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2022.01.24
経営

キッチンカー開業に必要な準備・許可は?開業の流れ・成功のポイントを紹介

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キッチンカー開業に必要な準備・許可は?開業の流れ・成功のポイントを紹介

コロナ禍にも関わらず、屋外で気軽に購入できることから、キッチンカーに注目が集まっています。従来キッチンカーは、イベント会場や人の集まるところに出店することが多い傾向がありましたが、現在ではベッドタウンや集合住宅街などでの出店が増加傾向にあり、ニーズも変化しています。

本記事では、需要の高まるキッチンカーの開業に必要な準備及び許可について、開業までの流れや成功のポイントなどをご紹介致します。

キッチンカーの現状は?

キッチンカーの現状は?

新型コロナウィルス流行により、飲食業界が多大なダメージを負った中、テイクアウト需要やデリバリー需要が高まり、同様にキッチンカーの需要も増加しました。密を気にする人がとても多い中、キッチンカーで調理されたものは、室内に入る必要がなく、気軽に商品を受け取ることができます。

冒頭でも述べた通り、従来のキッチンカーはイベント会場などに出店し、お客様を「待つ」姿勢を取ることが多かったのに対し、現在はベッドタウンや集合住宅街など、テレワークの増加により在宅勤務しているサラリーマンやOL向けに「移動」して出店することが多くなっています。

コロナによって恩恵を受けた数少ない業態であるキッチンカーの将来性は明るく、劇的ではないにせよ、徐々にその活動形態や販売地域が拡大していくのではないかと予想されています。今後独立したいという方にはおすすめの業態であると言えるでしょう。

キッチンカー開業のメリットは?

キッチンカー開業のメリットは?

不況のコロナ禍でも感染症対策をしながらある程度の売上を確保しつつ、将来性も見込めるとされるキッチンカーを開業したいと考える方は少なくありません。キッチンカー開業には様々なメリットがあるので、おすすめの業態であると言えます。

本項目では、キッチンカー開業を考える方のために4つのメリットについて解説致します。

メリット 1:初期費用及び固定費、人件費のコストパフォーマンスが良い

キッチンカー開業に当たっての初期費用の目安は、およそ200〜500万円程度と言われています。一方で実店舗の初期費用の目安は、およそ300〜1,000万円程度です。初期費用だけ見ても、キッチンカーのコストパフォーマンスが高いことがわかります。

さらにキッチンカーであれば、駐車場代やガソリン代等の固定費のみで済むことから、家賃がかかる実店舗よりも固定費が安いというメリットがあります。

また、キッチンカーの場合、1名〜2名程度での営業が主となるため、人件費も抑えることが可能です。

メリット 2:移動ができるため、集客に応じて場所を変更できる

キッチンカーは、出店場所を日時、天候等によって臨機応変に変更することが容易です。そのため、集客が良くないと感じる時には、集客の良さそうなところに移動し、売上の確保を見込むことができます。

関連して、曜日をはじめ販売場所の客層や季節に合わせてメニューやディスプレイ等を変更することで、効率よく売上をアップすることができるでしょう。

実店舗と比較し、フットワークが軽いということがキッチンカーの強みであると言えます。

メリット 3:キッチンカーを足掛かりに、実店舗やECショップを開業

前述した通り、キッチンカーは、開業するための資金や維持費、人件費等のコストパフォーマンスは高く、初めて飲食店を開業する方にとっては、参入しやすい業態であると言えます。

そのため、まずはキッチンカーを開業し、自身は飲食業のノウハウを学びつつ、常連客を取り込み、口コミで店舗の認知度を高め、資金を調達しながら、実店舗やECショップ開業へ向けての準備を効率よく行うことができます。

0から実店舗の飲食店を開業するよりも、キッチンカーで下積みを積んでからの方が成功しやすいと言えるでしょう。

メリット 4:長期休業が容易

例えば、大きな災害があった時や、自身や家族に病気が見つかってある一定期間休業をやむなくしなければならないというようなことになったとしても、キッチンカーであれば、実店舗と比較して容易に長期休業をとることが可能です。

実店舗であれば、家賃という固定費の比重が高く、長期休業してしまうと経営継続が困難になってしまうこともしばしばあるでしょう。しかし、キッチンカーであれば、休業したとしても、駐車場代程度しか固定費はかからず、出店場所も常に一定とは限らないため、お客様に迷惑をかけることもありません。

キッチンカーを開業する流れは?5ステップで紹介

キッチンカーを開業する流れは?5ステップで紹介

キッチンカーを開業するためには、様々な準備が必要です。本項目では、キッチンカーを開業する流れについてわかりやすく5ステップに分けてご紹介致します。

ステップ① 保健所からの営業許可を取得

キッチンカーを開業する際には、保健所から営業許可証を取得する必要があります。

営業許可証には様々な種類がありますので、営業実態に合わせて下記の表のような許可証を取得しましょう。

食品営業自動車 許可証食品移動自動車 許可証
キッチンカーで調理を行う場合調理済みのものを販売する場合

特に「食品営業自動車」は、「飲食店営業」「菓子製造業」「喫茶店営業」の3業態に分類されるため、取り扱い商品によって申請を行いましょう。

ステップ②キッチンカーの目的・コンセプトを決める

キッチンカーを開業する明確な目的、コンセプトを決定しましょう。

ペルソナを設定し、5W2Hに落とし込むと簡単です。

● What:何を販売するのか?
● Who:誰に販売するのか?客層は?
● Where:どこで販売するのか?
● When:いつ販売するのか?
● Why:何のために販売するのか?
● How:どのように販売するのか?
● How Much:いくらで販売するのか?

ステップ③キッチンカーで扱うメニューを決める

キッチンカーで扱うメニューを決定する時には、材料の原価をなるべく抑え、市場価格をリサーチしながら、適正な販売価格を慎重に決定することが必要です。

また、インスタ映えするような話題性のある商品開発も重要です。しかし、提供スピードの早さや持ち運びしやすいといった点も意識しなければなりません。

上記のようなポイントをきちんと抑えた上で、メニューを決定していくことが大切です。

ステップ④キッチンカー開業に必要な資金を準備

キッチンカー開業には、前述したようにおよそ200万〜500万円程度の資金が必要です。自己資金を活用するに越したことはありませんが、融資を受けたり、下記のような公的な補助金や助成金を活用したりすることが可能です。

● 地域創造的起業補助金
● ものづくり補助金
● 創業支援等事業者補助金
● 地域雇用開発助成金

上記以外にも、様々な補助金や助成金制度がありますので、申請条件に該当するものに関しては積極的に活用しましょう。

ステップ⑤ 販促活動及び営業の準備

キッチンカーを開業する前には、チラシ配布や地域情報誌への掲載、ホームページ立ち上げ、SNS公式アカウントの活用など、様々な媒体を活用して、販促活動を行いましょう。

近年は、Instagram等のSNSを活用し、キッチンカーを手配する段階やメニュー開発段階等を発信する販促も流行しています。

また、採用活動を行ったり、POSレジなどのシステム等の導入及び整備を行ったりなど営業の準備も行いましょう。

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キッチンカー開業に必須のキッチンカー調達方法

キッチンカー開業に必須のキッチンカー調達方法

キッチンカー開業にあたり、最も重要であるのがキッチンカーを調達することです。キッチンカーを調達するためには大きく4つの方法が挙げられます。

本項目では、キッチンカーの調達方法をご紹介致します。

専門業者に依頼する

キッチンカーを制作してくれる専門業者に依頼すると、要望通りのキッチンカーを制作してくれるでしょう。しかし、それなりにコストがかかるので、資金に余裕がある場合にしか選択できないというデメリットがあります。

また、きちんと内装や機能等のイメージを専門業者に伝えきれなければ、イメージと違うキッチンカーになりかねませんので、注意が必要です。

中古のキッチンカーを購入

中古のキッチンカーを購入することで、新しく専用のキッチンカーを制作するよりもコストを抑えることが可能です。しかし、既存の機能を改造したり、外装を変えたりといったカスタマイズにコストがかかる可能性があります。

中古のキッチンカーを購入して活用する場合には、コストを抑えるためにもなるべく求める形に最も近いキッチンカーを選択することが大切です。

レンタル・リースを利用する

キッチンカーを調達する方法として、レンタル・リースを利用するという方法があります。レンタル・リースであれば、水道設備及びガス設備等も整備されていることが多く、すぐに出店準備を行うことが可能です。

他の調達方法に比べ、非常に低コストでキッチンカーを調達することができますが、自分でカスタマイズすることができない上、長期間に渡ってレンタルする場合には、割高になってしまうというデメリットがあります。

既存の車を改造する

元々キッチンカーではない車体をキッチンカーに改造するという方法もあります。ベースの車体によって仕様は大きく変わってきますが、場合によっては、およそ15〜20万ほどの改造キットで改造が可能なこともあります。

ただし、保健所の許可を得ることができるように細かな部分まできちんと改造を行うことが必要であるため、専門的な知識や技術が必要になってくるというデメリットがあります。

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キッチンカー以外に調達したいアイテム

キッチンカー以外に調達したいアイテム

キッチンカー開業に伴い、キッチンカー以外にも調達しておきたいアイテムがいくつかあります。本項目では、3点のアイテムについてご紹介致します。

看板・のぼりなどの集客アイテム

看板・のぼりといったアイキャッチの集客アイテムの調達は必須です。キッチンカーを派手にしたとしても、やはり看板やのぼりによってどんなものを販売しているのか等をアピールしなければ、お客様は立ち寄ってくれません。

のぼりに関しては1パターンだけでなく、その日のメニューや客層によって変更できるように、数パターン用意しておくと便利です。

パンフレットやチラシ

購入してくれたお客様に商品と共に渡したり、購入を迷っているお客様に渡したりできるように、パンフレットやチラシもある程度準備しておくことが大切です。

POSレジ

レジの準備も忘れないようにしましょう。POSレジであれば、会計業務だけでなく、様々な分析も行うことができるので、とても便利です。

POS+(ポスタス)であれば、導入から運営までサポートしてもらえる上、多機能かつ柔軟なオプションが多数付いています。

場所を取らないタブレット型のレジを導入することができるため、店舗の雰囲気を損ねることなく、スタイリッシュなお店を演出することができます。

タブレット型POSレジの導入でレジ業務も効率化!

前述したとおり、キッチンカーであってもPOSレジの導入は必須であるといえます。タブレット型POSレジを導入し、レジ業務を効率化させることで売上の最大化を図ることが可能です。

POS+food(ポスタスフード)であれば、キッチンカーという狭い空間であっても、タブレット端末1台を準備するだけで、簡単にレジ業務を行うことができます。キッチンカーにおすすめのPOS+foodの主な機能は下記の通りです。

外部システムとの連携キャッシュレス端末等との連携がスムーズ
一元管理を実現原価や売上シフト等を簡単に一元管理
多彩な分析機能多様な切り口で様々な分析を行いレポート
圧倒的なサポート力基本料金内で365日コールセンター対応及び駆けつけサポート

もちろん会計機能も完備されており、初めてキッチンカーを運営する方でも簡単に操作ができるため、POS+foodがおすすめです。

POS+ foodサービスページ

キッチンカー開業に活用できる補助金・助成金はある?

キッチンカー開業に活用できる補助金・助成金はある?

前述した通り、キッチンカー開業に活用できる補助金・助成金には様々な種類があります。本項目では4種類の補助金についてご紹介致します。

地域創造的起業補助金

地域創造的起業補助金は、新たに創業される事業が新たな需要や雇用を促すものであり、経済を活性化すると判断された場合に創業に必要な経費の一部を助成してくれる補助金です。

補助対象と認められた経費のうち、1/2以下の経費が補助されます。具体的な補助金額の範囲は下記の表の通りです。

外部資金調達なし外部資金調達有り
50万円以上100万円以内50万円以上200万円以内

ものづくり補助金

ものづくり補助金とは、正式名称は「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」と言い、中小企業等による革新的なサービスを開発する際の設備投資を支援してくれる補助金です。

補助対象と認められた経費のうち、中小企業では1/2以下、小規模事業者では2/3以下の経費が補助されます。具体的な補助金額の範囲は100万円〜1,000万円となっています。

創業支援等事業者補助金

創業支援等事業者補助金とは、新たに事業を創業する中小企業または個人事業主に対し、需要や雇用を創出する事業であると認められた場合に助成を受けられる補助金です。

補助対象と認められた経費のうち、1/2以下の経費が補助されます。具体的な補助金額の範囲は下記の表の通りです。

外部資金調達なし外部資金調達有り
50万円以上100万円以内50万円以上200万円以内

地域雇用開発 助成金

地域雇用開発助成金とは、求職者数に比べて雇用機会が著しく不足している地域、若年層の流出が著しい地域等で、新規に事業を創業し地域の求職者を雇い入れた事業主に対して支給される助成金です。

事業所の設置等の費用及び雇い入れによって増加した労働者数に応じた助成金を受け取ることができます。

キッチンカーで失敗しないためには?成功のポイント

キッチンカーで失敗しないためには?成功のポイント

キッチンカーを開業しても、1年以内におよそ30%もの人が廃業してしまっているというデータがあります。

(参照元:キッチンカー開業・売上UPコンサルティングhttps://www.asombroso.jp/consulting

本記事では、キッチンカーで失敗しないために、成功のポイントを解説致します。

客単価アップ

なんと言ってもまずは客単価をアップさせることが重要です。例えばアイスクリームであれば、シングルではなく、ダブルを購入してもらうだとか、別料金のトッピングを付けてもらえるようにセールストークやPOP等でアピールしましょう。

利益率の高いメニュー

商売ですので、利益率の高いメニューを開発し、看板商品としていくのが大切です。可能な限り良い食材かつ原価を安く仕入れ、販売価格は市場と同程度の価格に設定し、利益を確保できるようにしましょう。

また利益率の高いメニューが必ず注文されるような仕組みづくりも大切です。

季節感のあるメニュー

季節感のあるインスタ映えするメニューを開発しましょう。シーズンごとにメニュー開発を行うのは大変ではありますが、「期間限定」商品でプレミア感があり、なおかつインスタ映えする商品であれば、宣伝しなくとも購入者がSNSで拡散してくれます。結果的に集客アップへと繋がるでしょう。

提供スピードアップ

インスタ映えするメニューやこだわりのメニューも大切ですが、キッチンカーで求められるのは提供スピードと言っても過言ではありません。夏は暑く、冬は寒い中お客様は外で商品の購入を待っているのです。
また、提供スピードがアップすることにより、回転率もアップし、売上アップへと繋がります。
唯一無二のメニューとキャッチコピー
他店の売れている商品を真似したくなるかもしれませんが、それでは差別化が図れません。他では食べることのできない唯一無二のメニューを開発し、印象深いキャッチコピーを設定しましょう。

このキッチンカーでしか味わえないとなれば、わざわざお客様の方からキッチンカーを探し求めて購入しにきてくれるようになるでしょう。

まとめ

本記事では、需要の高まるキッチンカーの開業に必要な準備及び許可について、開業までの流れや成功のポイントなどをご紹介致しました。

実店舗を構えるよりも、キッチンカーで開業する方が初期費用をはじめ固定費安く済むことから、今後も多くの方がキッチンカー事業へ参入していくでしょう。多くの競合の中で生き残るためには他店との差別化が重要です。

他店と差別化するために、POSレジを導入し、分析機能を大いに活用してキッチンカー事業を成功させましょう。

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