 補助金額 | 補助率 | 補助事業者 |
---|---|---|---|---|
IT導入補助金 (インボイス枠) | ・ハードウェア購入費 ・ソフトウェア購入費 ・クラウド利用料 | 最大20万円 | 1/2~3/4 | 中⼩企業⼩規模事業者等 |
ものづくり補助金 | ・機械装置・システム構築費 ・クラウド利用費 | 最大2,500万円 | 1/2~2/3 | 中小企業小規模事業者 |
小規模事業者持続化補助金 | ・機械装置等費 | 50万円 | 2/3 | 小規模事業者 |
業務改善助成金 | ・システム導入費 ・機器・設備の導入費 | 最大600万円 | 9/10~3/4 | 中小企業小規模事業者 |
参考サイト:
IT導⼊補助⾦2025の概要
ものづくり補助金総合サイト
小規模事業者持続化補助金(通常枠)の概要
令和6年度補正予算ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
業務改善助成金
一括導入でコストを削減する
提供企業によっては、同じPOSレジを複数台購入すると、割引が適用されるケースがあります。
コスト削減が見込まれるうえ、統一されたシステムの導入により運用面の効率化も期待できるでしょう。さらに保守やサポートの一本化により、トラブル時の対応が迅速になります。
複数店舗に導入する場合、店舗ごとに違うメーカーのシステムを導入すると、互換性の問題が発生しやすくなります。同じサービス会社もしくは機器の一括導入がおすすめです。
業種に特化したPOSレジを導入する
業種に特化したPOSレジであれば、最初から必要機能が搭載されているので、カスタマイズコストの削減により高い費用対効果が望めます。
なおPOSレジには、「高機能汎用型」と「業種特化型」の2種類があります。
高機能汎用型は、どの業種でも幅広く活用できる商品管理や顧客管理などの一般的な機能を備えたPOSレジです。豊富なプランやオプションによりカスタマイズできるものが多いので、業務を幅広く効率化したい場合に適しています。
一方で業種特化型は、一定の業種に特化した機能が標準で搭載されているPOSレジです。業種特有の機能がはじめから備わっているため、オプションにかかるコストが少なくて済みます。
なおポスタスでは、導入コストを抑えつつ、業務効率化を支援するため、以下の業種特化型のPOSレジをご用意しています。
- 美容室向け「POS+ beauty」
- 飲食店向け「POS+ food」
- 小売店向け「POS+ retail」
費用を抑えるためには、オプションを検討する前に、標準搭載された特化型のPOSレジの導入を検討してみましょう。
店舗運営のお悩みはポスタスで解決!
POS+(ポスタス)は様々な店舗業態のオペレーションに対応したクラウドPOSシステムです。
省人化による人材不足の解消やオペレーションの最適化によるコスト削減、店舗分析による売上アップを実現するための機能が充実しています。個店から大手チェーン展開店舗まで様々な支援実績ごさいますのでまずはお気軽にご相談ください。
価格面以外でPOSレジを選ぶ4つのポイント
失敗しないPOSレジ選びのコツは、価格面以外にも目を向けることです。
本章では、注目すべき4つのポイントについて解説します。
- 必須機能と拡張性
- 費用対効果
- サポート制度
- 使いやすさ
自店に適した機能とコストのバランスを見極めることが重要になりますので、ご参考ください。
必須機能と拡張性
POSレジに求める機能は、業種によって異なります。そのため基本的な機能に加えて、事業別に必須な機能を見極めることが大切です。
基本機能や業種別に必須な機能の一例
基本機能 | 売上登録・精算、レシート発行、商品マスタ管理など |
業態別機能 | 飲食店向け、物販店向け、サービス業向けなど |
また、店舗数や規模、事業の拡大で追加したい機能やオプションが出てくる可能性も視野に入れて検討する必要があります。そのため、オプションの種類や外部連携、プランの変更など、柔軟な対応が可能な機器を選択するのが望ましいでしょう。
費用対効果
POSレジを選ぶ際は、価格だけなく費用対効果も考慮しましょう。
たとえば、操作が直感的でスタッフの教育コストを削減できるPOSレジや、売上分析・在庫管理機能を備えたものは、業務効率を大幅に向上させます。
またクラウド型POSであれば、売上データや在庫などをリアルタイムで確認できるので、適切な在庫管理などが可能になり、機会損失の回避につながるでしょう。
さらにサポート体制が充実しているPOSレジであれば、トラブル時の対応が迅速になり、業務が滞るのを防げます。初期費用や月額料金だけでなく、長期的な費用対効果を考慮して、最適なPOSレジを選ぶのがポイントです。
サポート制度
POSレジを選ぶ際には、サポート体制の充実度も重要になります。
たとえばPOSレジを効果的に運用するには、定期的なメンテナンスが必要です。POSレジを選ぶ際には、ソフトウェアのアップデートや機器のメンテナンスサービスが提供されているかなどもチェックしましょう。
またトラブル発生時にサポート体制が不十分だと、業務に支障をきたす可能性があります。そのため、24時間対応や遠隔操作によるリモート対応、専門スタッフによる対応など、手厚いサポート体制が充実していると安心でしょう。
ストレスなく運用できるかという観点も重視し、サポート体制にも着目して複数の製品やサービスを比較検討しましょう。
使いやすさ
POSレジを選ぶ際には、使いやすさも大切です。POSレジを扱うのは店舗スタッフであるため、操作が難しいとスタッフに負担がかかり、慣れるまでレジ操作に時間がかかってしまいます。
そのため画面の表示がわかりやすく、タッチ操作で簡単に入力できるなど、直観的に操作できる製品を導入することで、いつも通り業務を円滑に進められるでしょう。
また、スムーズな運用を実現するため、スタッフのトレーニングサポートがあると安心です。全員が同じ説明を受けることで質問や疑問を共有でき、その場で解決できるためスタッフ教育のコスト削減につながるでしょう。
導入から運用までの流れ
POSレジ導入から運用までの流れ
POSレジを運用するまでには、契約や機器の設置、操作の研修からデータ整理など、一定の期間と準備が必要です。
おおまかには、以下のスケジュールで進めていきます。
- 1ヶ月目:導入の準備
- 2ヶ月目:導入作業
- 3ヶ月目:本稼働
次項で詳しく解説しますので、ご参考ください。
導入前の準備
導入するPOSレジが決まったら、スムーズな運用のために、必要な事前準備をしましょう。
まずは契約・発注です。次に、設置場所を確認し、インターネット環境の整備をします。また商品データを整理し、分類や価格設定を確認しておきましょう。
POSレジを操作するスタッフ教育の計画や操作マニュアルの作成、トラブル時の対応フローの準備も忘れてはいけません。事前に入念な準備をしておくことで、搬入当日や導入後のスムーズな運用につながります。
導入作業
製品が店舗に導入されたら、機器の設置や初期設定、テスト運用を開始します。
POSレジの初期設定では、スムーズな運用のために、事前準備しておいた商品データを正確に登録することが重要です。初期設定が完了したら、テスト運用をしてみましょう。その際に、スタッフの操作教育を同時に行うと効率的です。
基本的な操作に加えて、日常業務の流れ、スタッフごとの権限設定やトラブル発生時の対応方法を合わせて教育ましょう。導入作業を丁寧に行うことで、トラブルを未然に防げます。
本稼働
本稼働後は、運用ルールや課題の洗い出し、改善を繰り返して、ブラッシュアップを行います。
最初に作成した運用ルールと、実際の業務フローに合わない部分や不便に感じる部分を洗い出し、修正をしましょう。また取引データの記録や売上レポートを参照し、システムが正しく機能しているかも確認します。
導入直後は操作ミスや設定ミスが発生しやすいため、マニュアルを見直しながら改善を重ね、安定した運用を目指しましょう。
保守・メンテナンス
POSレジの安定運用には、継続的な保守・メンテナンスが必要です。
ソフトウェアのアップデートやシステムのバックアップを定期的に行い、トラブルを未然に防ぎましょう。また機器だけでなく、スタッフの操作ミスを防ぐために、操作マニュアルやトラブル対応マニュアルのアップデートも欠かせません。
日常的な管理と定期的なメンテナンスを行うことで、スムーズに安定した運用が実現できます。
まとめ
POSレジを導入する際は、価格だけでの判断するのではなく、自店の特性を理解し、長期的な視点でシステムを比較検討することが大切です。
また、運用準備やスタッフ教育に力を入れることで、POSレジの効果を最大限に引き出せます。メーカーのサポートを活用しながら、着実にPOSレジの運用力を高めていくことが重要です。
店舗運営のお悩みはポスタスで解決!
POS+(ポスタス)は様々な店舗業態のオペレーションに対応したクラウドPOSシステムです。
省人化による人材不足の解消やオペレーションの最適化によるコスト削減、店舗分析による売上アップを実現するための機能が充実しています。個店から大手チェーン展開店舗まで様々な支援実績ごさいますのでまずはお気軽にご相談ください。
よくある質問
店舗の規模や運用方法によって最適な選択は変わります。初期費用、月額費用、拡張性を考慮して選択することをおすすめします。
システムによって対応が異なります。将来的な拡張性を考慮して選択することが重要です。
参考サイト:日本経済新聞
矢野経済研究所、国内のPOSターミナル市場に関する調査結果を発表
ローソン、人手不足対応や業務の効率化でタブレット端末と新型POSレジ・自動釣銭機を導入