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2020.10.06
POS 店舗管理

倉庫管理システム(WMS)の種類と選び方・導入のポイント

倉庫管理システムには、パッケージ型やクラウド型、オンプレミス型など様々な種類があり、どれを選んだらよいか決めかねてしまうものです。本記事では、倉庫管理システムの種類別の特徴を紹介し、自社に最適な倉庫管理システムの選び方について解説します。

倉庫管理システム(WMS)とは

倉庫管理システム(WMS)とは

倉庫管理システムは、英語の「Warehouse Management System」を略したWMSとも称され、文字通り倉庫内の業務を効率的に管理するためのものです。

在庫の置き場所や数・入出庫時間を管理する機能の他に、在庫に貼り付けるラベルやピッキングリスト、納品書・送り状といった帳票などを発行できる機能もあります。また、返品をはじめ複雑な在庫管理にも対応でき、作業工数を大幅に減らせます。

さらに、ハンディターミナルを利用した効率的な棚卸しが可能になるので手間や負担を軽減でき、作業の自動化・標準化で人手による作業がほとんど要らなくなるため、人件費の削減にもつながります

倉庫管理システムの必要性

倉庫管理システムが注目を集めている背景には、物流ニーズの急激な高まりがあります。

インターネットショッピング需要の拡大に伴い、宅配便の取扱件数は年々増え続けています。さらに物流業界は慢性的な人手不足に悩まされており、少人数で大きなパフォーマンスを実現できる倉庫管理システムに期待を寄せるのは、自然な流れといえるでしょう。

物流の5大機能は「輸送」「保管」「荷役」「流通加工」「包装」とされていますが、倉庫内の業務は「輸送」を除いた他のすべてを担っており、物流業の仕事の大部分が倉庫業務に集約されているといって過言ではありません。システム導入によって作業効率を最大限に高め、品質向上を目指す必要があるのです。

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基幹システムとの違い

倉庫管理システムは、ERPと呼ばれる基幹システムとよく混同されがちです。

基幹システムとは「社内のすべてのシステムの情報を管理」するシステムのことで、仕入れから生産、販売、請求までを一貫して管理するものです。社内のすべての情報を集約しているため、在庫数を把握することももちろん可能ですが、入出庫やピッキングなどの細かな業務の管理まではできません。

経営情報全体を管理する基幹システムではカバーし切れない部分があるため、新たに倉庫管理システムが生み出されたのです。

<倉庫管理システムと基幹システムの違い>

  • 倉庫管理システム:入庫から出庫まで、倉庫業務の一連の流れを管理するシステム
  • 基幹システム:社内システムのすべての情報を一元管理して、可視化するシステム

倉庫管理システムの種類

倉庫管理システムは、大きく分けて「パッケージ型」、「クラウド型」、「オンプレミス型」の3種類に分類されます。

 メリットデメリット
パッケージ型手軽に導入できる種類が多く、価格や機能から最適なものを選びやすいカスタマイズ性に欠け、現場に合わせた仕様変更などに対応できない
クラウド型初期コストがかからず導入しやすいスペックアップ・ダウンを簡単に行えるランニングコストがかさんでしまうカスタマイズ性にやや欠ける
オンプレミス型自社倉庫に応じた機能を組み込んで最適化を図れる導入や社員教育にコストと時間がかかる

パッケージ型

パッケージ型の倉庫管理システムの特徴は、完成形のシステムパッケージを購入して、PCにインストールするだけで利用できるという手軽さにあります。

導入メリットは、さまざまな価格帯と機能から選べて、選択肢が多いという点です。価格は数千円と安価なものから、ハイグレードなパッケージだと数十万円になるものも。体験版が用意されているものも多く、まずは試しに使ってみてから、自社に最適なシステムを見極めることもできます。

一方デメリットは、すでに完成したシステムを利用するためカスタマイズ性に欠け、現場に合わせた仕様変更などに対応できない点が挙げられます。

クラウド型

クラウド型の倉庫管理システムとは、インターネット経由でクラウド上に置かれたシステムに接続する仕組みで、物理的にシステムサーバを用意する必要がありません。

導入メリットは、サーバを設置しなくとも利用できるため、初期コストがかからず導入しやすいという点です。またサーバのスペックアップ・ダウンも簡単に行え、常に最適の状態でシステムを使うことができます。

一方デメリットは、利用料を月額や年額で継続的にベンダーに払い続けていくことになり、長期的に見るとランニングコストがかさんでしまう点です。また、各ベンダーが定めた管理内容の中から自社に必要なものを選択する方式が主流のため、カスタマイズ性にやや欠けるというデメリットもあります。

オンプレミス型

オンプレミス型の倉庫管理システムは、自社内にサーバを設置してシステムソフトウェアを入れた上で、管理・運用をしていく仕組みです。サーバは、新規購入もしくはリースにて用意する必要があります。

の導入メリットは、設置する会社に合わせて管理機能をカスタマイズできる点で、自社倉庫に不要な機能を省いて最適化を図ることができます。

一方デメリットは、サーバを購入またはリースするための導入コストと時間がかかる点と、システムを運用する社員の教育に費やすリードタイムが長くなることです。サーバのスペックアップ・ダウンも容易にできず、やはりコストと時間を要します。

倉庫管理システムの選び方

倉庫管理システムの選び方

続いて、倉庫管理システムを選ぶ際に注目すべきポイントについて解説していきます。

  • 導入目的に合ったサービス内容か
  • 操作はわかりやすいか
  • セキュリティやサポート体制は万全か

導入目的に合ったサービス内容か

倉庫管理システムによって解決したい課題は、各会社や倉庫ごとに異なります。「自社が今抱えている課題は何か」「それは倉庫管理システムを導入すれば本当に解決できるのか」「そのためにどんな機能が必要なのか」といった事項を段階的に整理して、十分に比較検討しましょう。

また、倉庫管理システムは一度入れたら継続的に使用するものなので、拡張性の高さもシステムを選ぶ際のポイントになります。今後のビジネス展開がすでに決まっている場合は、変化に確実に対応できるような拡張性を備えているシステムを選ぶといいでしょう。

操作はわかりやすいか

操作性のわかりやすさや使い勝手の良さも、倉庫管理システム選びの大きなポイントとなります。どんなに高機能な倉庫管理システムでも、操作が複雑すぎて現場のスタッフが使いこなせなければ、意味がありません。特にアルバイトやパートスタッフが多く働いている倉庫では、初めて触れる場合でも感覚的に操作できるくらい、シンプルなシステムを選びましょう。

システム操作に手間取り、かえって作業効率が落ちてしまっては本末転倒ですし、操作をおぼえるまでに何時間も研修することになるのも非効率的です。導入前には必ずテスト期間などを設けて、すべての作業員が確実に使えるシステムを選びましょう。

セキュリティやサポート体制が万全か

新しい倉庫管理システムの導入直後は、予期せぬトラブルが起きることも多々あります。システムトラブルは作業効率を著しく悪化させますので、いち早く復旧したいもの。ベンダーのサポート体制やサービスレベルについては事前に必ず確認し、問題解決までに要する時間を明確化しておきましょう。

また、契約を考えているベンダーの導入実績や、倉庫業務についての理解度を確認しておくことも大切です。特に、倉庫管理に関する知識と経験は豊富であればあるほど望ましく、倉庫の新設など事業拡大を考えている場合は、まとめてサポートしてもらえる大規模ベンダーを選ぶと安心です。

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まとめ

自社に最適な倉庫管理システムを選ぶポイントはいくつかありますが、「そのシステムで何ができるのか」を明らかにすることがスタートです。まずは自社倉庫が抱える問題点をはっきりさせ、その上で操作性やサポート体制、導入費用などを踏まえて比較検討しましょう。

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