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2021.11.29 2024.06.26
店舗管理 経営

キャッシュレス決済の導入方法とは?決済の種類やメリット・デメリット

QRコード決済の導入をご検討の方へ

POS+ (ポスタス)では、QRコード決済やさまざまなキャッシュレス決済に対応しています。

飲食店や小売店、美容サロンなどさまざまな店舗で、キャッシュレス決済の導入が進んでいます。現金でのみしか対応していない店舗も珍しくなり、キャッシュレス化による顧客獲得が必要になりました。

とはいえ、キャッシュレス決済の導入で、店舗側にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。本記事では、キャッシュレス決済の導入に伴うメリット・デメリットに加え、導入方法やチェックポイントについても解説します。

 キャッシュレス決済とは

キャッシュレス決済とは、現金以外の手段で決済をする方法です。主に、クレジットカードやデビットカード、交通系ICカード、QRコード、バーコードなどがキャッシュレス決済として利用されています。

また、キャッシュレス決済は「前払い」「即時払い」「後払い」の3タイプに分けられます。前払いはプリペイド方式とも呼ばれており、あらかじめ金額をチャージしておくことで、決済時にそのまま残高から支払われます。

即時払いはデビットカードが該当し、支払いと同時に銀行口座から決済額が引き落とされるのが特徴です。そして後払いは、ポストペイとも呼ばれ、クレジットカードのように一時的にその場で決済を行い、後から請求されます。

このように、キャッシュレス決済といってもさまざまな種類があり、その決済方法も多種多様です。

 キャッシュレス決済導入のメリット

キャッシュレス決済が注目を集めている中で、店舗が導入することでどのようなメリットがあるのでしょうか。下記の通り、キャッシュレス決済の導入によるメリットを3つご紹介します。

  • 現金管理の手間が省ける
  • 顧客満足度の向上につながる
  • 機会損失が防ぎやすくなる

 現金管理の手間が省ける

まず、1つ目のメリットは、現金管理の手間が省けることです。従来の現金を使った決済の場合、店舗側では顧客から受け取った現金を管理しなければならず、従業員の負担となっていました。例えば、レジ締めの業務では、現金決済だと伝票上の売上とレジ内の現金が一致せず、集計に時間がかかることも少なくありません。

しかし、キャッシュレス決済では、現金がそもそも使われないため、店舗側での管理負担が軽減されます。また、レジ締め業務における売上金の集計ミスも減ることから、生産性の向上にもつながります。

 顧客満足度の向上につながる

2つ目のメリットとして、キャッシュレス決済の導入で、顧客満足度が上がる可能性があります。現金決済は、顧客側にとって、現金を取り出す煩わしさや、手持ちの現金額を気にしなければならないといった不満が生じる決済方法です。

一方で、キャッシュレス決済であれば、財布の中に十分な現金がなくても、カードやスマートフォンを使って気軽に支払いができます。また、レジでのスムーズな決済を実現し、顧客のストレス解消にもつながります。

 機会損失が防ぐやすくなる

3つ目のメリットは、店舗での機会損失が防ぎやすくなる点です。現金決済は、顧客が現金という現物を確認した上で支払いの段階に移るため、買い物自体を取りやめてしまう可能性が高い支払い方法といえます。

しかし、キャッシュレス決済は、現金の確認をしないまま決済を行うことから、比較的決済までの心理的ハードルが低くなります。このように、現金の残高を気にする可能性が低くなり、店舗側にとっては売上機会の損失を防げるということです。

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 キャッシュレス決済導入のデメリット

店舗にとってキャッシュレス決済の導入は、多くのメリットがある一方で、デメリットにも気をつける必要があります。今後、キャッシュレス決済を導入するにあたって、次の3つのデメリットも確認しましょう。

  • 個人情報漏洩に注意が必要となる
  • 災害時の支払いが難しい
  • 導入費用と決済手数料が発生する

 個人情報漏洩に注意が必要となる

1つ目のデメリットとして、個人情報の漏洩に注意が必要となることが挙げられます。これまでの現金決済では、現金自体に顧客情報が付いているわけではないので、店舗で現金を管理することに対して、個人情報の漏洩対策は必要のないものでした。

しかし、キャッシュレス決済は、クレジットカードやスマートフォン決済といった個人情報が紐づいている支払い方法であるため、店舗側での管理を徹底しなければなりません。近年では、個人情報漏洩を狙ったサイバー犯罪も多発しており、情報漏洩問題が発生すると、顧客の信頼を失いかねません。

 災害時の支払いが難しい

2つ目のデメリットは、キャッシュレス決済の場合に災害時の支払いが難しいことです。故障や災害などで決済端末が使用不可になると、キャッシュレス決済自体が行えない可能性があります。

特にキャッシュレス決済は、インターネット通信が必要になるので、店舗側におけるWi-Fi環境の整備も必要です。上記の事態を避けるためには、キャッシュレス決済以外にも、現金を用意しておきましょう。

 導入費用と決済手数料が発生する

最後のデメリットとして、キャッシュレス決済を導入する際には、導入費用やランニングコストが発生することにも注意が必要です。例えば、クレジットカードの決済端末や、スマートフォン向けのQRコード決済端末など、顧客の支払い方法に合わせて機器を購入しなければなりません。

また、キャッシュレス決済では、決済手数料が発生します。基本的に、決済手数料は店舗側の負担になることから、売上額がすべて店舗に還元されるわけではない点に留意しましょう。例えば、クレジットカード決済の場合、決済ブランドにもよりますが、3〜6%の手数料がかかります。

 キャッシュレス決済の支払い方法の種類

記事の冒頭でも触れたように、キャッシュレス決済の支払い方法には多くの種類があります。これからキャッシュレス決済の導入を検討している店舗の方は、各決済方法の特徴を踏まえながら導入を進めていきましょう。

  • クレジットカード
  • デビットカード
  • 電子マネー
  • スマートフォン決済
  • QR・バーコード決済

 クレジットカード

クレジットカードは、キャッシュレス決済の代表的な支払い方法の1つです。後払い(ポストペイ)による決済方法であり、店舗側にとっては高額な買い物で利用される機会が期待できます。

また、クレジットカードごとにポイント制度も充実しており、消費者にとっても、クレジットカード利用に伴うメリットがある点が特徴です。最近では、Apple PayやGoogle Payといったクレジットカードをスマートフォンと紐づかせることで、専用端末にタッチするだけで決済が行えるようになりました。

 デビットカード

デビットカードは、即時支払型の決済方法です。クレジットカードと異なり、一律の支払日がないことから、口座からの引き落とし業務における事務処理を軽減できます。

さらに、顧客側にとっては、銀行口座にある残高以上の支払いができないため、使いすぎの防止に役立ちます。

 電子マネー

電子マネーには、チャージ式タイプ(前払い式)や、各月で利用額をまとめてクレジットカードに請求されるタイプ(後払い式)があります。特に、前者のチャージ式タイプに該当する交通系ICカードは、交通機関利用時にそのまま使う消費者も多く、店舗側にとっては売上拡大が狙えます。

また、電子マネーは、クレジットカードのように厳しい審査もなく、利用者が多いことも特徴です。新たな顧客獲得や売上アップに向けて、ぜひ導入しておきたい決済方法といえます。

 QR・バーコード決済

QR・バーコード決済は、近年注目されている決済方法です。スマートフォンの専用アプリにあらかじめチャージしておき、店舗にあるQR・バーコードを読み取って決済します。 店舗側にとって、各サービスのキャンペーンで、消費者をより多く獲得できるチャンスがあります。また消費者にとっても、豊富なキャンペーンでお得に利用できることや、利用ハードルが低いことがメリットです。

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キャッシュレス決済の導入方法

店舗でキャッシュレス決済を導入するにあたって、どのような手順を踏めばいいのでしょうか。次の4つの手順を参考に、キャッシュレス決済の導入に向けた準備を進めましょう。

  • キャッシュレス決済業者の選定
  • サービスの申し込み
  • 審査
  • サービス利用開始

 キャッシュレス決済業者の選定

はじめに、キャッシュレス決済業者の選定です。一般的に、キャッシュレス決済を導入する際には、決済事業者と直接契約するか、決済代行業者と契約するかの2パターンから選択します。

前者の直接契約は、決済手数料が比較的安く済ませられる可能性がある一方で、事業者ごとに入金日や決済日が異なるため、事務作業の負担が発生してしまいます。

後者の決済代行業者と契約を結ぶ方法は、一度に複数の決済事業者との契約が可能になるため、端末の導入や入金日を統一できるのがメリットです。ただし、直接契約よりも決済手数料が高くなる点に注意しましょう。

 サービスの申し込み

事業者が確定した後は、サービスの申し込みです。申込方法が、インターネットや書面など契約会社によって異なることから、ホームページなどで事前に確認しておきましょう。

また、申込みの段階が進んでいくと、店舗側責任者の本人確認が必要となります。具体的には、代表者の身分証明証・会社の登記簿・店舗の許可証といった情報の提供が求められます。

 審査

サービスの申込みが終わった後は、審査が行われます。決済サービスによって審査期間が異なるため、余裕を持って進めるようにしましょう。

インターネットで申し込めば比較的早く審査が行われますが、少なくとも1ヶ月、長くても2〜3ヶ月はかかると見込んでおくと安心です。導入予定日から逆算し、いつまでにサービスを申し込むべきかを確認する必要もあります。

 サービス利用開始

審査が完了次第、サービスを利用できます。決済事業者からキャッシュレス決済に必要な決済端末が送られてくるので、端末の確認や初期設定などを行います。

また、インターネット回線の準備も必要です。サービス利用開始から、実際に店舗で使用するまでに時間を取られないように、丁寧に進めていきましょう。

 キャッシュレス決済導入時のチェックポイント

キャッシュレス決済の導入に際して、いくつかのポイントを押さえておきましょう。

  • 初期費用・ランニングコスト
  • 入金サイクル
  • キャッシュレス決済の端末タイプ
  • 連携機能

 初期費用・ランニングコスト

キャッシュレス決済導入時に、初期費用とランニングコストを計算しておきましょう。具体的には、初期費用として端末購入代、ランニングコストにはサービスの月額利用料金・決済手数料・インターネット回線費用などのコストが発生します。

特に、複数店舗を展開している場合には、各店舗で導入するための総額も計算しなければなりません。想定以上に初期費用やランニングコストが発生しないよう、注意が必要です。

 入金サイクル

次に、キャッシュレス決済で売り上げた代金の入金サイクルです。通常の現金払いとは異なり、キャッシュレス決済は売り上げたあとすぐには店舗に入るわけではありません。

後日、サービス事業者から振り込まれることになりますが、入金日が月に1回の場合もあれば、複数回あるなど、サービスによって異なります。資金繰りにも注意しながら、入金サイクルを把握することが大切です。

 キャッシュレス決済の端末タイプ

一般的に、キャッシュレス決済の端末には、据え置き型とポータブル型の2種類があります。前者の据え置き型は、店舗のレジ横に設置するタイプで、有線でつなぐため通信が安定しており、紛失や盗難のリスクも低いのが特徴です。

一方で、後者のポータブル型タイプは、どこにでも持ち運べるため、飲食店や移動型店舗などにもおすすめです。店舗の事業内容やスタイルに合わせて、どちらのタイプを導入すれば良いか考えましょう。

 連携機能

最後に連携機能です。キャッシュレス決済端末には、POSレジやプリンター、タブレットといった機器と連携可能なモデルがあります。

周辺機器と連携可能な決済端末を導入すれば、従業員の業務負担軽減につながるほか、顧客満足度の向上にも活かせます。サービスを選定する前に、決済端末がほかの機器と連携可能かどうかも調べておきましょう。

 まとめ

キャッシュレス決済の導入によって、店舗側にも顧客側にも多くのメリットがあります。しかし、これまでの現金決済と異なる部分も多く、導入時にはさまざまな点に注意しなければなりません。

特に、本記事で解説したチェックポイントは、キャッシュレス決済の導入で失敗しないための重要なポイントになります。これからキャッシュレス決済の導入を予定している方は、ぜひ、本記事を参考にしてみてください。

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