業務効率化と売上アップを支援するクラウドPOSレジ「ポスタス」
2021.11.29
POS

mPOS(エムポス)とは?意味やメリット、選び方、導入事例などを紹介

mPOS(エムポス)とは、スマホやタブレットで利用できる可動式のPOSレジのこと。POSシステムのアプリを端末にインストールしてカードリーダーと連動させることで、簡単にキャッシュレス決済を導入できます。

今回はそんなmPOSについて、意味やメリット、導入すべき事業者の特徴などを紹介します。おすすめの製品や導入事例も取り上げるのでぜひ参考にしてください。

ポスタスのmPOSなら導入もカスタマイズも簡単!

資料請求・ダウンロードはこちらから(無料)

mPOSとは

mPOS(エムポス)とは、スマートフォンやタブレットをPOSレジのハードウェアとして利用するタイプのPOSレジのこと。

POSとは「Point of Sales(販売時点情報管理)」の略語で、販売のたびに売上実績を記録、更新できる機能のことです。mPOSの「m」は「mobile(モバイル)」の頭文字で、スマホやタブレットなど携帯式・可動式の端末を指します。

つまりmPOSとは、販売時点情報管理の機能をスマホやタブレットなどのモバイル端末に実装できるサービスのことです。簡単に店舗にPOSシステムを導入できる手段として、個人を含めた小規模事業者、中小企業を中心に人気が高まりつつあります。

mPOSなら簡単にキャッシュレス決済を導入可能

mPOSは、店舗にクレジットカードや電子マネー等のキャッシュレス決済を簡単に導入できるツールとして注目されています。

mPOSでは、スマホやタブレットに専用アプリをインストールし、カードリーダーと連動させるだけでキャッシュレス決済が可能に。キャッシュレス決済の需要が高まりつつある中、対応を迫られた店舗運営者が選択しやすいのがmPOSです。

mPOSが導入・利用されている場面

mPOSは主に下記の場面で利用および導入されていることが多いです。

・キッチンカーなどの移動販売

・屋外でのイベント出店

・飲食店のテーブルや座席にて会計処理(お客さまがレジに向かわずに済む)

・美容室、ヘアサロン、ネイルサロンでの会計処理

・宅配サービスの支払い

・タクシー料金の精算

・イベントのグッズ販売の会計

・イベントの参加費用の支払い

mPOSは持ち運びが楽で、設置に場所を取らないため移動販売などのレジを移動させる必要がある場合や、スペースに余裕がなくて省スペースのレジを必要としている業種で注目されています。

mPOSの使い方

mPOSの基本的な使い方は以下の通りです。

  1. スマホやタブレットにアプリをインストール
  2. カードリーダーと端末を連携させる
  3. スマホやタブレットに支払金額を入力する
  4. お客様がキャッシュレス決済で支払う
  5. レシートないしレシートメールを返却する

3のキャッシュレス決済のやり方ですが、クレジットカードの場合はカードリーダーにカードを差し込むか、かざすかして支払ってもらいます。電子マネーの場合はカードリーダーにお客様のスマホやカードをかざしてもらいましょう。QRコード式の電子マネー(スマホ決済アプリ)の場合、POSレジ(店舗の端末)に表示されたコードをお客様に読み取ってもらいます。

なお、mPOSはモバイル(可動式)なので、レジ代わりにどこかに据え置くことのほか、お客様のテーブル等に持ち運んで決済する使い方も可能です。店舗の形態や商品・サービスの提供方法などによって、柔軟に使い方を考えられることがmPOSの一つの魅力といえるでしょう。

関連記事

レジの使い方の基本と応用|バイト研修にも使えるレジ打ちのコツや便利ツール

mPOSが普及した背景

スマホやタブレットを用いて気軽に導入できるmPOSは、近年明らかに普及しています。mPOSが普及する背景には、以下のような事情があります。

小規模の新規開業・起業が増えている

働くことに関する意識の変化、働き方の多様化、有用なデジタルツールの増加などが相まって、現在は個人や小規模法人の起業が増えています。副業としてのプチ起業、趣味の延長での週末起業など、気軽に飲食店や小売店などを新規開業する人も少なくありません。

そうした小規模のチャレンジャーたちには、低予算で導入できるツールが人気です。店舗にレジ機能を実装することになれば一番安いのはmPOSなので、小規模事業者が増えるほど、mPOSの需要も高まると考えられます。

mPOSは既存のスマホやタブレット端末の使用が基本です。ハードウェアを新たに購入する必要がないため、導入コストが大幅に抑えられます。個人で店舗経営を行う方にとって、立ち上げの際の初期投資は避けられません。mPOSの採用にて初期費用を必要最小限にすることも可能です。

mPOSはキャッシュレス対応への理想的なシステムとして注目を集めています。mPOSは場所を取らない小型のシステムです。小規模店舗でも扱いやすく、導入コストを超えたメリットが得られる可能性を秘めています。

モバイル・タブレット利用者の増加

今や1人2台は持っていると言っても過言ではないスマートフォンやタブレット。その利用者は非常に多く、持っているのが当たり前という時代になってきました。そのため、mPOSは使い慣れているmobileやタブレットなど、自分にとって非常に身近な物での決済が可能という点が大きな魅力です。

また普段から使用している人であれば操作性に悩むこともありません。普及が進んだ理由には、時代に合わせたこうした背景もあります。

インターネットの普及

1990年代までの社会においてデジタルへの信頼性は、ごく一部の業界にのみ存在するものでした。2000年以降はネット回線の設備が強化されたことにより、インターネットが人々の生活の中に溶け込んでいます。すでにインターネットは必要不可欠なインフラと言っても過言ではないでしょう。

インターネットの普及が、mPOSの導入へのハードルを大幅に下げたという見方もできます。

クラウドシステムの強化

個人情報、写真などといった重要なデータは、インターネット上に保存されることが多くなってきました。また、テレワークなどの広がりもあり、こうしたクラウドシステムが非常に強化されてきています。

ネットを使用したmPOSは、クレジットの情報やスマートフォン内の情報など非常に重要なデータが多く入っているため、こうしたクラウドシステムの強化によりさらに安全性が守られ、利用のしやすさとの相乗効果で店舗側も安心して導入することが出来るようになっています。

mPOS導入のメリット

mPOSを導入するメリット

mPOSの導入には主に以下のようなメリットがあります。

導入コストが低い

従来のPOSシステムの場合、高額なものであれば100万円以上するタイプも珍しくありません。一方、mPOSは新たにハードウェアを導入する必要がありません。スマホやタブレット端末で代用できることがその理由です。安価なものであれば数万円から購入することができるのがmPOSです。


直感的操作が可能

mPOSで使用するのはスマートフォンやタブレットです。キーボードやテンキーなどではなくタッチパネルでの操作となるため、アイコンを見れば直感的に操作できます。

mPOSなら、POSレジを使ったことがない人でも簡単に使いこなせる可能性が比較的高く、すぐにスムーズなレジ接客を実現できるでしょう。


店内の雰囲気を壊さない

従来のPOSシステムでは存在感が強かったり、店舗スペースを圧迫したりという難点がありました。しかしmPOSは大きいものでもタブレットサイズとなるため、スペースも取らずお店の雰囲気を壊すようなこともありません。

mPOSで用いるタブレットやスマホには、AppleのiPadをはじめ、スタイリッシュなデザインの端末も豊富。美容院や飲食店の上品なインテリアとして、店舗の空間づくりにプラスに作用することも多いでしょう。


スピーディな対応が可能

mPOSは小型のため、容易に持ち運びができます。持ち運びが容易なため、お客さまへのスピーディーな対応が可能です。しかもお客さまにわざわざレジまで来てもらわなくとも精算が完了します。これらの事例が積み重なることで顧客満足度のアップへとつながるでしょう。

mPOS導入のデメリット・注意点

mPOSには導入コストの低さなどのメリットがある一方、以下のようなデメリットも想定されるので注意してください。

安定したネット環境が必須

mPOSを導入するためには、ネット環境を整えることが必要不可欠です。現状でネット環境がないという場合、Wi-Fi(ワイファイ)ルーターの設置が求められます。安定した接続のためにも、工事費用のコストカットはあまりおすすめできません。


端末OSのバージョンアップによる不具合

スマホやタブレット端末のOSは、定期的にバージョンアップされます。自動アップデート設定をしていない事がほとんどですが、バージョンアップ後に互換性を失い、突如mPOSが使用できなくなることも考えられます。

トラブル対応に苦労する恐れも

mPOSのメーカーは、低価格で多数の顧客を相手にしている分、サポートが万全でないケースもあります。mPOSの使用でトラブルが起こった場合、据置きレジのベンダーのようにすぐに駆けつけサポートを受けられることは少ないでしょう。

店舗の運営者やスタッフ自身が、メーカーに問い合わせなどしながら自らトラブルを解決しなければならず、苦労することもあるかもしれません。またトラブルでmPOSが稼働しなければ、店舗の運営が滞ってしまう恐れもあります。

ポスタスなら「店舗を止めない」365日万全サポート!

アフターサポートの充実を重視する方には、ポスタスのmPOSがおすすめです。ポスタスは「店舗を止めない」をコンセプトに、迅速で手厚いサポート体制を整えています。

例えば、mPOSの使い方がわからなくなったり、思わぬトラブルに陥ったりした際は電話サポートにて即座に解決方法を提示いたします。365日受付のコールセンターに気兼ねなくご連絡ください。

またポスタスでは、月額料金の範囲内で全国無制限の駆けつけサポートも実施。電話で解決に至らない場合は、専門のスタッフが店舗にうかがい、問題の解決にあたります。

充実のサポートが受けられるポスタスの高機能クラウドmPOS

資料請求・ダウンロードはこちらから(無料)

mPOSを導入すべき事業者の特徴

mPOSは小型で持ち運びやすく、スマートな決済が可能なシステム。mPOSの導入がおすすめなのは、次のようなビジネスを展開している事業者の方々(個人事業主含む)です。

・キッチンカーの移動販売

・屋外でのイベント出店

・飲食店のテーブルや座席にて会計処理(お客さまがレジに向かわずに済む)

・美容室、ヘアサロン、ネイルサロンでの会計処理

・宅配サービスの支払い

・タクシー料金の精算

・イベントのグッズ販売の会計

・イベントの参加費用の支払い

とりわけお店の規模が小さく、あまりレジスペースに場所を取られたくないという方にmPOSはおすすめです。またmPOSは携帯できるため、スタッフが端末を持ってお客様のもとにうかがうという使い方も主流。そのため、小規模の店舗だけでなく、面積が広めのカフェや美容院・サロンでも、mPOSは便利に使えます。

加えて、クレジットカード決済や電子マネーなどのキャッシュレス決済を手軽に導入したい方にもmPOSは適切です。

mPOSの選び方・比較ポイント

mPOSを選ぶ際は、以下のポイントを意識して製品・サービスを比較してみてください。

安全性・セキュリティは担保されているかで選ぶ

mPOSを選ぶ際に、最も重視したいのが安全性です。不正利用や情報漏洩などのリスクを最小限に抑えることができるか?という点は何よりも優先すべき項目と言えるでしょう。

mPOSの安全性についてチェックしたい項目は次の2点です。

・PCIDSS(クレジットカードのセキュリティ基準)に準拠しているか?

・ICチップに対応しているか?

・NFC機能搭載カードに対応しているか?

※NFC機能の代表的な例として、Felica(フェリカ)やタッチ決済があげられます

近年では、このmPOSを狙ったウイルスなどが急増しており、クレジットカードやスマートフォンの個人情報の漏洩などを充分に守らなければいけません。そのため、セキュリティにおいては、妥協せずに厳しい目で選ぶ必要があります。

操作方法がわかりやすいかで選ぶ

仮にmPOSを導入したとしても、スタッフが使用法を把握できないようではお客さまに不信感を与えてしまいます。特に年配の方などは、スマートフォンやタブレット端末そのものに慣れていないケースも少なくないでしょう。

もちろんmPOSの操作ミスの発生を防ぐためのトレーニングは必須です。さりとてトレーニングばかりに時間を割くわけにもいきません。できれば操作方法が複雑過ぎず、なおかつわかりやすいものを選ぶようにしましょう。スタッフがすぐに把握できるmPOSであれば、お客さまにとっても理解がしやすいシステムです。操作がわかりにくければ利用したい!という欲求を失うでしょう。ひいてはお客さまの足が遠のくことにつながります。スタッフ、お客さまともに扱いやすいものを選ぶのがコツです。

導入コスト・ランニングコストの安さで選ぶ

どのようなビジネスにおいても、導入コストは特に気になる部分ではないでしょうか。mPOSの導入コストやランニングコストの例として次の4つがあげられます。

・端末費用

・決済手数料

・月々の利用料金

・利用料金ごとの使用制限

利用料金ごとの使用制限とは、「月額料金は無料から~」のサービスにありがちなパターンです。「無料」にて可能なのは「さわり部分のチュートリアル」のみであり、それ以上の機能は有料であることが多いかもしれません。導入費用はもちろんのこと、継続使用にて発生するコストを明確にし、様々なmPOSサービスを比較しつつ選ぶようにしたいものです。どのくらいの予算ならば可能なのか?得られる利益と比較し、どの程度までならコストとして受け入れられるか?ということを、導入前に数値化しておきましょう。

ポスタスのmPOSは導入楽ちん、かつ高機能!

ポスタスは、iPadを使った低コストかつ高機能なmPOSを提供しています。コストパフォーマンスもさることながら、導入サポートにも力を入れており、飲食店・小売店・美容院など、幅広い業種の店舗から支持をいただいています。

ポスタスのmPOSはとにかく導入が楽ちん。導入のハードルとなる初期設定を担当サポートに任せられるため、申し込みと機器の準備だけで利用を開始できます。周辺機器の購入がある場合は、その設置作業もポスタスが担当。ご利用者様は気楽にmPOSを導入いただけます。

またポスタスのmPOSは機能性とカスタマイズ性にも優れています。売上記録や在庫更新、顧客管理などのPOSの基本機能に加え、業種や店舗ごとのニーズに合わせた機能の追加が可能です。例えば、業種別に以下のような便利機能をご用意しています。

小売店向けの機能・画面選択、スキャンのどちらにも対応可能・前払い予約・後払い予約・返品処理・取り置き会計など
飲食店向けの機能・オーダー会計・即会計・レシート印刷・金種別会計・伝票分割・伝票合算会計など
美容室向けの機能・電子カルテ・レシート印刷・仮清算機能・リアルタイムでの売り上げ確認など

なお、これらの機能は、導入後、必要になったタイミングで改めて追加することも可能です。ツールの買い替えや再契約などは必要なく、その時々のお店のニーズに合わせて、柔軟にmPOSの機能をカスタマイズできます。

ポスタスのmPOS導入事例

以下では、実際にポスタスのmPOSを導入して業務効率化や生産性向上を達成した店舗様の事例を紹介します。

導入事例1:ネイルサロン ブラッシュ

ネイルサロン ブラッシュでは、mPOSの導入により、顧客データを活かした店舗運営ができるように。例えば、顧客カルテで過去の履歴を追えるようになったため、スタッフ間での引継ぎが円滑になりました。

またmPOSの分析機能で顧客ごとの傾向を把握し、接客にあたることで、リピート率も向上したといいます。

この導入事例を詳しく見る

リピーターを獲得したい!美容・サロン専用の顧客管理機能で可能に


導入事例2:焼肉ライク

焼肉ライクでは、mPOS導入で注文から提供までの一連の流れが格段にスピードアップ。期間限定メニュー、全店共通のおすすめメニューなどの情報更新も端末から簡単に行えるようになりました。

またPOSシステムでの一元管理で集計業務が大幅に効率化し、ほかの業務により多くの時間をさけるようになったそうです。

この導入事例を詳しく見る

焼肉店にテーブルオーダー導入で業務効率が大幅UP!勤怠から売上まで一元管理

mPOSに必要な付属品・周辺機器

mPOS導入時には、タブレットやスマートフォン、カードリーダーに加え、以下のような機器があるとレジ業務がより一層効率化される可能性があります。それぞれの店舗のニーズや特性を踏まえ、必要な周辺機器をカスタマイズしてみてください。

  • プリンター:レシートや領収書、注文をキッチンに伝える伝票などを印刷する
  • キャッシュドロワー:現金を収納する保管庫。端末と連動して自動で開く。
  • バーコードリーダー:商品のバーコードを読み取る機械
  • 自動釣銭機:預り金額から釣銭を自動で計算、出金。レジ接客でのヒューマンエラーを防止する。

ポスタスのmPOSでは、必要に応じてこれらの周辺機器もあわせて導入可能です。

ポスタスのmPOSで利用できる周辺機器を見る

ポスタス・周辺機器アーカイブ

まとめ

mPOSは新たなレジの導入に悩んでいる方や、現在のレジに不満がある方におすすめのレジシステムです。

当記事でご紹介したメリットやデメリットに対する理解を深めた上で、何故普及が広がっているのか?経営状況はどう変化したのか?といった点も注目しておきましょう。

キャッシュレス化が進むことで、さらにmPOSの需要が高まることが予想されます。時代の流れに合わせたスムーズな経営につながる「mPOS」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

QRコード決済の導入をご検討の方へ

POS+ (ポスタス)では、QRコード決済やさまざまなキャッシュレス決済に対応しています。

関連記事

2022.07.12 POS 法律・制度 経営

【2024年度】POSレジ導入に利用できる補助金・助成金の種類と申請方法まとめ

飲食店
2022.07.12 POS 経営

チェーンストアとは?定義や種類、今後の展開について解説

小売店
飲食店
2022.07.12 POS 店舗管理 機能 経営

小売業の店舗分析方法~データ分析を行うべき理由と効果

小売店