近年、飲食店や小売店、美容サロンなど、さまざまな業種で業務効率化の鍵となるタブレットPOSレジの導入が進んでいます。本記事では、代表的なタブレットPOSレジ15メーカーを徹底比較し、各システムの特徴を分かりやすくまとめました。また、タブレットレジを導入することで得られるメリットや選ぶ際のポイントも解説しています。
店舗運営をさらに効率化したい方、キャッシュレス決済に対応したい方、多店舗展開を検討している方など、さまざまなニーズに応える情報が満載です。ぜひ、POSレジ選びの参考にしてください。
タブレットPOSレジ15社をすぐに比較したい方はこちらをチェックください。
関連記事:【2025比較】POSレジ・アプリ15選!ランキングに惑わされないおすすめの選び方
タブレットPOSレジとは
タブレットPOSレジとは、タブレット端末やスマートフォンに専用のアプリをインストールして利用する、新しいタイプのレジシステムです。従来の据え置き型に比べ、導入が手軽でコストも抑えられるため、多くの店舗で採用が進んでいます。
仕組みは非常にシンプルで、タブレットやスマートフォンをレジ本体として活用し、商品登録や売上・在庫管理などをアプリで一括して行います。クラウドベースのシステムを採用することが多く、インターネットに接続することで、リアルタイムのデータ確認や共有も可能です。
このような柔軟な運用性から、小規模店舗や個人経営の飲食店だけでなく、ポップアップストアやイベント出店を行うビジネスでも利用されています。
関連記事:
POSレジとは? POSシステムとの違いや 導入することで得られるメリットを解説
POSシステムとは?導入メリットから選定ポイントまで解説
タブレットPOSレジを比較・選定する際の4つのポイント

タブレットPOSレジにはさまざまな種類があるため、どれを選ぶべきか迷うことも多いのではないでしょうか。
ここでは、タブレットPOSレジを選ぶ際に注目すべき4つのポイントを紹介します。
- 導入目的を明確にする
- 必要な機能を洗い出す
- 運用と保守のしやすさを考慮する
- 価格の安さよりも費用対効果を重視する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.導入目的を明確にする
まずは、タブレットPOSレジを導入する目的を明確にしましょう。
レジ機能のみ必要な場合と、売上管理や顧客データ分析、移動販売など、さまざまな用途に対応したい場合とでは、選ぶべきシステムが異なります。
たとえば、品数が少ない小規模店舗には、集計機能だけのシンプルなレジシステムが適しています。来店客やメニュー数が多い場合には、効率的に入力できるPOSレジが必要です。
2.必要な機能を洗い出す
導入目的が明確になったら、POSレジに求める機能をリストアップしましょう。
具体的には、売上データのリアルタイム管理、在庫管理、予約システムとの連携など、自店舗の運営に必要な機能を洗い出します。
たとえば、飲食店では、注文をキッチンやレジと連携できる機能が重要です。小売店の場合は、実店舗とECサイトの在庫情報や受注情報を適切に一元管理できるかがポイントです。
機能に優先順位をつけることで、過剰な機能を省き、無駄なコストを抑えられます。
3.運用と保守のしやすさを考慮する
POSレジは日々の運用がスムーズであることに加え、トラブル発生時のサポート体制も重要です。
「365日電話サポート」や「駆けつけサポート」など、充実したサポートを提供しているメーカーを選ぶことで、万が一問題が発生しても安心して運用を続けられます。
システムのバージョンアップやアプリの保守を簡単に行えることも重要なポイントです。
4.価格の安さよりも費用対効果を重視する
タブレットPOSレジを比較・選定する際は、価格ではなく費用対効果を重視したシステム選びを心掛けましょう。
価格だけでシステムを選ぶと、「必要な機能が使えない」や「操作が難しい」といったトラブルが発生する恐れがあります。費用を抑えたい場合でも、「必要な機能が揃っているか」や「サポート体制が充実しているか」を確認することが大切です。
業務効率化や人件費削減の効果を見極め、費用対効果が高いシステムを導入しましょう。
POSレジの価格相場については以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもあわせて確認してみてください。
関連記事:POSレジの価格相場とは?種類別の比較や見極めポイントを解説!
タブレットPOSレジ15社比較
ここからは、タブレットPOSレジ15社の特徴や料金、導入メリットを詳しく解説します。それぞれの特徴と料金を表形式にまとめていますので、比較・検討にご活用ください。
タブレットPOSレジ比較一覧表【15社】
製品名 | 特徴 | 提供企業 |
---|---|---|
POS+(ポスタス) | ・月間1,000店舗以上の導入実績 ・業種ごとに特化した機能を搭載 ・導入後のサポートが充実 (365日電話サポート、駆けつけサポートなど) | ポスタス株式会社 |
Airレジ | ・初期費用、月額費用が無料 ・キャッシュレス決済対応 ・店舗運営に役立つサービスとの連携が可能 | 株式会社リクルート |
ユビレジ | ・簡単操作で直感的に利用できる ・あらゆる規模・業態に対応 ・豊富な外部システムと連携可能 | 株式会社ユビレジ |
スマレジ | ・0円から始められる高機能POSレジ ・シンプルで使いやすい ・必要に応じて機能を追加できる | 株式会社スマレジ |
STORES レジ | ・ネットショップと実店舗を一元管理 ・柔軟な会計機能 ・手間のかかる精算業務を自動化 | STORES 株式会社 |
Square POS レジ | ・初期費用、月額費用が無料 ・設定や操作が簡単 ・売上、在庫の状況を一元管理 | Square株式会社 |
CASHIER | ・選べる機種が豊富 ・オプション機能が充実している ・規模や業種にあわせてカスタマイズ可能 | 株式会社ユニエイム |
blaynレジ | ・飲食店専用のPOSレジ ・現場の声をもとに機能を強化 ・現場第一主義の手厚いサポート | ブレイン株式会社 |
ワンレジ | 飲食店経営者、HACCP対応が必要な店舗。 | 株式会社スカイダイニング |
ハピレジ | モバイルオーダーやセルフレジ導入を検討する店舗 | 株式会社Mt.SQUARE |
NEC モバイル POS | 多店舗経営、デジタル化を進めたい店舗 | NEC Corporation |
ORANGE POS | 大規模事業者、ECサイト連携を重視する企業 | 株式会社エスキュービズム |
パワクラ | 複数店舗運営や在庫管理効率化を目指す事業者 | 株式会社パワクラ |
EasyPOS | 簡単にPOSを導入したい小規模店舗 | 株式会社メガ |
poscube | 多店舗展開、インバウンド需要対応を目指す店舗 | 株式会社フォウカス |
ここからは、タブレットPOSレジ15社の特徴や料金、導入メリットを詳しく解説します。各システムの強みを理解し、自店舗に最適なPOSレジ選びの参考にしましょう。
POS+(ポスタス)|多業種対応の高機能&柔軟性が特長
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POS+(ポスタス)は、タブレット(iPad)を利用したクラウド型POSレジシステムで、多業種に対応しています。月間1,000店舗以上の導入実績があり、飲食店、小売店、美容サロン、クリニックなど、さまざまな業種の店舗運営の効率化を実現できます。
POS+(ポスタス)は、売上や在庫管理の基本機能に加え、業種ごとに特化したオプション機能を搭載したPOSレジを提供している点が特徴です。
【業種別に特化した機能】
- 飲食店向け:テイクアウト対応、注文入力・ハンディ連携、キッチン伝票出力
- 小売店向け:在庫管理、商品分類、帳票作成
- 美容サロン向け:電子カルテ、予約管理、スタッフの目標管理
- クリニック向けレセコン連携、予約システム対応、患者データ管理
キャッシュレス決済やセルフレジ機能にも対応し、豊富な機能で最新の店舗運営ニーズに応えられます。さらに、初期設定や導入時のトレーニング、365日サポート体制などの支援が充実しているため、事業者は安心して導入可能です。多店舗運営や多言語対応が必要な事業者にも適しています。
【料金】
月額14,000円~
【向いている事業者】
- キャッシュレス決済を導入したい店舗
- 多店舗展開や複数スタッフ管理が必要な事業者
- 顧客データ活用や業務効率化を目指す店舗
【評判・口コミ】
「20〜25%ほどの人件費削減に成功しました。(中略)数値の分析も効率的になりましたね。特に商品の出数やABC分析(パレート分析)などは以前と比べると格段に速くなり、業務が捗っています。」 |
「いくつかのメーカーから話を聞く中で、最もレスポンスがよく、コミュニケーションがとれたのがPOS+ でした。導入後も、担当営業の方にはお電話やメールで頻繁にやり取りさせていただいています。」 |
「いくつかのメーカーから話を聞く中で、最もレスポンスがよく、コミュニケーションがとれたのがPOS+ でした。導入後も、担当営業の方にはお電話やメールで頻繁にやり取りさせていただいています。」 |
Airレジ|0円から始められるシンプル&便利さが特長
引用:Airレジ公式サイト
Airレジは、iPadを使用する無料のPOSレジアプリです。飲食店や小売店、美容サロンなど幅広い業種で利用されており、2024年9月末時点で90万店舗以上に導入されています。
操作が簡単で、キャッシュレス決済対応や売上管理など多彩な機能を提供しています。初期費用がかからず、効率的な店舗運営をサポートしてくれるため、気軽に導入できる点が魅力です。ただし、iPadやレシートプリンター、キャッシュドロアなどの周辺機器は、別途費用がかかります。
【料金】
月額0円~
【向いている事業者】
- 初期費用を抑えたい店舗
- キャッシュレス決済を導入したい事業者
- 簡単操作で業務効率を向上させたい店舗
【評判・口コミ】
「Airレジを使い始めて、会計にかかる時間が大幅に短縮されましたね。計算間違いもなくなり、レジ締めも簡単に。売上がすぐ把握できるので、日報への記載やチェックも素早く確実に行えます。」 |
ユビレジ|多機能で直感的な操作が可能
引用:ユビレジ公式サイト
ユビレジは、飲食店や小売店、美容サロン、医療機関など、多業種に対応するiPad型POSレジです。簡単操作で直感的に利用でき、売上や在庫管理、QRオーダー機能などを通じて店舗の運営効率を高めることが可能です。
小規模から大規模な店舗まで幅広く対応しており、1,000店舗を超える大規模チェーンの導入実績もあります。外部サービスとの連携にも柔軟に対応している点が特徴です。
【料金】
月額費用:6,900円~
【向いている事業者】
- 店舗運営を効率化したい事業者
- 多店舗運営やデータ一元管理を必要とする店舗
- QRオーダーやキャッシュレス決済を導入したい飲食店
評判・口コミ】
「「ユビレジ」は売上の状況がリアルタイムで把握できるので、動きを見ながら商品のコントロールができて助かっています。(中略)店舗も365日稼働しているので、気になった時に出張先や自宅からでも管理画面にアクセスでき、数字や商品の動きが簡単に確認できて期待以上です。」 |
スマレジ|無料プランで高機能&柔軟性を実現
引用:スマレジ公式サイト
スマレジは、iPadやiPhoneを利用した高機能なクラウド型POSレジシステムです。直近1ヶ月で商取引の記録を行った店舗は47,000店舗を超え、幅広い業種や規模の店舗運営をサポートしています。
無料プランからスタート可能で、多店舗管理や売上分析、キャッシュレス決済対応などの機能が充実しています。シンプルな操作性と柔軟なカスタマイズ性を兼ね備えており、多様なビジネスニーズに対応可能です。
【料金】
月額0円~(プランによって異なる)
【向いている事業者】
- 初期費用を抑えて導入したい飲食店や小売店
- セルフレジやキャッシュレス決済を導入したい店舗
- 多店舗展開を行い、データを一元管理したい事業者
【評判・口コミ】
「ホテル管理システムやレジ、モバイルオーダー間の連携により、繁忙期の対応人数を従来の4人から2人に削減し、平日の夜間業務も1人で完結可能になった」 |
STORES レジ|ネットショップ連携がスムーズ
引用:STORES レジ公式サイト
STORES レジは、ネットショップとリアル店舗を一元管理できる便利なクラウド型POSレジです。店舗の商品情報や在庫、売上データが自動的に連携されるため、在庫切れや売上状況の把握もスムーズ。手間のかかる業務を削減し、店舗運営に集中できます。また、軽減税率や多彩なキャッシュレス決済にも対応しており、顧客満足度も向上します。
【料金】
- フリープラン:0円
- ベーシックプラン:4,950円/月(1店舗あたり)
【向いている事業者】
- ネットショップと実店舗を連携したい事業者
- 在庫や売上を一元管理したい中小規模の店舗
- キャッシュレス決済を導入したい事業者
【評判・口コミ】
「STORES レジ も使い勝手がよく、登録商品の追加や変更もしやすいです。 週替わりでイベントをしているので、レジにて商品を登録する必要がありますが、タブレット内で完結してできるので、とても助かっています。」 |
Square POS レジ|オンライン対応の手軽さがポイント
Square POS レジは、誰でも簡単に使えるタブレット型のPOSレジシステムです。導入費用が無料であるため、初期費用を抑えたい事業者に最適です。多彩なキャッシュレス決済に対応しており、売上や在庫のリアルタイム管理、オンラインストアとの連携も簡単に行えます。効率的なデータ管理で、売上増加が期待できます。
【料金】
0円~(キャッシュレス決済手数料:2.5%~)
【向いている事業者】
- キャッシュレス決済を導入したい事業者
- オンラインと実店舗の統合管理を目指す店舗
- スタッフや在庫管理を効率化したい中小規模店舗
CASHIER|無人運営を可能にする柔軟な設計
CASHIERは、店舗の規模や業種にあわせてカスタマイズ可能なAndroid端末を利用したクラウドPOSレジです。セルフレジやモバイルオーダー、テーブルオーダーなど、最新の店舗運営スタイルに対応しています。
とくに、キャッシュレス決済を強化したい店舗や、無人運営を目指す事業者におすすめです。柔軟な導入プランにより、個人店から大規模チェーンまで幅広く活用されており、導入継続率は99%を誇ります。
【料金】
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:0円~(ハードウェアごとに異なる)
【向いている事業者】
- キャッシュレスや無人レジを導入したい店舗
- テイクアウトやモバイルオーダーを展開したい飲食店
- 多店舗展開で効率化を目指す事業者
引用:CASHIER公式サイト
blaynレジ|飲食店に最適!安心の不正防止機能
blaynレジは、飲食店向けに設計されたクラウド型POSレジシステムで、日本全国の7,000店舗以上の飲食店で利用されています。基本的なレジ機能に加え、クレジットカードやQR決済などのキャッシュレス決済に対応し、プリンター内蔵型でレシートの出力も可能です。
外出先からでもお店の状況をリアルタイムで確認できるアプリや、金額修正・取消しを通知する不正防止機能など、店舗運営をサポートする多彩な機能を備えています。
【料金】
月額費用:2,800円~
【向いている事業者】
- キャッシュレス決済を導入したい飲食店
- 店舗状況をリアルタイムで把握したいオーナー
- LINEモバイルオーダーと連携し、高度な顧客管理を実現したい店舗
引用:blayn公式サイト
ワンレジ|飲食店特化の使いやすさ&豊富な機能
ワンレジは、飲食店に特化したタブレットタイプのクラウドPOSレジです。現場の声をもとに開発され、軽減税率対応、キャッシュレス会計、セルフオーダー機能など、飲食店運営に役立つ機能を幅広く搭載しています。
給与計算や衛生管理(HACCP)にも対応しており、飲食店経営をトータルでサポートします。
【料金】
要問い合わせ
【向いている事業者】
- 飲食店を経営する事業者
- キャッシュレス会計やセルフオーダーを導入したい店舗
- HACCP対応や給与計算機能を必要とする飲食業態
引用:ワンレジ公式サイト
ハピレジ|モバイルオーダーで業務効率化をサポート
ハピレジは、飲食店や小売店向けに設計されたクラウド型POSレジシステムです。
基本的なレジ機能に加え、モバイルオーダーやセルフレジ機能を搭載しており、店舗業務の効率化を実現します。顧客体験の向上を重視し、店舗運営を円滑にする柔軟性と拡張性を備えている点が特徴です。
【料金】
要問い合わせ
【向いている事業者】
- モバイルオーダーやセルフレジを導入したい店舗
- 顧客満足度を高めたい飲食店や小売店
- 柔軟なカスタマイズが必要な事業者
引用:ハピレジ公式サイト
NEC モバイル POS|多店舗展開を支える拡張性
NEC モバイル POS は、飲食店向けのタブレットを利用したサブスクリプション型のPOSレジシステムです。環境変化に柔軟に対応するため、購入やカスタマイズが不要なサブスクリプションモデルを採用しています。
店舗のDX(デジタルトランスフォーメーション)をサポートし、多店舗経営にも適したPOSレジです。規模の大小問わず、1,500社以上で導入されています。
【料金】
要問い合わせ
【向いている事業者】
- 業務効率化を図りたい多店舗飲食店
- モバイルオーダーやデリバリー対応を導入したい店舗
- デジタル技術を活用して店舗運営を最適化したい事業者
ORANGE POS|大規模店舗に対応するカスタマイズ性
ORANGE POSは、大規模店舗向けに設計された、高機能なタブレット型POSレジシステムです。1,000店舗規模の大規模チェーンに導入実績があります。
ECサイトや基幹システムと連携できる柔軟性を備え、多店舗展開や業務効率化をサポートします。カスタマイズ性が高く、セルフレジやセミセルフレジにも対応しており、業種や店舗形態に応じたソリューションを提供可能です。
【料金】
要問い合わせ
【向いている事業者】
- 多店舗展開を行う大規模事業者
- ECサイトとの連携を活用したい企業
- カスタマイズ可能なPOSレジを必要とする業種
パワクラ|在庫管理と販促を効率化する一体型設計
パワクラは、店舗・顧客・ECサイト・倉庫・本部をリアルタイムに連携するクラウド型POSレジシステムで、3,500店舗以上の小売店に導入されています。複数拠点での在庫を一元管理できるため、売れ残りリスクを最小限に抑えられる点が強みです。
また、LINEを活用したクーポン配信やポイント共有機能により、顧客の囲い込みを強化できます。キャッシュレス決済や軽減税率、セミセルフレジにも対応しており、幅広い業種に適しているPOSレジです。
【料金】
月額費用:0円~(プランによって異なる)
【向いている事業者】
- 複数店舗を運営し在庫管理を効率化したい事業者
- キャッシュレス決済やセミセルフレジを導入したい店舗
- LINE連携で販促効果を高めたい小売業
引用:パワクラ公式サイト
EasyPOS|簡単導入&手軽さが特徴
EasyPOSのタブレット型POSレジシリーズは、飲食店で利用可能です。
タブレットに専用アプリをインストールするだけで、レジ機能や売上分析機能、データの連携機能などを利用できます。直感的な操作性と手軽な導入が魅力で、小規模店舗から大規模チェーンまで幅広く対応しています。
【料金】
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:10,000円~
【向いている事業者】
- 手軽にPOSシステムを導入したい飲食店
- タブレットを活用し、省スペースでレジ運用を目指す事業者
引用:EasyPOS公式サイト
poscube|多言語対応でインバウンド需要にも対応
poscubeは、飲食店向けのクラウド型POSレジシステムです。
モバイルオーダー、自動釣銭機、キャッシュレス決済、予約管理などさまざまな機能を備え、人手不足や集客強化、インバウンド対応などの店舗課題を解決します。とくに多言語対応可能なモバイルオーダー機能は、外国人顧客の対応をサポートし、効率的な店舗運営を実現します。
【料金】
要問い合わせ
【向いている事業者】
- 多店舗展開を行う飲食チェーンや大型レストラン
- インバウンド需要に対応したい店舗
- モバイルオーダーやキャッシュレス決済を導入したい店舗
引用:poscube公式サイト
タブレットPOSレジを導入する5つのメリット

タブレットPOSレジは、従来型のレジシステムにはない便利さと柔軟性を兼ね備えています。ここでは、次の5つのメリットを紹介します。
- 導入コストを大幅に削減できる
- 誰でも簡単に操作できる
- データをリアルタイムで管理できる
- 幅広い決済サービスに対応できる
- 省スペースで持ち運びもしやすい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.導入コストを大幅に削減できる
タブレットPOSレジは、既存のタブレットやスマートフォンを活用できるため、高額な専用機器を購入する必要がありません。
たとえば、従来型のPOSレジを導入する場合、初期費用が数10万円から100万円程度かかります。一方、タブレットPOSレジの場合、iPadなどの端末と周辺機器(レシートプリンター、バーコードリーダーなど)をあわせて10~50万円程度で導入できます。
従来型のPOSレジと比較して、最大50万円のコスト削減が可能な点は、とくに小規模店舗や新規オープンのお店にとって大きな魅力です。
無料プランが用意されているサービスも多く、コストをさらに抑えることが可能です。
2.誰でも簡単に操作できる
タブレットPOSレジは、スマートフォンやタブレットのように直感的に操作できるため、新しいスタッフでも短期間で使いこなせるようになります。
教育にかかる時間を短縮できるだけでなく、操作ミスも削減できるため、業務のスムーズな進行を実現できます。
3.データをリアルタイムで管理できる
売上や在庫のデータをリアルタイムで管理できる点は、タブレットPOSレジの大きな強みです。店舗の売上や在庫状況を即座に把握できるため、価格設定の見直しや売れ筋商品の在庫調整など、迅速な経営判断が可能です。
また、クラウド上にデータが自動的に保存されるため、トラブルが発生しても安心で、バックアップの手間も省けます。
どこからでも状況を確認できるため、複数店舗の運営や遠隔地からのデータ確認が必要な場合にも非常に便利です。
POSデータの分析方法については以下の記事で詳しく解説しています。POSデータを活用して店舗運営を改善したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:POSデータとは?分析メリットと注意点・活用例を解説
4.幅広い決済サービスに対応できる
タブレットPOSレジは、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、さまざまな決済手段に対応しており、スピーディーでストレスのない会計を実現します。
さらに、すべての決済データを一元管理できるため、経理処理を簡素化できます。
キャッシュレス決済が主流になりつつある今、対応力の高さが競争力につながることは言うまでもありません。
5.省スペースで持ち運びもしやすい
タブレットPOSレジは、コンパクトさと省スペース設計が大きな魅力です。従来の大型レジと異なり、設置場所に制限がなく、カウンターが狭い店舗や限られたスペースでも問題なく使用できます。
また、軽量で持ち運びやすいため、移動販売車やポップアップショップ、イベント会場など、さまざまなシーンで利用可能です。
繁忙期には設置場所を一時的に変更したり、出張サービスで顧客のもとに直接出向いたりするなど、用途に応じた柔軟な運用ができる点もメリットのひとつです。
タブレットPOSレジの機能や導入にかかる費用についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:iPadレジとは?タブレット型POSレジの機能やメリット、導入費用を解説
タブレットPOSレジの導入がおすすめな業種

タブレットPOSレジは、次の4つの業種・業態におすすめのレジシステムです。
- 飲食業
- 小売業
- サービス業
- 複数店舗・チェーン展開している企業
ここでは、上記の業種・業態がタブレットPOSレジを導入すべき理由をわかりやすく解説します。
飲食業
飲食業では、業務効率化や顧客体験の向上を目的に、タブレットPOSレジの導入が進んでいます。
導入の主なメリットは次の3つです。
- モバイルオーダーやセルフオーダーで回転率向上
- レジ業務の負担軽減
- 売上や在庫のリアルタイム管理が可能
モバイルオーダー、キッチンプリンターとの連携、セルフオーダー対応など、店舗運営を効率化する機能が豊富で、スタッフの負担軽減にも寄与します。
キャッシュレス決済に対応することで、会計のスピードが向上する点も大きな魅力です。
以下の記事では、POSレジを導入した飲食店の成功事例や、飲食店向けのおすすめPOSレジを紹介しています。POSレジの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:
飲食店はPOSレジがおすすめ?導入のメリットや導入事例を紹介!
【2025最新】飲食店向けPOSレジを10社比較!ランキングに惑わされないおすすめの選び方
小売業
小売業でタブレットPOSレジを導入する主なメリットは、次の3つです。
- 在庫や売上データの一元管理
- 軽減税率対応でスムーズな会計
- ECサイトとの連携でオンライン販売を効率化
小売業では、複数店舗の在庫管理や売上データの一元化にタブレットPOSレジが効果的です。軽減税率対応や商品分類機能、バーコードスキャナ連携など、小売業特有のニーズに応える機能が多数搭載されています。
ECサイトとの連携により、オンラインと店舗のデータを統合的に管理できるPOSシステムも増加しています。
小売業に最適なPOSレジ選びでお困りの方は、下記の記事を参考に、自店舗にぴったりのPOSレジを探してみましょう。
関連記事:
【2025最新】小売店向けPOSレジ13社比較!おすすめの選び方
調剤薬局はPOSレジがおすすめ?必要機能と選定ポイントも解説
パン屋のレジはPOSがおすすめ?メリットと各社特徴・選定ポイント
サービス業
サービス業でタブレットPOSレジを導入する主なメリットは、次の3つです。
- 予約管理や顧客カルテの効率的な運用
- キャッシュレス決済対応で利便性向上
- 顧客データの活用によるサービスの質向上
美容サロンやクリニックなどのサービス業では、予約管理や顧客データの活用が重要です。
タブレットPOSレジには、電子カルテ機能や予約システムとの連携など、サービス業向けに特化した機能を備えたモデルが多くあります。また、キャッシュレス決済による利便性向上に加え、顧客データを活用した施策の最適化にも対応しています。
美容院やクリニック向けのおすすめPOSレジや選び方については、以下の記事を確認してみてください。
関連記事:
クリニックはPOSレジがおすすめ?導入メリットと選び方を解説
【2025年最新】美容室・サロン向けPOSレジ15社比較!おすすめの選び方も解説!
複数店舗・チェーン展開している企業
多店舗展開では、全店舗の売上データや在庫を一元管理できます。
本部でのリアルタイムモニタリングが可能となり、迅速な経営判断を実現できます。店舗ごとの分析データを活用した戦略立案を容易に行える点も大きなメリットです。
複数店舗におけるPOSレジの効果的な活用方法については、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:複数店舗・多店舗でのPOSレジの使い方
まとめ
タブレットPOSレジは、飲食店や小売店、美容室などさまざまな業種・業態で、店舗運営の効率化や売上の向上、顧客満足度の向上に貢献する重要なツールです。
本記事で紹介した15社のタブレットPOSレジのうち、とくに「POS+(ポスタス)」は、業種別に特化した機能や柔軟な運用性、充実したサポート体制が高く評価され、多くの事業者に選ばれています。
店舗の規模や業態に応じた最適なPOSレジを導入することで、運営の効率化が進み、さらに成長を促進できるでしょう。自店舗に最適なPOSレジを選ぶ際の参考として、本記事をぜひご活用ください。
タブレットPOSレジのよくある質問
POSレジを選ぶ際の重要なポイントは、レジの操作性、売上分析、在庫管理、キャッシュレス決済対応などの基本機能を比較することです。業種別の専用機能も大切で、飲食店ならテーブル管理、小売店ならバーコード対応などがあります。サポート体制も重要な選定ポイントです。
タブレットPOSレジと従来型POSレジの最大の違いは、機動性と導入のしやすさです。従来型のPOSレジは大型の専用端末を必要としますが、タブレットPOSレジはiPadなどの汎用端末を使用するため、導入が容易です。
初期費用にも大きな違いがあります。従来型が数十万円規模の投資を必要とすることが多いのに対し、タブレットPOSレジは比較的低コストで導入できます。機能面では、従来型は安定性と耐久性に優れています。タブレットPOSレジは、クラウドと連携してリアルタイムで売上を管理できることや、アプリを使って柔軟に機能を拡張できる点が主な特徴です
参考サイト:日本経済新聞 タブレットレジ、増税を商機に 中小・個人店舗に続々